本澤二郎の「日本の風景」(5163)

<円安効果=トヨタ5兆円利益うち円安分6850億円!>

この10年、アベノミクス政策で庶民大衆は物価高で泣かされてきた。アベノミクスとは円を刷りに刷りまくって、日本の価値を下げる。その結果、財閥企業は円安で暴利を手にすることができる。

今期20兆円を売り上げたトヨタの5兆円利益のうち、円安で6850億円を懐に入れた。貧者にそっくり還元することが社会貢献である。先の岸田訪米に際してのトヨタ工場視察にうなずく。

 

<トヨタ財閥などの裏がね献金・闇献金を知りたい>

財閥企業の献金が政治資金規正法に姿を見せることはない。系列の子会社経由であったり、闇献金であったりと、自民党研究の専門家は信じこんで久しい。

国の財政は火の車である。堂々と社会貢献をしてはどうか。

企業団体献金禁止をしても、それでも闇献金は無くならないだろうが、それでも禁止してアベノミクスを食い止めないと、国民生活は崩壊して踏んだり蹴ったりだ。

野党議員は、少しは庶民大衆のために働いてはどうか。自民のやくざ系国対に屈しているようでは、政権交代は起きないか。

 

<トヨタは1円の円安で450億円もうかる>

専門家の報道が今頃飛び出すということも怪しい。日経新聞にまともな記者は一人もいないのか。日本記者クラブに正義の士は一人もいないのか。なぜ10年前、アベノミクス強行のさいに真実を報道しなかったのか。(この後の記事が消えた)

この間、超格差社会がますますひどくなった。5億円の資産家を超富裕層という。日本に9万世帯、1億円の富裕層139万5000世帯。恐ろしい貧困日本である。むろん、中国の腐敗官僚はこんなレベルではないという。

 

その中国の様子を確認したくて、北京往復の格安航空券を探して断念した日本人がいる。JALのチケットは4年前と比べると、2倍近い値段。とても手が出ない。この間、知り合いのメールアドレスのデータがすべて消され、音信不通となった。どうしているか、気にはなるがいかんせん打つ手がない。

加えて、日本政府の露骨すぎる中国敵視政策で、両国の壁が高くなった。それでも現実の様子を、報道からでなくこの目で確かめようとして航空券を購入しようとしたが、このささやかな夢が消えてしまった。円安に屈してしまった。

トヨタは1円円安になると、実に450億円儲かるという。新聞はそんなトヨタ首脳たちを「これからが大変」と警鐘を鳴らして、真実を報じない。

 

<株屋は踊る=円安暴利の財閥は自動車・電機・精密機器・機械>

三井住友三菱といった財閥首脳の泣いている姿を見たことも、聞いたこともない。東芝でさえも。息子の命を奪っても反省も謝罪もしない。韓国最高裁の徴用工裁判で賠償判決が出ても、財閥は日本政府をたきつけて高飛車に対応している。すると今後は中国の民衆が決起し、裁判を起こした。14億人の怒りを買うことになろう。

 

株屋は自動車・電機・精密機器・機械に注目し、もっともっと円安を求めている。それにこたえる売国政府と売国奴の日本銀行か。

円安物価高で精神も家庭も崩壊している日本国は、ワシントンに比例して衰退へと突き進んでいる。前者は富裕者に税金を高くしているが、日本はその逆である。

いつ国民の怒りが爆発するか、温和な人々も沈黙して死を待つわけではないだろう。その可能性を否定できない。

2024年5月13日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)


 

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