本澤二郎の「日本の風景」(5187)

<やくざ支配の房総半島>

2024年6月7日久しぶりに木更津市の中心部を駆け抜けた。初めて見聞した市議会本会議・木更津署生活安全課・地元有力者との対話。足で稼いだ成果は、改めて房総半島が「やくざ支配」の恥ずべき半島であることを確認できた。民主主義が消えている。本心からそう感じた。もう涙も出ない。

 

袖ヶ浦市の元自民党秘書(水田三喜男・池田淳・水野清)で、前同市選管委員長・千葉県森林組合幹部の御園豊(林・高谷地区の核汚染ごみ事件と水銀汚排水事件の対策委員長)との共闘取材で得たものは、ずしりと五体にのしかかってきた。この国の亡国の因を確認できたともいえる。「やくざ支配の房総半島」に希望の灯は見えてこない!

 

<やくざと自衛隊基地で沈んだ木更津市>

木更津市議会は、JR木更津駅前の元デパートの一角を間借りしていた。もう10年前に旧庁舎を解体しながら、新庁舎の目途が立っていないらしい。新庁舎建設は地方自治体の最大の利権である。

衰退した木更津市の象徴であろう。人間が少ない、活気のない街を

地元の有力者は「自衛隊とやくざの街」「企業もないみすぼらしい街」と表現した。

本会議は国会と異なり、住民の怒りを市長にぶつけるという丁々発止の追及の場とは無縁だった。行儀のよい質問に行儀のよい市の幹部が、用意した答弁でおしまい。失礼ながら生徒会の毛の生えた程度の質疑で、やくざ系市長の答弁を聞く機会もなかった。

 

<やくざ暴力団に優しい木更津署生活安全課突撃>

木更津市の大手産廃業者・ワコーエコテックによる311フクシマ東電の核汚染ごみ持ち込みと埋蔵と銅線洗浄の日高金属の水銀問題発覚の証拠資料を、大きな紙袋に詰めた御園と木更津署生活安全課に飛び込んだ。

同署の3階の部屋にノックしてはいり、丁重に「防犯カメラの設置」を要望したのだが、予想してた通り若い刑事から親切な対応は期待できなかった。改めて県民・市民の命を守るという姿勢を微塵も感じることができなかった。

御園はワコーエコテックと日高金属の信じられない不法行為の証拠資料を紙袋から取り出すと、窓口の刑事は「廊下で対応するので部屋から出て」という意外な指示。課長と係長の指示であろう。国民の命を守る警察ではなかった。御園が大声で「市民を守る対応をする責任がある」と食い下がったが、彼らは「県と市の方から告発がなければ動けない」と逃げる。「そんな態度で責任を果たせるのか」と抗議の応酬がしばらく続く。

 

「茅野村の仙人」も割り込んだ。ズバリ斬りこんだ。「事件の背後にやくざ暴力団が存在している。ここにメスを入れないと、行政も動けないだろう」と根っこに斬りこんでみたが応じなかった。古い名刺を取り出して、窓口の女性刑事に渡した。彼女はその名刺を信用しない。「免許証を見せて」と要求してきた。普通ならここで大げんかになるところだが、老いたジャーナリストはぐっと抑制をして免許証を見せると、彼女は急いでノートに免許データを記録し、名刺を返してきた。「名刺は受け取らない」というのだ。

なんということか。通常は名刺交換から対話が始まるはずだが、それを拒否する。しかも、御園の証拠資料に対しても「もう見た。いらない」と突っ返してきた。頭が混乱するような生活安全課刑事の驚愕すべき対応だ。衝撃を受けるばかりだ。かれこれ30分以上やり取りしていてもらちがあかない。名刺もくれない。異様な税金泥棒集団?なのかとふと感じてしまった。

 

駆け出しの社会部記者のころ、まじめに交番を守る巡査を記事にしたこと、まるで親子のように信頼した千葉中央署の課長や秘書の姿の片りんを探したが無駄なことだった。失望・衝撃が五体を走る。世の中のことや、市民生活を守ることに人生をかける警察官が一人もいないではないか!

