本澤二郎の「日本の風景」(5162)

<検察の裏金事件捜査「国会議員関与なし」は主権者に対する裏切り・冒涜=自公政権存続は国賊行為>

「安倍派の政治資金収支報告書の作成に国会議員は関与していなかった」

安倍・清和会の大掛かりな裏金事件で刑事被告人となった派閥金庫番法廷で、検察は改めて「議員関与はなかった」とあからさまに法と正義に反する主張を述べて、この国の検察の正体を自ら暴露して見せた。永田町の事情を全く知らない任官仕立て検事の誤れる言い分レベルであろう。

案の定、清和会会計責任者の被告人・松本淳一郎(76歳)は公然と一部を否認した。このしたたかな被告人は、安倍や森喜朗の悪行を知り尽くしている。しかし、そのすべてを墓場に持ち込むのであろう。岸田文雄の権力装置におもねる、悪党の正体をさらそうというのか。松本も国賊である!

 

<政権交代阻止作戦か=正義の検察は完全氷解>

検察は法と正義を貫徹することで、主権者のために尽くすべきであると思い込んできている日本国民に対する裏切り行為、冒涜も極まっている。怒りがこみ上げてくるような検察の捜査は、安倍派議員は関与していない!と言い切る。

この検察の卑しい対応に全国民が、悔しい思いをしている。検察の正義は、これで完璧に瓦解したことになろう。

それでも、対抗する正義の野党一本化実現の目途が立っていないのが悔しい。悲劇は日本国民・99%の国民が担わされることになる。政権交代時には、検事任用の要件を厳しくすべきだ。少なくとも、本事件捜査に関与した者が、いずれ弁護士になる。日本の司法の前途も暗い。

検事がこのレベルだと、警察になると国民は、自己防衛を考えなければならないのか。「木更津レイプ殺人事件」捜査から逃げる木更津署を印象付ける。

 

<国民は安倍・清和会の裏金議員落選の国民運動>

日本の財政は破綻寸前である。国債という借金・借用書をてこに円を刷りまくってやりくりしている。かつてのような財政家はいない財務省。国債発行を屈辱と考えてきた大蔵大臣もいない。やたらと円を刷りまくって、この10年で円の価値は3分の1程度に減少してしまった。清和会のアベノミクスは、1%は肥え太らせて、肝心の国民の資産を減らし続け、現在も続いている。もう多くの国民も、この悪政を理解しているだろう。

6月総選挙で国民は、清和会議員を叩き落とす運動を開始して成果を出さねばならない。そうして国民生活を少しでも回復させるしかない。腹いせに日銀総裁を真っ先に首にする。

 

<金権裏金候補に野党統一候補で叩き落せ!>

極右の維新などを相手にする必要はないことが、今回の補選で判明した。立憲と共産中心の野党統一候補の擁立で、自公体制を崩壊させることができる。ただでさえも、公明創価学会の選挙活動は著しく低下している。老いたおばさんしかいない。しかも、平和と福祉を投げ捨てた政教分離違反の集団であることも、多くの人たちに理解されている。

反創価学会宗教機関紙には、創価学会を辞めた会員ばかりが登場して、紙面を飾っていることも知った。カリスマ会長もいない。

 

<袖ヶ浦市議選でやくざ系候補などを落選させる運動が始動!>

「日本で一番民度の低い房総半島、特に袖ヶ浦・木更津・君津・富津」「袖ヶ浦市には劣化ウラン65トンと水源地には核汚染ごみと銅線洗浄汚排水垂れ流し工場で、命の水がSOS」「木更津は危険すぎるオスプレイ配備」「君津は核汚染ごみと危険な産廃場」

以上が昨今の房総半島の概要である。

 

かくして千葉12区が燃えてきた。検察の無力に怒りながら袖ヶ浦市民は、年内に実施される市議選に向けて、問題の候補を落選させる画期的な運動の連絡が、林地区の住民から入った。落選運動は、おそらく全国の市民運動にも影響するだろう。自民党の野党分断策を蹴散らせる大きな潮流になる可能性が出てきた。既に何度も報道してきたが、同区から「防弾チョッキ候補」で知られる樋高剛が自民党のやくざ代議士の倅と対決する。共産党や社民・山本太郎らとも共闘を組めば、かつての水田三喜男・千葉三郎・中村正三郎ら反やくざ票が、樋高支援に流れる。たとえ従来通りに、公明党創価学会がテコ入れしても無理だ。従来から創価学会員の中にもやくざに抵抗していた会員が多かった。千葉12区は全国的にも注目を集めるだろう。

むろん、神奈川県内の稲川会のテコ入れも予想されるが、まずは全国的にも関心を集めることになることは間違いない。バスに乗り遅れるな、である。

2024年5月12日記(やくざ暴力団追放国民会議・茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)