漢方には五味調和(甘い、辛い、苦い、酸っぱい、塩辛いという五つの味の食べ物をバランスよく食べることが病気の予防になり、長寿を保つ)という考え方があります。
またこれに体を温める食べ物・冷やす食べ物という考えを組み合わせて、自分の体質とバランスの良い食事を考えていくことが大切です。
次に紹介する食べ物は下記のように精神安定や自律神経に良い効果があります。
玉ねぎ:玉ねぎには、脳の緊張をほぐしてくれる作用があります。
玉ねぎに含まれる刺激成分「硫化アリル」には、血行促進、自律神経や脳神経を鎮める効果があり、ストレスを緩和し、精神を安定させる働きがあります。
春菊:春菊には、体力増進、抵抗力の強化、食欲増進、健胃・整腸作用があります。
ビタミン類やミネラル類が豊富に含まれてるので、肌荒れの予防にも効果的です。
さらに、春菊が持つ独特の香り成分である精油成分の「α-ピネン」と「リモネン」は、自律神経に作用して、精神を安定させる効果があります。
ネギ:ネギは疲労物質の乳酸を分解する働きがあるので、肩こりや疲労回復に効果があります。
糖質の代謝を促す効果とともに新陳代謝も高まります。
ネギに含まれているアリシンは発汗を促進する作用があり、血行も促進して体を温めます。
さらに、神経を鎮める働きがあるので、不眠にも効果的です。
三つ葉:三つ葉に含まれるミツバエンやクリプトテーネンなどの香り成分は、神経の高ぶりを抑える作用があり、イライラを解消するので、ストレスや不眠症を解消する効果があり、食欲増進や消化促進にも効果があります。
また、ビタミンCやカロテンが含まれているので、肌荒れや視力低下の予防にも役に立ちます。
玄米:玄米は「完全食」といわれるようにビタミン、ミネラル、食物繊維をバランスよく含み、どれも白米の数倍はあります。
特に、胚芽に多いビタミンB1・B2・B6・B12・パントテン酸、葉酸などB群の豊富さは特徴的です。
B群は栄養代謝に働き、疲労回復、気力の充実、ストレスに強い身体にします。
また、玄米にはビタミン・ミネラル・タンパク質・食物繊維が含まれていて、γーオリザノールという成分も含まれています。
γーオリザノールはポリフェノールの一種で抗酸化力が高く、自律神経の働きを安定させるので、自律神経失調症の治療にも使われています。
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