千一のブログ 寝たきり界の鎌倉殿 重度障害ある鎌倉市議のほぼ毎日更新

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寝たきり界のトップランナー
皆様のお陰で議員6期連続23年当選中。
とうとう脳と内臓以外動かなくなってきましたが、
夢はますます熱く燃えています。
声が出せなくなる最後まで闘って参ります。


加賀乙彦さん(作家)推薦


しゃべれない。手足も動かない。そんな重度の障がい者にして、古都・鎌倉の市議会議員。選挙にでた経緯から議会との対決までをユーモラスにつづります。大好評発売中!



じろじろ見てよ
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じろじろ見てよ

先週からお祭りラッシュの鎌倉ですが、光くんが第18回山ノ内八雲神社宵宮祭のお手伝いをしました。


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正午に集合し設営に取り掛かるという、まさに灼熱の中で宵宮祭の準備は始まったが、山ノ内の人たちには暑さは関係なかった。


テント設営から町内会館から炎天下を机やイスを運搬。ベテランのリードであっという間に、設営を完了させた。


私は焼き物の係を拝命。20年ぶり位に焼き鳥の台に向かったが、こちらも大ベテランの指導で、上手く焼けるようになった。


販売開始の3時には準備万端整った。


焼きそばも焼き鳥も完売。

お祭りの終了に合わせたかのように売り切れるという絶妙だった。



私はコロナ前はあちこちのお祭りに関わってきた。しかしこれほどに手伝いやすいお祭りはなかなかないので、大事な点を記す。


1、万全な熱中症対策

町内会館に冷房をガンガン効かせた控室を用意。これがあったから私は最後までお手伝いできた。


2、美味い焼きそば、美味い焼き鳥

貼り出したレシピに忠実に焼くよう指導してもらった


3、仕事の指示がしっかりしている

よくある船頭多くして…は一切なし。

優れたリーダー、サブリーダーがいた。


4、ベテランと中堅、若手、新入りが上手くやっている

超ベテランの怖そうなおやっさんが、私にも「ありがとうございます」と。だからみんなが付いてくのだろう。ベテランは一歩引き、若手に任せる雰囲気も感じた。


5、高校生ボランティアがよく働く

町内だけでなく鎌学の高校生が大勢手伝いにきていた。


最後に、この夏焼き鳥をやる読者のために、ふっくらした焼き鳥の焼き方を記録しておく。


タレ、塩ダレ共通

①焼き鳥はタレに数分漬けておく

②焼きは串を頻繁に回転させる

③串の棒を焼かないように

④軽く焼きめがついたら、ハサミで3〜4か所切れ目を入れる

⑤もう一度タレに入れる

⑥さらに焼く 特にタレは焦げるので頻繁に回転さすこと

⑦スプレーで酒をふりかける

⑧アルコールを飛ばして、出来上がり



会場は北鎌倉駅前すぐ、古民家ミュージアム隣の駐車場



奥がタレ、手前が塩ダレ
皆さん暑い中、頑張った。

超満員の人盛り

最後は花火も上がった。

バラシ、片付けは9時過ぎとなりました。
皆様、お疲れ様でした。

大木が倒れそう…  崖が崩れてきたら…
いくつか相談を受けてきましたが、そのうちの一つがようやく解決しそうです。

僕の片腕、光くんがレポートします

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〝大動脈〟新佐助トンネル 崩落防止工事8月中完成へ 景観にも配慮




緑化のため植生シートで覆われた新佐助トンネル上部 =13日


昨年6月、大雨の後の新佐助トンネル出口の上部で起きたがけ崩れの対策工事がようやく完了する。


新佐助トンネルは、鎌倉市街地と常盤、梶原、深沢地区を結ぶ市役所通りに位置し、住民にとって生活の大動脈だ。

それだけに、市は少なくとも5000万円近くの工費を投入したとみられる。

現場は急傾斜のうえ、民家民有地にも隣接。
すぐ下には車や歩行者か行き交うという難工事は、応急処置と検討期間も含め1年以上もかかったことになる。

注目したいのは擁壁だ。
よく見かけるコンクリートむき出しの擁壁化ではなく、鎌倉らしく景観にも配慮。全体を植生マットが覆う。
これからネットを被せマットを抑えるという。

