31冊目
世界をよくする簡単な100の方法 社会貢献ガイドブック
著 斎藤槙
『社会貢献ガイドブック』というように、福祉、環境、人権などの問題に取り組む100の具体的な方法が書かれた本。
一人ひとりの力で世界をよくしていこうというもの。森林浴をするなど身近な事から、NPOを立ち上げるなどのことまで。
情報量が豊富でした。図、グラフ、表、また、ウェブサイト等の情報が多くて見やすい。「こんないいサービスがあるんだ」「こんなことしてる人が居るんだ」と思うような色々な社会貢献についての団体、サービス、イベントなど驚きでした。
お金で投票する。 なにかの商品を買う、または利用する時にその会社の環境対策、労働環境、社会的責任などが、いい会社の商品を選ぶというもの。例えば、児童労働が酷い会社の商品は買わない。自然優しい方法で栽培された作物を買うなど。
読んでみて思う事は、素晴らしい志の人がたくさん世界にはいると言う事。そうした人達が行う、気になったシステム、サービスのごく一部をあげます。
NPOのフローレンスの病児保育。子どもが熱を出したときなどに、仕事に行かなければならない親に代わって子どもの面倒をみるサービスを提供。
弱い立場のカカオ農家のために、賃金が保障されたフェアトレード認定のチョコレートを選ぶ。
ホテルのグリーン度をNPOのグリーン購入ネットワーク(GPN)の『エコチャレンジホテル旅館データベース』で調べる。
NGOのプラン・ジャパンの『プラン・スポンサーシップ』。月々の寄付で発展途上国の子どものスポンサーとなる。その子どもと文通ができ、成長を見守れる。
などなどすごくたくさん。
社会貢献のために、身の回りで変えられること・やれること、いろんなシステムを効果的に利用すること、これは自分にもできることが有るんじゃないかと考えられるようになりました。何か良い事でもしてみるかな、と思う人にはオススメですよ。
<世界をよくする簡単な100の方法
社会貢献ガイドブック より>
・「世界をよくしたい」という気持ちは誰もが持っているものです。
でも、「世界をよくしたい」なんて声高に言うのは大仰すぎると委縮したり、そんなことを言うのはかえって無責任だと感じる人がいるかもしれません。また、自分ひとりが何かしたからといって世界が変わるなんてありえない、と思うかもしれません。
そんな謙遜や悲観は早計です。二十一世紀の今、テクノロジーの発達を受けて、「ひとり」の力がこれまでは考えられなかったほどに大きくなっているからです。
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