アメリカ西海岸で買い付けたgaggenauの冷蔵庫と冷凍庫。
あっちのリテールプライスは日本の3分の1なんだよね。
国内でセット324万円が、西海岸で買うとセットで100万円しないんだ・・・






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~~~~~gaggenau ガゲナウ 冷蔵庫 冷凍庫 格安 並行輸入 まとめページ~~~~~


gaggenau冷蔵庫と冷凍庫。RF461701  RC462701 
個人輸入する際の防忘のために記載しておきます。


~~~~~買うもの~~~~~

1)冷蔵庫
2)冷凍庫
3)アップトランス 2個
4)ドアハンドル 2個
5)キッチンそのもの


~~~~~買い方~~~~~

1) 2) これは現地の業者さんでも良いし、もっと安くしたければイーベイでも大丈夫です。
我家は小売店経由で9000ドル以下で買いました。消費税を除いても約200万円は浮きます。
確実なのはアメリカ在住の知り合いに買ってもらう事かもしれません。
型番は RF461701  RC462701 になります。
国内調達すると、消費税込みで2個で324万円の見積もりがくると思います。
おそらく、値引での販売を禁止されていると思われ、設置費用や搬入費用で割引をしてくれます。
本国ではなく、国内正規代理店の指示ではないかと思われます。


3)国内で調達します。
もともと、アメリカの製品を日本仕様にしているわけではなく、そのままアメリカ仕様が
船に載ってやってきていると思われます。インジケーターも日本語表示などありません。

120ボルトのアップトランスは、今現在は以下の日本の製品になります。
ノグチトランス販売株式会社のU-600Eという製品で7000円程度のものです。
これを2個購入する必要があります。



(2019年1月の段階で、ノグチトランスでの販売は中止されています
ゼネラルトランスにて、同等品を探す形になります)

↓↓↓ゼネラルトランスのページです。





↓↓↓ これが買うトランスです。


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通販もあります。準備して置いてください。
ちなみに、インバーターものは50Hzでも、60Hzでも関係ありません。
都内は50Hzなのですが、アメリカの60Hz仕様でちゃんと本来の性能が出ています。
スーパーフリージングでマイナス30度以下まで下がっています。


4)ドアハンドルは、ガゲナウ取扱いをしているキッチン製作業者さんで買うのが
一番なのではないかと思われます。ただ、キッチン業者さんに造ってもらうのもアリです。
我家の場合、冷蔵庫と冷凍庫の納品までに発注かけて半年間かかるとの事だったので
急ぎで組んでしまいたかった事もあり、本国での値段、香港での値段、アメリカでの値段など
現地の知り合いを通じて調べていき、どうも内外価格差が大きいという事に気付きました。
ポルシェと同じですね。フェラーリは全世界で同じような販売価格ですがポルシェは北米の売上げが
大きな位置づけになるらしく、米国内のリテールプライスを戦略的に安くしています。
我家のカイエンターボもアメリカから並行輸入しようとしましたが、こちらはディーラーで買っています。


5)キッチンの入れもの
この冷蔵庫と冷凍庫はセルフスタンディングではありません。
何か箱に入れて外箱にネジ止めするようにして固定し、扉も外箱と同じ部材で作れます。
そういう入れ物が無いと、手前に倒れてくる様な形です。熱排気の系統が下になっているため
扉と排気孔を前後方向でオフセットするためと思われます。
キッチンの入れ物は、かなり正確造ってもらう必要があります。
逆にいうと、そういった正確なすっきりした入れ物でないと、チリを合わせる気遣いをしても
意味が希薄になってしまいます。
おのずと既製品では対応できず、結局のところオーダーキッチンになると思います。
我家のキッチンは、冷蔵庫の費用を除いて600万円程度に落ち着きました。
普通に冷蔵庫と冷凍庫を国内で買っていてはキッチンだけで1000万円に達してしまうため
苦労した分、節約にもなっています。


~~~~~商品購入に実際かかった費用~~~~~


1)+2) で9000ドルでした。
アメリカ国内のリテールプライスは10000ドルだったと記憶しています。

~~~~~アメリカから日本へ送るコスト~~~~~

これに現地のエージェントの配送料が12万円(これで船積みまでしてくれました)
さらに船便の保険料も含めた送料が西海岸から東京港まで、10万円かかります。

ここまでの費用で、東京港までは送られてきます。
ちょうどお台場周辺の保税倉庫に入れてくれるまでに、これらのコストがかかります。


~~~~~国内についてからのコスト~~~~~

弊社は輸入商材を扱う会社なので、個人で輸入してくるのは慣れていますが、
実際にここまでの重量物を輸入する事はしていません。
このため、乙仲さんに載せてもらってからエックス線検査に連れて行かれた場合
に対応が難しくなります。


このため、通関業者を探して頼む事にしました。
このコストが代行手数料、横持ち込み、そして23区内への配送及び
ユニック3段での吊り作業も含めて20万円。


通関作業が終わった段階で、消費税を支払うために10万円(アメリカでの販売価格の8%)
を支払います。基本的には、冷蔵庫は贅沢品でも何でもないので、関税はありません。


