1.経営戦略の本質

2.マーケティングの集中

3.リソースの集中

4.経営戦略について考えること

 

 

ご訪問ありがとうございます。

 

 

じろうです。

 

 

1.経営戦略の本質

経営戦略の本質とは、選択と集中のことだと思います。

 

 

ドラッカー先生がおっしゃる選択と集中です。

 

 

戦略とは、「戦を略す」と書きます。

 

 

よく部下に経営戦略について話すことですが、

 

 

個人レベルでスキルをあげて作業スピードを2倍に上げることは素晴らしいことです。

 

 

その人でないと出来ないことなので、個人の価値は上がります。

 

 

ただし、その人でないとその生産性は出せません。

 

 

しかし、作業量自体を半分にする得策を考えた場合に

 

 

誰でも当初の作業スピードを2倍にすることが可能となります。

 

 

これが、戦略的に考えることだと思います。

 

 

2.マーケティングの集中

経営戦略を学ぶとマーケティングについて必ず触れることになりますが、

 

 

「マーケティング」という言葉がとっつきにくいものだと感じています。

 

 

ただし、戦略的に考えると分かりやすいです。

 

 

自分たちが戦う市場(マーケット)で何かを略すことがマーケティングです。

 

 

さて、どのように略すのかといえば

 

 

まずは、選択です。

 

 

市場の中でも自分たちが戦う場所を選択します。

 

 

これは、市場全体を分割し、その分割された中で一番勝てそうなエリアを選択するというものです。

 

 

これは、自分たちの商品を

 

 

その商品を欲する人たちに絞って売り込めば

 

 

成功確率は上がりますよねってことです。

 

 

作業量の話と同じで、全ての業務を行おうとすれば、その分、時間と労力を消費します。

 

 

できる営業マンが市場全体に営業を掛けて、多くの仕事を獲得することは可能かもしれませんが

 

 

それは、個人の能力差による不確実な行為です。

 

 

ここで、戦うエリアを選択し、絞ることで普通の営業マンでもじっくり時間と労力を集中できるので、

 

 

その分、仕事を獲得できる可能性も高くなります。

 

 

マーケティングは、戦うエリアを略して勝つことを目的としているものです。

 

 

3.リソースの集中

経営戦略の本質

 

 

それは、リソースの集中です。

 

 

リソースとは経営資源のことで、ヒト・モノ・カネです。

 

 

もちろん、時間も重要なリソースです。

 

 

これらのリソースを選択した戦場に対して集中することで成果を上げることが可能となります。

 

 

A事業とB事業があり、A事業の収益性が高いのであれば

 

 

A事業にリソースを集中させることで収益性を最大化することが可能です。

 

 

ここで、少しでもB事業にリソースを割けば、収益性は最大化することが出来ません。

 

 

どんな時でも、成果を最大化したい場合は、戦場を選択し、リソースを集中させることが重要となります。

 

ここでの戦場とは、マーケティングの市場のことであり、知的生産のイシュー度の高いことであり、資格試験のプレテストのことであり、本当に力を注ぐ必要がある分野全てが対象になります。

 

 

4.経営戦略について考えること

経営戦略は、そのままの意味では捉えがたい言葉ではありますが、非常にシンプルな考え方です。

 

 

戦う場所を選択し、持てる力を集中させて、最大の効用を獲得するものです。

 

 

ビジネスに限らず、どのような分野でも活用できる考えかたであると思います。

 

 

勉強でも家事でも育児でもダイエットでもスキル取得でも

 

 

何か目的や目標があり、その達成のためには何をどのように使えば良いのかを教えてくれるフレームワークの一つだと思います。

 

 

そして、この選択を考える上で重要なことが、重要度・緊急度マトリックスであり、イシュー度であると思います。

 

 

経営戦略の本質は非常にシンプルです。

 

 

すぐに取得できる考え方とスキルだと思いますので、ご活用いただければ幸いです。

 

 

では、また。

 

 

 参考文献