工事関係者によると、8月中には工事を完了させるとのこと。
緑に覆われ再生するがけの姿が楽しみだ。


小石がバラバラきたら
それはがけ崩れの前兆


岩盤がむき出しになった新佐助トンネル上部 =昨年6月


近くの住民の方から少し気になるお話を耳にした。
「時々がけの小石が落ちてくるので、市にフェンスを立ててもらっていた。がけ崩れの1週間前から実はパラパラときていた。あのフェンスががけ崩れの土砂を受け止めた。」
という。

がけ崩れは白昼に起きた。フェンスがなかったらと思うとゾッとする。

小石がパラパラときたら危険信号だ。すぐに市役所、緊急時は消防に連絡して欲しい。


市役所通りには、樹木に覆われた似たようなトンネルが他に2本。市内には至る所に危険ながけ地がある。

いつ倒れるかもわからない危険木は年々ひょろひょろと巨大化する。
風雨にさらされ続けるがけ地は、知らぬ間に限界を迎えていく。

鎌倉は大変な問題を抱えている。


発生当時のブログ記事

大船駅笠間口のバリアフリー状況を見る


問題については、僕自身が利用者の方からお話も聞きました。

光くんが現場を取材しました。


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大船駅笠間口(北口)を利用している電動車いす利用者の方から、地上から駅に改札に上がるエスカレーターが1週間も故障しており、隣のエレベーターが混雑して困っていると連絡をいただいた。


エレベーターは程なくして動き出したのだが、取材をしてみるといくつかのことが見えてきた。



新設なのにエスカレーターは古い?



エスカレーターの故障原因は公表されていないが、私の取材では写真右のエレベーターからな潤滑油の油漏れが見つかったためだった可能性がある。


2014年に武蔵小杉駅でエスカレーターが急停止した後に逆走、11人が重軽傷を負う事故では点検業者の5人が書類送検されている。


エスカレーター事故は増えており、2011年から去年3月末までに、国交省に自治体から報告があったものだけで54件。中には死亡事故もある。




笠間口は平成18年にオープンした新しい出入り口だか、エスカレーターをよく観察してみると・・・





上の画像を見ていただくと、手すりのベルトがすり減って変色しているように見える。

笠間口は平成18年にオープン。横浜市が管理しているが、10年も経たないうちにここまで劣化するものなのだろうか。


エレベーターも全体的に古く感じる。関係者に話を聞くと、「中古のものを設置したのではないか」という。



入口シャッターが何年も故障 風雨吹き込む



笠間口は終電後から始発までシャッターが下りるようになっているが、シャッターが故障したまま、もう何年もシャッターが下りない状態だ。

24時間雨風がエスカレーターにあたってしまっている。


車いす1台でいっばい
籠が小さいエレベーター


一方、隣にあるエレベーターは籠が小さい。大きな荷物を持っていると、人3人でいっぱいになってしまう。

いつも笠間口を利用している車いす利用者の男性は言う
「エスカレーターが動かない時は、高齢者の方がエレベーターに並んで、なかなか乗れなかった。このエレベーターは小さいので、車いすが1台しか乗れない。もう少し大きくしてほしい」。



鎌倉市と横浜駅の境にある大船駅のなかで、笠間口は横浜市に位置する。

度重なる住民の要請や署名運動により実現した。39億円の費用がかかっている。

住所は横浜市だが利用する鎌倉市民も多い。
大船駅とそのまわりのバリアフリーについては、横浜市側の関係者と連携しながら今後も取材を続けていきたい。