~~~~~~実際の節約額~~~~~~

これらのコストが、現地の販売価格に上乗せされます。
実質200万円が浮いたと思っていましたが、節約出来るのは150万円程度と思っていた方が
良いと思います。


これらの、手間や設置に関わる時間など、正規代理店の品物であれば
「おまかせ」出来る部分を気にしながらの一連の流れを楽しめない場合はNGです。

~~~~~~個人輸入にした経緯~~~~~~

今回、自分が個人輸入に踏み切った原因は、納期の遅さからとなります。
半年前に発注しないと納品が行われないというのでは、竣工までに間に合わないという部分があり
たまたま調べていたところ、安い商品が西海岸にあるというのがわかり購入。


個人的に、ここまで安ければダメでも笑い話になると思い、チャレンジしようと考えて
自己責任で運んできました。
そういう経緯もあるため、万人の皆さんにオススメする事は出来ません。
また、ダメになったら自分で治すか、あとはもう一度買ってみるかという気軽な気持ちで
チャレンジしています。
ギリギリのコストで、節約に命をかけている方には、精神衛生上の問題が大きく
やはりオススメできません。
笑い話代わりに買ってみるかという、気軽なスタンスで輸入してみてください。


でも、今回の建築でも、この冷蔵庫と冷凍庫に関わるエピソードは、ジジイになっても
思い出話になる、良いネタになりました。
こういう失敗談や苦労話は良いものです。
フェラーリが燃えちゃったというのに似ていて、ありえない状況になると、笑えるのと
似ています。でも、なかなか自分のフェラーリは燃えないものですよ。
今回の冷蔵庫が半年で壊れたら、355が燃えちゃった経験よりもエピソードしては濃いものが
得られるような気がしています。


~~~~~ガゲナウのスタンス~~~~~


ガゲナウ本社の方針は、ポルシェに似ています。
並行モノを許さないという感じでしょうか。
逆にフェラーリは、そういう部分はおおらかです。
商売に対するスタンスの違いですが、個人的には適当な性格なので
フェラーリの方が好ましく思います。


今後、本社が西海岸のディーラーに圧力をかけて、パーツ一個でも
日本に輸出してはダメだという事を言ってきたら、アメリカに仕事に行った時に
直接オーダーをいれるか、アメリカに住んでいる知人に買ってもらうかしないと
消耗品の手配に苦労する事になります。


ガゲナウ本社は、こんな小さなブログをみていないと思っていますが、
企業としてのスタイルが問われる部分ですから、個人的にはアメリカのガゲナウ代理店の
対応にとても興味があります。


彼らが、快く消耗部品を送ってくれるようであれば、そういうスタイルでの管理になりますし、
ドイツ本国から注意を受けていて・・・・と困っている様であれば、おそらく企業として
顧客管理をしっかりして収益をあげていきたいという日本国内では発展途上としての
段階にあるのだと思います。アメリカは修理パーツが沢山流通していて、他の家電メーカーと
実は共用パーツも多いところから、補修部品は困らないと思われます。
また、ビンテージフェラーリの様に全世界欠品パーツをプレミア付きでイギリスから
輸入する事なども皆無だと思われます。


おそらく、アメリカではファーストオーナーなので、全く問題なく補修部品を出してもらえると思います。
逆に、日本で補修部品をオーダーするよりも、ずっと安いのかもしれません。


もう少し、突き抜けたブランドになると、細かな事を言わずに済むと思うのですが、
(フェラーリやRRなどの様に)個人的には、ドイツモノという所からも、並行モノを
許さない姿勢からも、ポルシェの様な存在にあります。


~~~~~商品に対する評価~~~~~


今回の建築では、冷蔵庫、冷凍庫の導入で、とても良い経験をしました。
結論は、5年償却したと仮定して、それまでのメンテナンスコストがどの程度になるか、
メンテナンスフリーで60ヶ月を過ごせるかで、決まるような気がします。
もし業務用で入れたのであれば、60ヶ月はメンテナンスフリーで動いてくれないと
ちょっと・・・・と思うでしょうから、まずは5年トータルコストを見てみようと思います。


適宜、レポートしてみようと思います☆


高価だという冷蔵庫。
100万円が1万円に感じる事が出来るヒトが、何も考えずにお買い上げになるのでは
これが自分の今の印象です。
でも、ガッチリとした石の床の家に組むには、質感が高くて素敵です。
これから、ハイブランドとして君臨できるのか、日本国内での立ち位置に注目しています。


頑張って欲しいです。ガゲナウ冷蔵庫。