本澤二郎の「日本の風景」(5186)

<防犯協会強化でやくざ暴力団追放本格化>

地域に根差す生活をすると、それまで全く見えなかった黒い影が見えてくる。しかし、それでも陰に隠れて見えにくいこともある。房総半島に限ったことではないだろうが、やくざ暴力団の違法行為・暴走は法治などお構いなく、とんでもない目的を達して市民を震え上がらせているではないか。直接関係した事件では、やくざ浜名が木更津市民に姿を変えて、カルト宗教政党を活用し、介護施設「かけはし」を開業し、アルバイトの栄養士を強姦。性奴隷にして水商売をさせる、逃げだそうとするや女性が耐えられない動画秘事を暴露すると脅迫し、その衝撃で被害女性は、突発性の大動脈りゅう破裂で即死させた「木更津レイプ殺人事件」(2014年4月)、さらに袖ヶ浦市林・高谷地区の水源地・陣場台に、311フクシマの核汚染ごみを埋めるという、信じられない想定外の違法行為が、やくざ暴力団と提携する木更津市の産廃業者によって強行されていた事件。

 

<信用されない警察は税金泥棒>

やくざ暴力団による重罪事件を取材し、追及する過程で、地方自治も壊れかけて、民主主義の崩壊を察知した。かくして任意の「やくざ暴力団追放国民会議」を立ち上げたところ、いやがらせの脅しが表面化した。同じく林地区の元自民党宏池会の池田淳第一秘書の御園豊前袖ヶ浦市選管委員長にも、脅しのメールが携帯電話に毎日のように送られてきている。

 

知り合いのやくざ暴力団事件に詳しい参院秘書に対応を聞くと、彼は急いで被害届を出すこと、第二に地元の防犯協会と連携して、周辺の要路に防犯カメラを設置することが不可欠だ、とアドバイスしてきた。さっそく本日の木更津市議会で防犯協会の実情について聞くようにA市議に要請すると「事前に質問通告していないと出来ない」という情けない木更津市議会の掟を知らせてきた。「9月議会でやる」との確約を得たのだが。要するに、住民の多くは警察を信用していない。「木更津レイプ殺人事件」被害者のK子さんも110番通報をしなかった。林地区に限らないが、警察は「税金泥棒」と言われているようだ。

 

<袖ヶ浦市防犯協会は見つかったが、木更津市にはない?>

それにしても、防犯協会を知らない。スマホとパソコンで調べたが、木更津市防犯協会が見つからない。袖ヶ浦市防犯協会はある。念のため、千葉県防犯協会に電話すると「木更津市にも存在する」といって、なんと木更津署の代表電話を教えてくれた。電話は同署刑事二課につながった。妙だが、一応「防犯カメラ設置は可能か」、ついでに「被害届は受け付けるか」など尋ねても反応が鈍い。親切ではないのだ。

 

確かに、袖ヶ浦市の元市長や木更津市のやくざ事情に詳しい人物の話では、木更津署を信用していないことも分かった。「やくざ捜査は鈍い」とコメントを寄せた。無法地帯のような君津郡市なのか。「木更津レイプ殺人事件」の告発状を受け付けなかった刑事二課だ。「やくざ暴力団から市民を守るという姿勢がすこぶる薄い」という住民の説明に納得させられてしまった。結局のところ「被害届を受け付けるかどうか、最寄りの駐在所に行って」と突き放されてしまった。刑事二課の刑事は、親切ではない。

 

現に、ここの刑事二課出身刑事が、その後、やくざ代議士の一の子分となり、君津市議会議長から、そして現在は、房総半島の産廃利権の黒幕を演じている、と地元専門家は指摘する。「木更津市には入れ墨やくざが出入りできる温泉風呂もある」というから驚く。「君津郡市の首長は大半がやくざ系」(袖ヶ浦市住民)という。一般市民よりもやくざ暴力団の方が認知度が高く、格が上なのか?最新のニュースでは「ハマコーラーメンも登場した」とは、木更津市有力者の話しだ。

 

沼田武知事が立ち上げた千葉県暴力団追放県民会議参与だった筆者も驚くしかない。いまこの組織はどうしているか。名存実亡なのか。警察官僚ポストの千葉県警本部長はお飾りなのか。

「木更津レイプ殺人事件」と袖ヶ浦市陣場台のフクシマ核汚染ごみ事件から見える千葉県警は、弱者・民衆の味方といえるのかどうか、疑問符が付く。

 

<東京では防犯カメラ設置で威力=袖ヶ浦市では安全パトロール>

御園は。昨日、袖ヶ浦市の初代の防犯協会の責任者から、実情を聞いてきた。それによると、駐在所の「安全パトロール」の軽ワゴン車に乗って市内を巡回する。搭乗者はPTA役員と区長。むろん、毎日ではない。

 

参院秘書の日高省吾は「東京都北区の180の町内会には防犯カメラを4個から10個設置して、犯罪監視に当たって成果を出している。この防犯カメラは、すべて防犯協会が資金提供して実現した。やくざ暴力団のメッカのような房総半島では、防犯協会を強化して犯罪監視に当たらなければならない。そのためにも市民や議会・市の積極的な対応が不可欠」と語っている。
 

<防弾チョッキ候補の樋高剛は安心安全な房総半島を公約>

衆院千葉12区から出馬する樋高剛に対しては「防弾チョッキを着て怯むな」と発破をかけてきている。既に代議士経験もある環境派である。ワシントンのロバート・ケネディJrも環境派で知られる。自然を破壊するやくざ暴力団に屈しない正義派でもある。当選すれば政治家として、内閣(警察監視)と環境の常任委員会に所属して活動することが期待されている。

千葉県警本部長には、特にやくざ暴力団に屈しない人物を警察庁に要望するだろう。住民と真っ当な警察が連携すれば、やくざ暴力団の違法行為を激減させることが可能であろう。

本日は生まれて初めて木更津市議会を傍聴し、ついでに木更津署に出向こうと思う。御園元秘書の勇気ある配慮に感謝したい。元千葉県警本部長の渡辺一太郎・元警視総監の秦野章・元内閣官房副長官の先輩・川島広守の顔が浮かんできた。昔は気骨のある警察官僚がいたのだが。

2024年6月6日記(政治評論家・日本記者クラブ会員・やくざ暴力団追放国民会議・茅野村の憲法仙人)

 

岸田文雄に不都合なこんな報道も!

5月26日に投開票された広島県府中町長選はさらに悲惨だった。引退表明した町長が後継指名し、自公両党や連合広島が推薦した川上翔一郎元町議(37)は3385票しか得られず、6242票を獲得した無所属新人の寺尾光司元町議(65)にボロ負けした。