一箇所あるシートン法のゴムはまだ取れずに浸出液が出続けており、未だにオムツ生活(ナプキンだとズレるのでオムツの方がラクなのです)。そして、若干の鈍い痛みあり。
1月の再手術時に「最低半年はかかる」と言われて半年が経過したのですが、まだ通院は続きそうです。
他方で、IBS(過敏性腸症候群)は「寛解に向かっている」と言って良いであろう状態になったかと思います。
毎日が理想的な快便というわけではありませんが、少なくともIBS罹患前の状態には戻りました。
1日1回、朝に排便。基本的にはまあまあ硬さのあるバナナ状。飲みすぎたり食べすぎたりした翌日は緩くなることはあれど、IBSが酷かった時のような下痢ではありません。
若干気になるのはガス(オナラ)がやや多めなことくらいでしょうか。
さて先日、奥歯に痛みを感じて歯医者さんへ。「虫歯ではない。歯槽膿漏だと思われる」とのことで鎮痛剤(ロキソニン)と抗生物質が処方され「これで一週間様子を見ましょう」と言われました。この時、ものすごく嫌な予感がしました。
IBS罹患のきっかけは痔瘻1回目の手術後の鎮痛剤の多量服用、及び職場でのストレスのダブルパンチではないかと推測しています。
と言うわけで、鎮痛剤を飲むのは抵抗あり。抗生物質も腸内環境を悪化させると言われています。
でも、歯の痛みというのはQOLを著しく下げるので、仕方なく服用しました。すると数日間の服用で痛みが消失。再受診時に「また様子を見て痛くなったら来てください」と言われて、治療もなく終了。
懸念したIBSの再発はなし。
今さら思い出したのは、痔瘻手術後しばらくの間、激痛で目が覚めていたこと。そして起床後すぐに鎮痛剤を飲んでいたこと。
鎮痛剤は胃腸の負担を軽くするために「食後」に飲むものとされています。ですが、激痛を1秒でも早く緩和させたくて朝は空腹時に服用していました。これが良くなかった可能性があります。
あとはやはり「ストレス」ですね。当時の職場からは異動になり、今は社内ニート状態。もはやプライドも何もなく「座ってるだけで金がもらえるならラッキー」と開き直っているのでストレスはほとんどありません。
酷い上司にイジメられていたあの頃は深刻な適応障害を発症していたのだと今になって思います。それほど辛かったです。これもIBS発症の一因に違いないと思います。
脳腸相関とも腸脳相関とも言われますが、脳と腸は密接に関係しておりストレスによって自律神経が乱れると腸にも悪影響があるのだそう。IBSというほどではなくても、ストレスを感じるとトイレが近くなる人というのは珍しくないようですからね。
最近は筋トレ中にEAAを摂るようになりました。筋トレをしている人ならご存知の方も多いでしょうが、EAAには不要論が出ており一部で熱い議論が交わされているものです。
EAAとは必須アミノ酸のこと。アミノ酸のうち体内で作ることができないものを必須アミノ酸と言います。
タンパク質を摂取したら分解されてアミノ酸になるので「プロテインを摂っていればEAAなんか必要がない」という論調で「EAAを勧めるのは業者の金儲けのためである」という批判をする人がいます。
アミノ酸はタンパク質が分解された最小単位であり素早く吸収されるため、トレーニング中の摂取は筋タンパク質合成促進に効果的だというのが推進派の意見。
おそらく「プロテインだけでも問題ないけど、EAAも接種するとより効果的」というのが正解だろうと思います。
・・・・で、私がEAAを摂るようになった理由は、筋トレのためというよりIBSに罹患して胃腸のことを勉強したことによるものです。
胃腸の状態が悪いとタンパク質をうまく吸収、分解できないケースがあるそうです。自分の場合はまさしくその状態に陥っていたのだろうと思うわけです。
食物から摂取【タンパク質】
↓
胃・十二指腸 ↓
消化・分解 【ペプチド】
↓
小腸・大腸 【アミノ酸】
吸収
↑こんな感じでタンパク質がアミノ酸になるのが通常の状態。
【消化しきれないタンパク質】
↓
腸内で“異物”として吸収
↓
リーキーガット症候群など、さまざまな体調不良の原因に
↑タンパク質がうまく消化されないとこんな状態になるとのこと。
だったら、最初からアミノ酸を摂取すると体への負担が少ないのではないかと思いました。いくらIBSが良くなっているとは言え、自分の胃腸はまだ完璧な状態ではない可能性があると思ったのです。
EAAの他、魚粉も摂っています。Amazonで購入した「にぼし粉末」または「さば、かつお、あじ、いわしのミックス粉末」を味噌汁にぶち込んでいただいているのですが、特に違和感なく美味しくいただけます。魚粉と言えばつけ麺に入っていることが多いので、ラーメンにも合いそうです。
魚粉にはアミノ酸が豊富であるほか、他にも栄養素を補給できてなかなか理想的な食品だと思うわけです。何より手軽に摂取できるのがメリット。
長々と書きましたが、痔瘻とIBSを患って、色々と健康に気を遣うようになりました。
でも、飲酒喫煙はやめられないんですけどね……。