鎌倉音楽家“夢の競演”にホールを埋めた200人が酔いしれたーー。鎌倉の地で鎌倉に縁あるアーチストを招き質の良い音楽を提供しているこずえサロンアザレア会の50回アニバーサルコンサートが30日、鎌倉きららホールで開かれた。
【光】
挨拶する主宰者の河井こずえさん。
鎌倉四ツ竹会の琉球舞踊で幕を開けた。

深沢生涯学習センターなどで活動する 鎌倉四ツ竹の会。お祝いの席など披露されるという琉球伝統の舞が50回を記念するコンサートのオープニングを飾った。
続いて気鋭のジャズピアニスト柾本逐也がディズニープリンセスメドレーを軽快に奏でた。

Pf.柾本逐也、Ba.郡司美知子、Ds.鈴木信雄
そして、古くからの“河井ファミリー”の一人、ディーン“マーティン”森田。Jazzin鎌倉でお馴染みの魅惑のボイスは、齢を重ねるごと柔らかくさらに円熟みを増している。
続いてシャンソン歌手の磯貝麗子が
フランスの名曲「水に流して」「貴方に口づけを」「愛の讃歌」 を切々と歌い上げた。

Pf.伊藤暁美
続いてはクラリネットの山口真央が
ニューシネマパラダイスより「愛のテーマ」をゆったりと心地よく響かせた。

そして、名実ともに本会を率いる河井こずえのマリンバ。
ローズピンクのドレスに身を包んだ河井は「久しぶりに出した」という大きな木琴を操り「ラプソディーンインブルー」「エンターテナー」のピアノ曲2曲を弾いた。
ポンポンと木琴の柔らかい音色は、時に強く大きく、時に小さ低く、ピアノとの楽しげなコラボレーションとなった。

休憩を挟み、再び柾本逐也が登場。アルゼンチン舞曲3曲を続けて披露したが、今までに聴いたことないような特異な旋律に驚いた。
年老いた牛飼いのユーモラスなステップに始まり、優雅というより切なさを感じるような6/8拍子に転調、そして荒々しいカーボーイが馬に跨がりダイナミックに疾走するような狂乱のラストへ向かった。

Pf.首藤亜希
鎌倉では著名なバイオリニストの岩下知子は日本フィル出身の本格派。
クライスラーのテンポディ・メヌエットなど3曲を選んだ。弦の擦れ合う音色が低音高音幾十にも重なり、一人二重奏、三重奏の様相を成した。
ちなみに手に持つバイオリンは、以前こずえサロンで演奏した際に聴いた18世紀製造の文化財級挺と思われる。
ラストは鎌倉出身のオペラ歌手の丹呉由利子。物凄い声量に会場の空気は一変。全身から発せられた丹呉の声は振動となって聴く者の全身にシャワーのように降り注がれた。記者も完全ノックアウト。所属の藤原歌劇団の公演に行かなければ。
これだけクオリティの高い音楽を気軽に味わえるのは、文化都市鎌倉ならではだ。
こずえサロンアザレア会は永久に不滅。第100回までやりましょう!
第51回こずえサロンアザレア会は
ハーブ奏者の八木健一さんをお迎えし、9月26日(土) 午前10時から
鎌倉生涯学習センター 音楽室です。








