jiro-sumo-iのブログ

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前回のこのブログ「歴史的「横綱不安定時代」の春場所開幕間近」で、2022年以降は、過去に例がないくらい横綱の優勝が少ない状態が続いている、言い換えれば横綱がその地位にふさわしい成績を残していない旨書きました。

そして、春場所もその通りの結果になりました。

大の里は1勝もできずに途中休場、豊昇龍は横綱昇進後7場所にして未だ優勝できない状態。

結果、関脇霧島が、14日目、千秋楽と連敗したにもかかわらず単独V達成という、何とも締まりのない結果に終わりました。

これで3場所連続で12勝という低レベルの優勝になりました。

過去このブログで何回か取り上げましたが、1場所15日制が定着した1949年5月以降、440場所の勝星毎の優勝回数は以下の通りです。

・全勝 75場所(17.0%)

・14勝 159場所(36.1%)

・13勝 148場所(33.6%)

・12勝 54場所(12.3%)

・11勝 4場所(0.9%)

つまり、12勝の優勝というのは全勝優勝より珍しく、確率的には年に1回あるかないかです。

3敗もしてしまうと、自力ではどうしようもなく、周りが負けてくれないと優勝できません。

歴代最多、45回の優勝を誇る白鵬の12勝での優勝は1回のみ。

25回優勝の朝青龍は、全て13勝以上の優勝です。

こういった大横綱と比較するのは酷ですが、それにしても低次元の状態が続いています。

今場所でその12勝以下での優勝が歴代最長タイの3場所連続になりました。

同じく3場所連続で12勝以下での優勝だったのは、過去3回です(カッコ内はそれぞれの場所の優勝力士)。

・1972年1、3、5月(前頭5・栃東、関脇・長谷川、大関・輪島)

・2022年3、5、7月(関脇・若隆景、横綱・照ノ富士、前頭2・逸ノ城)

・2022年11月、2023年1、3月(前頭9・阿炎、大関・貴景勝、関脇・霧馬山)

 

前回のブログ「歴史的「横綱不安定時代」の春場所開幕間近」で、「横綱不安定時代」を、「横綱が年間半分に満たない2回以下しか優勝しない年」と定義し、それが前例ない長期間、2022年以降4年間続いている旨書きました。

ちなみに、1972年は年間を通じて横綱の優勝は1回だけでした。

その後、ブログで書いた「横綱不安定時代」に入る前の2021年までは、3場所連続12勝以下の優勝という事象が50年間出ませんでしたが、2022年以降立て続けに起きています。

まさに、混迷ここに極まれり、といった感じです。

 

今場所の相撲内容を見る限り、豊昇龍には多くは望めません。

1勝もできずに休場した大の里に、来場所いきなり優勝を望むは酷でしょう。

そう考えると、来場所もまた「群雄割拠」ではなく「どんぐりの背比べ」状態が続き、史上初の4場所連続12勝以下での優勝という、締まりのない結果になっても不思議はないと言わざるを得ません。