フェルメール 「地理学者」 と オランダ・フランドル絵画展
昨日Bunkamuraで開催中の展示会を見に行く。
地上に35点しか残存していないフェルメールのうちの1点、「地理学者」を中心に、レンブラントの弟子たちなどフランドル(ベルギー北部)の画家の作品を展示。

その時代は地理学、天文学、物理学が発達した時期で、メルカトルの世界地図(1569)、ブラウの地球儀(1599)、ホンディクスの天球儀(1600)、ガリレオガリレイの屈折望遠鏡(1609)が製作され、ニュートンが万有引力を発表した。(1665)
天文学はキリスト教圏では宗教との関連が強い。 調べてみると、15世紀に発明された活版印刷の普及に支えられ、ルター以降(1615~)の宗教改革、地動説が大量な情報とともに伝達され、古い権威によって安易に否定されないパワーを高めてゆく時期だった。 キリスト教会は、長年にわたり組織・権威として発展する反面、自己保存、利権、金権へと堕落していった閉塞した世の中だったが、「科学」によって視界が飛躍的によくなり、実際に船団を組み世界中に進出してゆく転換期、拡大期だった。
フェルメールの絵からは、そんな時代に、はてしない世界をイメージし、わくわくする気持ちを内に秘めながらコンパスを振る地理学者の心情が伝わってくるようだ。
地上に35点しか残存していないフェルメールのうちの1点、「地理学者」を中心に、レンブラントの弟子たちなどフランドル(ベルギー北部)の画家の作品を展示。

その時代は地理学、天文学、物理学が発達した時期で、メルカトルの世界地図(1569)、ブラウの地球儀(1599)、ホンディクスの天球儀(1600)、ガリレオガリレイの屈折望遠鏡(1609)が製作され、ニュートンが万有引力を発表した。(1665)
天文学はキリスト教圏では宗教との関連が強い。 調べてみると、15世紀に発明された活版印刷の普及に支えられ、ルター以降(1615~)の宗教改革、地動説が大量な情報とともに伝達され、古い権威によって安易に否定されないパワーを高めてゆく時期だった。 キリスト教会は、長年にわたり組織・権威として発展する反面、自己保存、利権、金権へと堕落していった閉塞した世の中だったが、「科学」によって視界が飛躍的によくなり、実際に船団を組み世界中に進出してゆく転換期、拡大期だった。
フェルメールの絵からは、そんな時代に、はてしない世界をイメージし、わくわくする気持ちを内に秘めながらコンパスを振る地理学者の心情が伝わってくるようだ。


