本澤二郎の「日本の風景」(5191)

<原田・創価学会の反乱=公明党解散・解体へ?!> 

昨日YouTubeに突如、昭和51年の創価学会本部総会での池田大作講演が登場した。そこで彼は創価学会の基本理念として、民衆・人民の立場と、人間性と仏法中道主義を貫くというような内容を内外に明らかにしていた。だが、この10年の安倍・菅・岸田の連立政権における公明党は、およそ池田理念すべてを放棄し、破壊するものばかり。とうとう日本は「戦争しない国」を放棄して「戦争国家」へと直進、池田理念はすべて闇の中に葬られてしまった。

 

2010年5月から体調悪化で池田の姿は、映像から消えてしまったが、その間も機関紙には登場してその場しのぎの活字でやり過ごしてきた。本人が亡くなり、もはや内部の反発を抑えきれない事態に追い込まれたのか、公明党攻撃が噴き上がっているようだ。最近では「山口那津男解任」「公明党をつぶす」という威勢の良い発言が反発がYouTubeに登場している。「原田・創価学会の反乱」と指摘する向きもある。

 

創価学会の平和主義がどぶに捨てられてしまったこの10年の日本政治は、確かに軍靴の響きどころではない。当然、信濃町から離反する信者の動きはすさまじいらしい。反創価学会の顕正会機関紙には、学会を退会した信者の声で埋め尽くされている。我が家には、その機関紙が断っても郵送されてくるので、つい見出しを見てしまう。衰退著しい創価学会に対して、勢いがいい。安倍批判も強かった。もはや池田死して行き場を失った創価学会の生きる道は、原点である池田理念に戻るしかない。政教分離を貫徹することでしか道は残されていない。

 

<太田昭宏と山口那津男の裏切り批判は2013年12月、特定秘密保護法強行可決が最初=木更津市の戦争遺児(栄養士)の叫び>

学会信者の反乱の一番最初の行動は、2013年12月。安倍内閣のもとで強行された戦争体制の先陣を切った特定秘密保護法を、国交相の太田昭宏と山口が率いる公明党が賛同して、世紀の悪法・憲法違反の安倍悪法が成立した。

 

この場面で、多くの学会信者は、戦争法制のための危険な悪法であることを認識していなかった。新聞テレビも蓋をかけていた責任も大きい。特にNHKと読売の罪は重い。

 

この危険すぎる悪法について戦争遺児の目には通用しなかった。K・T子さん(その数か月後にやくざ暴力団の富津市生まれの浜名に恫喝され、突発性の大動脈りゅう破裂で4か月後に即死)である。現役を引退し、半年前に浜名経営の介護施設「かけはし」でアルバイトしていた。3本指の入れ墨やくざの施設に、何も知らずに「学会員の施設。助けてあげて」というヘルパー吉田の誘惑に乗ってしまい、その後に強姦され、性奴隷を強いられていた。やくざの介護施設経営は、公明党市議の支援があったようだ。本名を書けない理由である。

「太田は池田先生を裏切った。許されない」と木更津市内で叫んでいた。公明党批判の一番手だ。

 

<二番手が沖縄の野原義正=参院選で爆発=東京で大量得票>

YouTubeには右翼の捏造記事も多いが、中には真相をついた情報もある。プロなら選別できるので、役に立つ。といっても、それなりの資力と応援団がつかないとYouTubeでの発信はできない。

興味深い情報をメール送信してくれる友人もいる。その中に「公明党を叩き潰す。自分は池田大作の直弟子」を名乗るものも。念のため、スマホで検索すると、野原義正の参院選での街頭演説の様子も映像と声で確認できた。

彼は自衛隊参戦法(2015年強行)という天下の悪法に対して、声を上げていた。K・T子さんの非業の死から信濃町の監視も開始していた凡人ジャーナリストは、勇気ある野原とメールで連絡が取れた。無念にも半年以上も前にパソコンからデータを消されてしまった。犯人は政府か電通か。(この記事を書いている最中、2度も文章が消えた!)

「池田先生の平和福祉を放棄した公明党を叩き潰せ」「創価大学生・学園生・池田門下生よ、立ち上がるのは今だ」とJR信濃町駅頭での野原節には、聴衆は拍手で応えていた。

 

<長井秀和は信濃町攻撃をYouTubeで連発>

若者は知っているに違いない。長井秀和という大幹部二世が、創価学会を攻撃するYouTubeを繰り返し発信している。この時点で、宗教のすべてが金集めに徹していることも分かってきた。侵略戦争の責任が問われている神社神道も、すごい金集めをしていた。町内会や地方の区会の公的資金に手を伸ばして、カネを吸い上げている。詐欺横領であろう。

先日も親類の農家の人が「氏子になると6000円も集める。施設に入った認知症の人からもカネを集めている。すさまじい。そのうちの4000円は神主の懐に入っている。この金を総計すると、すごい大金になる」と教えてくれた。

統一教会・創価学会・神道の金集めは半端ではない。

 

<池田の直弟子が「公明党を叩き潰す」=黒幕は信濃町か>

どうやら「自民党公明派」は、崩壊に向かっているかもしれない。信者は自公体制による戦争国家への突進に反発している。孫や子に男子がいる家庭は、戦争不安に怯えている。映像で見るウクライナやイスラエルなどの様子は、他人事ではない。

新聞テレビは、財閥の武器弾薬生産の様子を伝えないが、歴史を知る老人をごまかすことはできない。昨日電話してきた市民運動家は「第二の安倍事件」を口にした。

日本沈没も幻想ではなくなった。「円の価値が1ドル360円の時よりも低い」と専門家が、ようやく口を開いた。国民生活の疲弊は超物価高で疲弊して当たり前。アベノミクス恐怖から解放されている経済学者の説明に頷くほかない。

 

<「戦争する政党は憲法の名においてつぶせ」の合唱>

財閥だけを喜ばせる43兆円に国会も裁判所もソッポを向いている日本である。政府官僚は腐敗しまくっている。コロナワクチンに酔いしれた人物が、次期首相候補とほざく自民党だ。軍靴の音にも沈黙する野党もひどい。100万人のデモが起きても不思議ではない現在の日本政治である。公明党はいらない。自民党もいらない。無論、維新など不要である。

ゆでガエルの永田町も、信濃町解体ともなれば戦争国家阻止も夢ではない。歴史を知る国民の願望は、この一点に絞られてきたかもしれない。

2024年6月11日記(政治評論家・日本記者クラブ会員・やくざ暴力団追放国民会議)