何日か前に茨城の実家に帰った。

2年半ぶりだった。

将来不透明なまま、絵をいかせる仕事をするといって、オヤジと喧嘩してから、


実際は3年あまり実家には寄り付かない生活をしていた。


心残りは、母親と‘相棒,だった。


さすらいPAINTER~ジローの日記-100727_140128.JPG


相棒…性別、漢

推定年齢 16歳

若い頃はよく血塗れで帰って来たけど、基本は穏やかで優しい甘えん坊。

シラスが好物。

10年以上一緒に寝ていた相棒であるが、

上記が切っ掛けで、疎遠になるに従い、さらに老齢によるボケも出始めて、実家から完全に離れる頃には、訪問のたびに逃げたり、床下に身を隠すようになってしまった。

もうだめだな、とあきらめつつ、恋人を思うように会わずともずっと思い続けて来た。


今回実家を訪ねたのは、展示する絵の補充のために、実家に残してある絵を取りに行くためだった。

あー長くなりそう…結果として、奴は全然忘れてなかったんだな。

今生の別れと思って会いに行ったけど、差し出した顔にタックルスリスリ口に入った毛をぺっぺっしながらうれしかったな。


帰りにノーマンロックウェルの画集を買った。