本澤二郎の「日本の風景」(5093)

<大山鳴動して鼠一匹どころかゼロ=大軍拡予算案衆院可決>

善良な市民は泣くしかないのか。政倫審での枝野幸男の追及も実をぶことはなかった。総額112兆円の大軍拡予算は無傷のまま衆院で自公が押し切った。相変わらずの永田町田舎芝居に終始、安倍・清和会の犯罪的裏金事件は蓋をした。

民主的に選ばれたという国会議員の多くが「犯罪集団のまま生き残った」と庶民は怒り狂っている。大山鳴動して鼠一匹どころかゼロだ。自民党の国会対策費はいくらだったのか?

「戦争予算」は年度末に成立する!政治不信の塊は、引き継がれていくのであろう。戦後79年にして日本政治は、確実に戦前に回帰している。食い止める野党は存在しないのだから、死の商人たちややくざ暴力団は笑いが止まらないだろう。野党の無責任と無力は、これからも変わらないだろうから、この国の前途に明るさが灯ることはないのか。

 

<立憲民主党国会対策は無能=政治倫理審査会は税金泥棒>

野党第一党の立憲民主党の国会対策は、無能無責任であろう。なぜ堂々と体を張って、犯罪集団のような自民党を突き崩そうとしなかったのか。

数が少なすぎて抵抗できなかったのか。それとも解散が怖くて尻込みしてしまった?自民の金力に屈する体質に慣れきってしまったものか。

結局のところ、政治倫理審査会は名前だけの常任委員会でしかなかったことが判明した。「同じ穴のムジナ同士の口喧嘩」の場だとすれば、もはや解散した方がましである。税金の無駄遣いに過ぎないだろう。内閣の低支持率をみれば、過去におけるロッキード事件などに匹敵しているはずなのだが。

うやむやにすること勿れ、である。

 

<「証人喚問で決着をつけろ」が世論の叫び>

残された手段は、刑事事件として処理できる証人喚問するしかない。これに国会は、国民の総意と受け止めて貫徹するしかなくなった。政倫審に出なかった萩生田光一や二階俊博らを真っ先に証人として呼んで、その後に刑事告発するしかない。次いで安倍派5人組

も。小選挙区制の腐敗は、度が過ぎて底なし沼で話しにならない。

国民の怒りは、政府日銀による異次元金融緩和による物価高騰にある。円激安政策で民衆は泣いている。その悪政を10年も継続して、市民生活を圧迫してきた。強引な物価高騰による悪しきインフレ政策は間違いである。なぜ野党は追及しないのか。財閥から金が流れているのか。証人喚問で決着を図るしかない。もういい加減にして、国民いじめをやめよ!

 

<証人喚問しなければ野党の存在ゼロ>

結局のところ、問われているのは野党である。野党の国対の怪しい対応にある。説明責任は野党国対である。

証人喚問もしなければ、野党の存在価値はない。なぜ野党は政権の受け皿を、国民に示そうとしないのか。日本共産党も看板を変えた。立民なども変えたらいい。無能で信念のないような野党リーダーは、国民にとってマイナスである。

 

なぜアベノミクスという悪しき金融政策を止めようとしないのか。異次元緩和とゼロ金利という野蛮な政策をやめて、正常な姿にすれば物価は100%安定する。なぜ止めないのか。もう財閥優遇・株屋優遇は十分すぎるだろう。日本銀行内部でも対立が表面化してきたのではないか。

政界再編も含め、野党らしい野党の誕生が不可欠だ。犯罪集団のような自民党を許し続けることは、野党もまた同罪となろう。

2024年3月3日記(平和軍縮派の政治評論家)

 

民衆の喫緊の課題 声をあげて民主主義確立に立ち上がれ!

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