こんにちは。かねもと鍼灸整骨院 院長の金本です。
さて、実は、副交感神経を上げると人間関係も良くなることが、実験で分かってきている。というデータがあります。
しかし、なぜこのように、副交感神経を上げると人間関係も良くなるのか?
その理由について、お伝えして行きたいと思います。
自他共に、ネガティブ感情はお互いに影響を受ける。
ご存知の通り、自分の感情は他人にも影響を与えます。
たとえば、自分の怒りや 深い悲しみ、憎しみを抱いたまま人に接すると、顔に出さなくても相手に伝わり、相手もそれらのネガティブ感情を大なり小なり抱くため、自律神経のバランスを乱してしまう要因にもなります。
「 類は友を呼ぶ 」
という言葉があるように、実は、自律神経が乱れて感情が乱れている人の元には、自律神経のバランスが良い人は寄ってこない。ということも、1つあります。
たとえば、ネガティブ思考の方は ネガティブ思考の方のグループに集まりやすい。
一方、ポジティブ思考の人はポジティブ思考の人で集まりやすい。
…などなど、これはいろんな説がありますが、その1つには、人は無意識レベルで、相手の感情によって自分の感情が乱されてしまう、自律神経のバランスが乱れてしまうことを感じているから。とも言われています。
そのため、自律神経のバランスが乱れ、感情が乱れている方のところには、自律神経のバランス良い人よりも、自律神経のバランスが乱れている人が集まってきやすいのです。
「類は友を呼ぶ」これは、自律神経にも当てはまるんですね。
- 自律神経のバランスが良い人は、自律神経のバランスの良い人を呼び込む。
- 自律神経のバランスが悪い人は、自律神経のバランスが悪い人を引き寄せる。
自律神経に限らず、いろんな物事に同じことが言えると思います。
逆に、相手への思いやりや優しさ、笑顔などを相手にも与えて挙げると、それが相手にも伝わり、穏やかな気持ち、笑顔になれる。
結果、自律神経のバランスが良くなることがデータとしても分かっています。
よくお笑い番組を見ていると、特段面白くない場面でも、テレビの向こうで人が笑っていると、ついつられて笑ってしまう…ということは、あなたも経験があるのではないでしょうか?
このように、自律神経のバランスの良い人は、周りの人の自律神経(心)にも良い影響を与えるのです。
つまり、自分自身が副交感神経を上げるよう気を付け、実際に副交感神経が高まり心も穏やかになれば、接する相手も心が穏やかになり、副交感神経が上がるようになるんですね。
心と体はつながっているため、また、自律神経は心の影響をダイレクトに受けるため、心のあり方次第で、いくらでも副交感神経を上げることは可能なのです。
相手から心地よい物を受け取れば、自分も相手も幸せな気持ちになれます。
どんな人でも、希望をもって明るく前向きで、素直に人に交感を抱きます。
自分の副交感神経を上げる、それによって自律神経のバランスを整えていると、自ずと幸福になり 相手にも、その幸福を与えることが出来る。
それによって、相手もまた「 この人に会いたい!」 となっていきます。
そう。副交感神経を上げる、そして自律神経のバランスを整えると、
自然と人間関係も上手く行くようになります。
逆に、いくら自分で副交感神経を上げて自律神経のバランスを整えても、自律神経のバランスが乱れている人と接すると、自分の感情が乱れ、自律神経が乱れることもあります。
人間関係改善のエキスパートが良く、人間関係を良くする秘訣の1つとして、以下のことをアドバイスします。
「 良い影響を与える人とだけ接しましょう 」
「 悪い影響を与える人とは接しないようにする 」
これは、そういった意味もあるのです。
なので、確固たる自分を築くことが出来ていなければ、相手の負の影響を受けてしまい 自分の感情や思考も乱れてしまうため、上記のようなアドバイスをされるんですね。
とはいえ、自分の感情や気持ちをコントロールするよりも、相手の感情をコントロールすることの法が簡単。
と言われているので、
・人をけなさない。悪口を言わない。避難しない。けなさない。
・その変わり、相手の長所を見つけてほめてあげる。微笑む。ありがとう!など良い影響を与える言葉を積極的につかう。
・その変わり、相手の長所を見つけてほめてあげる。微笑む。ありがとう!など良い影響を与える言葉を積極的につかう。
など、自分にも相手にも良い影響を与える言葉、表情などを使うことを心がけることをお勧め致します。
それだけでも、副交感神経を上げることが出来、以前よりも人間関係が円滑になっていくかと思います。
>> ご家庭で自律神経のバランスを整え心身の不調を軽減する方法
>> 副交感神経を優位にする腹式呼吸法
何はともあれ、まずは以下の動画では自力で副交感神経を上げる方法をご紹介していますので、日ごろの生活の中に取り入れてみて下さい。
>> 前回の記事「 自律神経の乱れは他の人にも伝染する?」
金本 博明