本澤二郎の「日本の風景」(5204)

<自公維にふさわしい首相候補ゼロ=「死の商人」に魅入られた極右=看板変えても無意味>

自民党の腐敗はいかんともしがたい。腐りきってシンもない。武器弾薬の「死の商人」に魅入られてしまって、国民をマイナンバーなどで主権者を丸裸にして「人権」「自由」を奪いつくそうとしている。棄民・奴隷化政策に狂奔しているのだろう。平和・軍縮の人材は全くいない。「看板を変えても無意味」であると決めつけるしかない。

憲法破壊の極右集団を、国民も国際社会も評価しない。国民生活に光を当てる政治指導者不在の自公維体制は、亡国の因としか思えないだろう。

 

<岸田文雄延命策=43兆円戦争準備を止め、貧困と福祉に回せ>

安倍と安倍の腰ぎんちゃく・菅義偉と今の岸田を、有権者は支持していない。支持できない。永田町と霞が関を覆いつくしている「戦争の恐怖」に人々は、必死で逃げ延びようとしているが、逃げ場がない。識者の中のは「もうどうでもいい。墜ちるとこまで落ちろ」と呻いている。内閣支持率が上がるはずがない。

 

したがって、もしも岸田の延命策を見つけようとすれば、それは戦争準備のための43兆円を止めるしかない。「戦争しない9条国家」に引き戻せば済む。43兆円の資金を福祉や貧困対策に回して1億2000万人の生活を安定させることでしか延命できない。不安と恐怖の日本政治を、人々は注視しなければならないのか。

日本国民の総意は、この一点にある。

 

<政権を投げげ出して=憲政の常道に従え!>

今の自民党には、清潔で平和主義の三木武夫のような人物がいない。護憲リベラルの大平正芳・鈴木善幸・宮澤喜一・加藤紘一のような政治家は、一人もいない。

財閥と手を組む利権政治屋ばかりである。これは公明・維新にもいえる。さらには一部の好戦派言論人にも言えるだろう。武器弾薬では、国民は幸せになれない。その逆である。ウクライナやパレスチナを見なくてもわかるだろう。全国民は、戦争を命を懸けて「平和の輪」で阻止する。人類の悲願である。

 

財閥と神道日本会議と手を切れない岸田内閣は、もはや国民政党ではない。したがって看板を変えても無駄である。読売・産経など右翼メディアは、必死で看板を変えることで、秋の政局を乗り切ろうとしているが、自公維に人材はいない。利権政治屋ばかりである。

集金集票の公明党創価学会も、内部から突き上げが拡大して、分裂へと突き進んでいる。維新の万博とカジノ利権にも、国民の反発は半端ではない。

 

<解散・総選挙を急いで政権交代が不可欠>

衆院での内閣不信任案の提出と参院での問責決議案を、自公は撥ねつけた。国民の審判という民主主義の厳粛な原則を受け入れることができなかった。これは重大なことである。

 

国民の支持を失っているという事実を、極右勢力が受け入れている証拠である。主権者の支持がない政権は、まさに独裁政治を意味する。憲政の常道に従って、政権を投げ出す場面である。岸田政権は、現時点では選挙管理内閣といえる。国民の信任を受けた政権ではない。

あるいは、それでも岸田は看板を変える意思がない、変えても効果はないと判断していることになろう。野党の対応は、頭に鉢巻を巻いて、列島の隅々で散総選挙を叫び続ける大事な場面である。

野党の無力さが、もう一つの日本政治の危機である。

 

それにしても岸田という人間は、お粗末極まりない政治屋である。堂々と政権を投げ出すか、43兆円という戦争招来路線を放棄するしかない。昨日の沖縄戦没者追悼式に出かけたようだが、43兆円危機を背負う岸田を心底歓迎した県民はいなかったのではないだろうか。フランスのマクロンにも劣る。

日本は、もう10年も史上最低・最悪の安倍・菅・岸田の自公維体制によって、財閥優遇の政策は、円激安と物価高騰に泣かされてきた。したがって、完全に国民の支持を失っている。

野党らしい野党の命がけの院内外の闘争を注視したい。

2024年6月24日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)

 

醜態さらす自民党の地方支部!

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沖縄でも狂っていた岸田文雄報道!

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