本澤二郎の「日本の風景」(5082)

<戦争の歯車に乗ったA級戦犯の後裔内閣43兆円始動>

昨日は地元の公民館活動に初めて参加した。中学生にスマホを学んだのだが、健やかな長身の村松君という男性講師に「明治の偉人・松本英子女史のことを学んでほしい」と伝えて別れた。彼らは何も知らないで、大人の世界にあと3年経つと仲間入りする。恐ろしい憲法破壊の政治の進行に気付いた時のことを思うと、いたたまれない気分になる。教師も知らない永田町の変質、それは戦争してはならない日本が、戦争の歯車にハマって「進軍」しているのだから、この国の為政者に激しい怒りを感じる。

 

岸田内閣がA級戦犯の岸信介の遺言ともいえる安倍晋三の超大軍拡・43兆円をかける「戦争準備」計画が本格的に始動しているのだから、憲法も学ばない、政治も知らないまま大人になる若者の前途が明るくなるわけがない。

 

<戦前の日独伊に代わる日英伊の戦闘機を外国に輸出>

自民党の政調会長の二世議員・渡海紀三朗と公明党創価学会の政調会長・高木陽介が、2024年2月21日に会談した。目的は戦前の日独伊に代わる日英伊の三国共同開発の最新鋭戦闘機を、外国に輸出して暴利を得ようとする、まさに武器輸出三原則を放棄する死の商人路線に舵を切る点で一致したという。

まるで漫画の世界のように実現しようとしている。戦争国家目前の日本である。新聞もテレビも野党も沈黙している。驚くような事態が進行している。平和軍縮派の多数の国民は容認できるわけがない。

 

<自民党の小野寺五典の超軍拡会「もっと増やせ」も本格始動>

安倍・清和会は裏金・脱税疑惑で揺れている。その一方で統一教会カルトの解散に向けた文科相トップが、自公維の多数で「やめるな」と信任されて、結局のところ、神道カルトと統一教会カルトと創価学会カルトの連携は、今後とも継続するだろう。

 

そうした不気味なカルト教団の土壌を背景に、岸田の側近の小野寺

という財閥・軍需産業お抱えの政治屋を中心とした自民党国防部会と安全保障調査会の合同会議が、2月20日に開かれた。そこでは「43兆円では不足する。もっと増額しろ」という、憲法をないがしろにした暴言が相次いだ。

 

<財閥の応援団・防衛省の有識者会議も「もっと増やせ」の合唱>

全く知らなかったことだが、防衛省が有識者会議なる、国民が容認していない非公式の組織を駆使して、大軍拡の世論を醸成していたことを、多くの国民は知らない。

驚くべきことに、その奇怪な組織の議長が、財界の大御所の一人である榊原定征という、国民にとって無縁の輩が采配を振るっていた。彼は財閥の代表である経団連の名誉会長だという。

おそらく憲法も法治も理解していない、金もうけの無知蒙昧の徒に過ぎないだろうが、それでも2月19日の会合で「43兆円では足りない。もっと血税を投入せよ」といったような暴言が会議で飛び交ったとされる。

 

<もっと恐ろしい自衛隊幹部らの組織的靖国神社参拝に愕然!>

戦前の侵略戦争の主役というと、戦勝国の占領政策が厳しく断罪している。それは国家神道を即座に中止させ、危険すぎる戦争神道を排除した。次いで財閥と軍閥を解体したのだが、いまやこの3本の毒矢が再生拡大している。

武力装置である自衛隊の幹部らが、組織的に戦争神社として国際的に否定されている靖国神社参拝を、公然と強行していた、これはまさに驚天動地の事態である。明白な確信犯である。

海上自衛隊はそれを隠蔽していたことを、2月20日の酒井良という海幕長が公然と明らかにした。傲慢で恐ろしい自衛隊の幹部は、以下のように公然と真実を明らかにした。

 

報道によると「海上自衛隊練習艦隊の司令官らが昨年5月、靖国神社を集団で参拝練習艦隊の165人を対象に、東京・九段下周辺の史跡などの研修が実施された際、その多くが休憩中に制服姿で靖国神社を参拝。研修前に希望者の確認は取った」玉串料について、酒井海幕長は、記者会見で、「自由意思に基づいて個人からまとめて納めたと認識をしている」「海上自衛隊としては、あくまでも私的な自由意思に基づいて参拝したと思っている。問題視することもなく、調査する方針もない」。「こいつらは税金泥棒どころの騒ぎではない」と怒りの反発が聞こえてくる。憲法を無視した言動に対して政府は、即刻首にすべきだ。野党の追及があったのかどうか。昨年というと、やくざ代議士の倅の時だ。房総半島の責任ではないだろうか。

 

以下の記事は最近知ったばかりだが、こちらは陸の犯罪的参拝。報道によると「靖国神社をめぐっては、今年1月、陸上自衛隊の幹部らが集団参拝し、防衛省は、組織的な部隊参拝を禁じた内部通達に違反する可能性があるとして調査を実施した。そして、違反はなかったと結論づける一方、公用車の使用は不適切だったとして、陸上幕僚副長らを処分している」「陸上自衛隊の幹部が靖国神社を集団で参拝した問題をめぐり、防衛省は1月26日、公用車を使って参拝した陸幕副長らを「訓戒」とし、陸上自衛隊トップらを「注意」とする処分を発表した。小林陸上幕僚副長ら22人は、1月9日、「時間休」を取得した上で、一部公用車を使って靖国神社を集団で参拝し、防衛省は組織的な部隊参拝を禁じた事務次官の内部通達に違反する可能性があるとして調査を進めてきた」

 

<武器売り込みに狂奔する死の商人>

【シンガポール=竹内悠介】防衛省は20日、アジア最大の航空展示会「シンガポール・エアショー」に初めて出展した。川崎重工業など日本企業13社が製品を紹介した。いままで限られてきた海外の軍や企業との取引を後押しし、国内の防衛産業が事業を続けられる基盤を整える。防衛省のブースは23日まで設ける。米航空大手のボーイングと隣り合う人通りの多い出入り口の近くを確保した。航空機メーカーから関連部品、通信など...

2024年2月22日記(日本記者クラブ会員・反骨ジャーナリスト・平和軍縮派の政治評論家)

突然死を、招くもの(友人からメール送信された怖い映像)

ドキュメンタリー映画「突然死」に日本語字幕を付けました。 この怖ろしい映画を観て、考えて下さい。 このワクチンを推進した政治家、医師、マスコミ、有名人、自称専門家たち... 彼らは人々の命を救うためにやったのでしょうか? それとも、命を奪うためにやったのでしょうか?