風立ちぬ。 | ぷらぷらな人生

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日常から非日常まで、身の回りに起こる出来事を書いていきます。

まぁ、いろいろと賛否両論があるようですが
私は良い作品だと思いましたよ。
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『煙草?』
 
吸ってましたねぇ・・・確かに。
そりゃあもう、ひっきりなしに。
 
でも。
 
ほんの二十年くらい前までは
どこでもあんなじゃなかったでしたっけ?
 
品行方正な私なんぞは(笑)
生まれてこの方、煙草など吸ったことは一度もございませんが
主人公たちがスパスパモクモクと煙草をふかせばふかすほど
「これでもか!」
ってくらいに部屋中を真っ白にさせていたオヤジさんたちを思い出して
かえって懐かし笑いをしてしまったほどです。
 
 
 
『ゼロ戦?』
 
これを描くことについて
外国の方がどのようにとらえたかはわかりません。
 
けど。
 
一日本人たる自分としては
少年の夢の行き着く先が、あの戦争へとつながっていたことの
虚しさと遣り切れなさを痛感いたしました。
 
ようやくの思いで完成させた飛行機が
燃え尽き、屍の如くに死屍累々と横たわっている光景は
ただただ胸が痛かったです。
 
彼の仕事に賭けた十年は
あの残骸を生み出すためであったのか
二度と戻ることのない人々を送りだすためのものであったのか・・・。
 
 
子どもの頃
両親や祖母(祖父はいなかったので)から聞かされた戦争の話。
ほんの数十年前に起きていた、ほんとのほんとの恐ろしいお話。
 
聞かされる度に
平和な時代に生まれてきて良かったと思ったものでした。
 
 
そんなこんなをつらつらと思いながらこの映画を観ました。
そんなこんなをつらつらと思い出させる映画であったと思います。
 
だからこそ、ただひとつ――。
 
そんなこんなをつらつらと思えない世代の人たちが
この映画をどのように観たかが気になりました。
 
創り手の方々はどうだったですかね?
 
親の世代まで平和に浸りきっているこの国の人々に
この映画を提供することについて
どのようなことを思い描かれましたでしょうか?