 

日本は変わってしまった。森友事件や桜事件で逃げまくった安倍晋三レベルの刑事ばかりなのである。彼らの価値観は一般人と違う。

 

目の前の水源地の谷底から積み上げられた、30メートルほどの高さの盛り土から、想定もできない放射能が噴き上がっていることがどういうことかを想像できるだろうか。「深く掘ればもっと高い数値が出る」と環境省や福島県の担当者の進言に従ってきた地元住民の悲願が、警察の高い壁で止められる!ありえない事態に当事者の健康被害も心配だろう。周辺の家からはガン患者が、ここ数年の間に多発している。しかし、千葉県も袖ヶ浦市も動かない。切羽詰まって木更津署生活安全課に回答を求めたのだが、NOというのである。絶望を強いるような血税生活の群れに反吐が出る。善人がいない。権力もない・捜査権もない「茅野村の仙人」に力などない。それどころか脅しまくられている始末だ。

 

<「木更津市はない。(やくざ暴力団の牙城)浜田市になった」>

御園は帰途、同市の元水田派後援会のHの家で長話を始めた。そこで、初めて商人の活動範囲の広いことに驚かされた。一部を紹介すると「木更津警察署警察官友の会」「同交通安全協会本部幹事」「同税務署間税会理事」「明治神宮崇敬会支部理事」のほか、自衛隊を支援する会などにも首を突っ込んで、そこからの人脈を利用して商域を広げて利益を上げる二代目。見せてくれた資料には、君津郡市の首長が勢ぞろいしているではないか。改憲軍拡の面々だ。

 

御存知、浜田幸一の倅・靖一のやくざ人脈が、週刊文春の写真スクープで暴露された。岸田は防衛相を首にしたが、木更津市の自衛隊航空基地には、最も危険な軍用機・オスプレイをよび寄せた。Hはもう数回試乗した。「人間は20人、航空燃料は沖縄まで5000ℓ」という想像を絶するような燃料をがぶ飲みする危険な軍用機。騒音がひどい。安倍の実績でもある。木更津市民は天からの贈り物に要注意だ。

 

彼は「今の市議会は浜田派に占拠されてしまった。小選挙区制の実績」と眉をひそめた。彼に「台湾有事論は43兆円の戦争準備のための幻想論」「アメリカの戦争に自衛隊も狩り出される法制を自公が強行した。知っているか」と問いかけると、目を丸くした。「もういい歳。商売から足を洗った」といって笑った。しかし、「木更津市は消えた」という真実の指摘には、頷くほかなかった。

「警察にもいい人もいるが、すぐに異動させられる。署長の事件もみ消しはいっぱい」とも。やくざに殺害された「木更津レイプ殺人事件」のことを聞くと、驚くというよりもさも当たり前のように頷いた。殺人事件もみ消しの対価が気になるではないか。そうはさせない!

警察内部は腐りきっている。正義はひとかけらもないかもしれない。恐ろしい日本に先は見えない!自宅で友人のTさんを囲んで深夜まで語り続けた。悪党が笑う世界はNOである。

2024年6月7日記(政治評論家・日本記者クラブ会員・やくざ暴力団追放国民会議)

 

コロナワクチン死者数はもっともっと!

(読売)新型コロナウイルス感染症による死者数が累計で10万人を超えたことが、厚生労働省が発表した人口動態統計で分かった。2023年の死者数(概数)は3万8080人で、20~22年の死者数(確定数)と合わせると、計10万5950人となった。

(朝鮮日報)新型コロナウイルス感染症の予防のために世界的に広く使われていたファイザー社とモデルナ社の新型コロナ「メッセンジャーリボ核酸(mRNA)ワクチン」が認知症や軽度認知機能障害の発生リスクを高める可能性があるという韓国人対象の研究結果が発表された。

地球が壊れる!

【ジュネーブ=森井雄一】欧州連合(EU)の気象機関「コペルニクス気候変動サービス」は5日、今年5月の世界の月間平均気温が過去最高だったと発表した。過去最高を更新したのは12か月連続で、地球温暖化が進んでいることを改めて示した。