先日おじいちゃん(舅)に会った時、目周りに炎症があることに気づき、眼科へ連れて行ってきました。
かかった眼科は若い女医さんで検査・診察はスムーズでしたが、処方された抗菌剤の点眼薬で問題発生。
おじいちゃん、自分で点眼ができない
眼を狙って点眼すれど、いいとこ鼻のそばにぽとり。こりゃあか~ん。
一緒に暮らしていて傍にいれば、1日3回2種類の目薬を5分間隔で点してあげることなんて簡単なんですが、施設にいるとこれが看護師さんの仕事になってしまうのです。
1日3回2種類の目薬を5分間隔で点す
眼科の女医さんはこれがどれだけハードルが高いことなのか、分かってないんだろうなぁ
とりあえず2週間だけなので、何とか周りのスタッフさんにサポートしてもらえるようお願いしてきましたが、生活のほとんどすべてどなたかの手を借りているということは、こういうことなんだなと思いました。
日常に些細な変化があると、ともかくそれらを整える必要が出る。
先が見えないのが介護、と言われるけれど身に沁みます。
おじいちゃんも自分で「いつどうなるか分からないから」と言って、おじいちゃんなりの終活をすすめ、この世の未練は断って行っているけれど、まずまず元気なうちはきちんと医療的ケアも受けねばなるまい、と私は思うよ、おじいちゃん。
私は自然療法と整体で自然健康道を推し進めるのが仕事だけれど、それはやはり自活ができていて、こまごまとしたセルフケアもできる状態じゃないと厳しいのかなぁとも感じます。
結婚当初はかなりタヌキでつき合い方が難しかった舅ですが、義両親とも要介護になった辺りから少しずつ我を手放してくれて、とてもつき合いやすくなりました。それがとてもありがたいです。
一昨年おばあちゃんが亡くなった時は、心のなかで「おばあちゃん、私たちおじいちゃんのことジャマにしないからね」と伝えました。自活が難しくなり、私たちの家に引き取って暮らしてもらうスペースもなく施設入居にはなったけど、今のところガッチリ看られているかなぁと思っています。介護も一つ一つ、学びです。