本澤二郎の「日本の風景」(5079) 

<SOS!自公のイケイケどんどんのA級戦犯の戦争体制復活>

戦争しない、戦争できない日本が、それでいて「戦争する軍国主義復活」へと突き進んでいる。憲法を順守しなければならない政府が、憲法破壊を合唱している。それも10年前からだが、自民党から共産党まで43兆円の戦争準備に口を挟もうとしていない不思議な日本。

 

民衆の生活は窮乏して先が見えない。深刻な犯罪が次々と起きている。それでも自民党から共産党までが43兆円に口を挟もうとしていない。新聞テレビから警鐘を乱打する動きもない。まさに亡国の様相を呈している。高市ら極右の安倍側近らは、台湾有事工作に狂奔して恥じない。

「イケイケどんどん」「戦争よ、コイコイ」は断じてNOだが、抑制させる目立った動きがない!

 

<岸信介・佐藤栄作・安倍晋三の長州閥亡霊が徘徊する永田町の極右の自公連立内閣が根こそぎ民主主義を破壊>

政府系通信社の世論調査でさえも、内閣支持率14%とはじき出した。死に体内閣そのものであろう。後継者不在が、政権を首の皮一枚でつなぎとめている。

岸・清和会の森喜朗から小泉純一郎からだから大分立つ。それ以前の極右の長州戦争内閣だと、岸内閣と佐藤内閣が平和の土壌を戦争の土壌に入れ替えてきた。遂に岸の孫の安倍晋三が拍車をかけた。寝ても覚めても平和憲法を批判し、それをNHKの女が特ダネ気分で合唱した。反吐が出るようなこの10年だったが、今も長州の亡霊が永田町を徘徊している。それを誰も注意しない。

国会は開かれて、形だけの言論の自由は保障されているが、野党はなぜ体を張ろうとしないのか。自民やくざ国対のカネに五体を縛り上げられてしまっているのか。

民主主義がまったく機能していない。裏金という脱税犯罪にも、検察も日本弁護士会も裁判所も声を挙げない。為政者のほとんどが認知症にかかってしまったのか。日本の国会が正常に機能していないというのに、である。善良な識者は気が狂いそうである。

 

<宏池会の岸田文雄は恩師・宮澤喜一を裏切った改憲軍拡派>

「おーい文雄、私の教えを忘れたのか。民意に沿う宏池会の伝統を捨てて何する気なんだ。お前の満州じいさんの指示なのか」

岸田の恩師・宮澤喜一の泉下からの怒りの声を忖度したのだが、文雄は恩師を裏切って、政権を担当している。

 

明治維新の悪しき長州閥の罠にかかってしまって、日本国民の支持を喪失してしまっている。筆者の分析である。

宮澤は「改憲論をぶつのであれば読売グループとして全面的に支援したい」という渡辺恒雄の恐ろしい誘惑を蹴った。それゆえの短命内閣だったが、池田勇人・大平正芳・鈴木善幸の「護憲リベラル」の宏池会内閣の伝統を死守した。小沢一郎には理解できまい。細川護熙らも。土井たか子や河野洋平さえも。しかし、岸田は読売の野望に屈してしまった。それが目下の43兆円のイケイケどんどんである。長州に取り込まれた先には「戦争」がちらつく。

 

<危ない神道議員連盟・日本会議・財閥主導のカネだけ勢力か>

やくざ代議士の倅に防衛相を任せた岸田は、週刊文春が靖一とやくざの深い仲を暴くと更迭し、現在の木原稔に切り替えたが、彼も危険な戦争屋とみられている。木原の沖縄視察後の記者会見(2月17日)でも、テレビ映像から日本人の心、沖縄の心を理解した様子が見て取れなかった。

 

無知蒙昧の徒である。危険な好戦派であることは間違いない。その証拠は、彼もまた安倍や森と同様の神道政治連盟という、神道カルト信者であることを吹聴している。

78年前の「神風」という国家神道にのめりこんでいる輩である。

いま武器輸出三原則は、安倍の時代に改悪され、現在は防衛装備移転三原則になって、戦前の日独伊三国から、21世紀の日英伊三国体制で、武器弾薬の開発と武器輸出という戦争国家に、特段の意欲を見せている。

  • 健全な宮崎県弁護士会(永友郁子会長)は反撃した!「30日、他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)保有に反対する会長声明を首相や衆参両院議長、主要政党に送ったと発表した。送付は29日付。29日に成立した2023年度補正予算で、政府は反撃能力に使われる国産長射程ミサイルの早期取得費などを盛り込んだ。声明では、長射程ミサイルなど相手国の領域に直接脅威を与える攻撃的兵器は憲法9条2項が保持を禁じる「戦力」に該当し、9条に違反すると指摘」

目を覚まそう!そして声を挙げよう!危機の日本救済は国民の力でしか実現できない!房総半島の木更津・君津・袖ヶ浦住民の心からの叫びである

2024年2月19日記(日本記者クラブ会員・反骨ジャーナリスト・政治評論家)