冷遇&ミミズ問題について | ミズーノの戯言

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パチ・スロ業界の表と裏を中途半端に行き来する最底辺による
業界観察ブログ&ボヤき


皆様こんにちは。
戯言のお時間です。


最近、米農家の友人から連絡があり
仕事のお手伝いをお願いされました。
以前、軽はずみに口約束をしていたことを
どうやら彼はしっかりと覚えていた様子。


一応、断ることも可能ではありましたが
以前、2025年7月の都市伝説を視野に入れ
農家の方々とコネクションを作るという
自分の行動が招いた結果ということもあり
ここは甘んじて受け入れることに。


どうやらもうすぐ稲の刈り取りが始まり
その期間が非常に忙しくなるとのことで
約1か月間のお手伝いを頼まれたのですが
収穫期間中は休み無しで働くんだとか…。


労働条件もやんわり聞いてみたところ
詳しくは書きませんが、最低時給以下の賃金。
農家が赤字で厳しいというのは聞いており
ある程度予想はしていたわけですが
個人的にはブラック過ぎる待遇面よりも
始業時間が朝7時と聞き、愕然とした次第。


それ、自分が寝る時間なんですが


そんなこともあり、最近は真人間を目指し
朝6時に起床するトレーニングを開始。
正直、不安しか無いですね、はい。


現在、記録的猛暑によって40度越えが頻発
異常気象を実感できる今夏でありますが
各地で騒がれている水不足だけではなく
高温障害やカメムシによる被害も酷いらしく
予想していた収量には全く至っていない様子。
来年も米は価格上昇が予想されているらしく
彼曰く5kg5000円を超えるかも?とのこと。
皆様、どうかご注意ください。


まぁ、そんなことはともかく


いよいよ登場したLT3.0プラスの最新台
サンセイの「e牙狼12黄金騎士極限」
今までのパチンコとは次元の異なる
とんでもない高射幸性スペックにより
登場前から話題になっていた「牙狼12」


スペックを考慮すれば当然でありますが
導入直後からコンプ達成報告が続出中。
どうやら開店から2時間程度でコンプ等
耳を疑うデータも登場しているとかで
その出玉性能には驚かされるばかり。


ただし、中古相場を眺めている感じでは
既に定価割れをしている様子なので

脳を焼かれた中毒者を量産する一方で
高射幸性故の客離れも進んでいる様子?


実際、壮絶な爆死報告も相次いでおり
10万以上の負け報告も相当なモノ。
もちろん、ひたすら現金投資した後
一瞬でそれらが帰って来たというような
奇跡的な生還報告も大量に散見され
やはりその一撃性能&出玉速度は
過去最強といっても過言ではない様子。


現時点では結果の良し悪しは不明ですが
恐らく、ホール的にも扱い辛いというか
甘く使おうが辛く使おうが結局ヒキ次第。
小台数で運用しているホールの場合は
予期せぬ大赤字になる可能性も秘めており
頭を抱えているホール関係者も多いはず。


だからと言って、プレイヤー側からすれば
ただでさえ当たりにくい確率でありながら
大当たり時の75%が3000玉未満。

軍資金が乏しいプレイヤーであれば
中々に着席しにくい設計というだけでなく
期待値稼働を信条とするプロ連中からは
非等価環境での持ち玉比率を考慮しても
不安定過ぎて敬遠される可能性大。

 


もはや液晶付きの1発台ですよねこれ。


更に、当初から予想出来ていたことですが

LT後に即ヤメする遊技者が多いんだとか。
既に5万発以上出ているような台では
コンプを意識して空席も目立つらしく
高射幸性故の弱点も露呈している様子。
確かに、夢を追うパチンカーであれば
5万発出したら隣の台に移動することで
更なる夢を追う可能性が高いというか
台移動して更なる大量出玉を狙うはず。


実際、既に8万発出ていたとしたら
LT突入した直後にコンプ発動となり
リスクとリターンが釣り合わないため
絶対に打つべきでは無い状態というか

知識者であれば敬遠するのは当たり前。


正直、コンプを視野に入れた立ち回りなど
今まで考えたことも無かったわけですが
当然、出玉が出ている状態ならボーダーも
高くなるということを踏まえた場合
それはそれで当然の立ち回りなのかも。


そう考えると、これ以上の高射幸性は
逆に稼働を悪化させる可能性も出るため
結果的に、牙狼以上の高射幸性遊技機は
望まれていないのかもしれないですね。


実際、LT3.0+で登場した遊技機は
現状で思いのほか評判が微妙というか
中古相場を眺める限り残念な機械が多く
ディライトの犬夜叉3.0に関しては
登場6週目でまさかの中古2万円台!
まぁ、ディライトだからと言われたら
それはもう納得でしかないわけですが
どうしたらこんな値崩れが起きるのか
自分にはイマイチ理解出来ないレベル。


そんなパチンコ界隈でありますが


先日、マルホンから最新ハネモノ
「Pファインプレー」の発表がありました


何度かリメイクされたファインプレー
今では想像も出来ないと思われますが
初代はかなりの大ヒット機種であり
島設置が普通だった超が付くほどの名機。


当時のハネモノはラウンド継続条件が
大当たり中のV入賞となっており
獲得ラウンド分は次回入賞のサポートが
約束されるというモノでありました。
V入賞を逃せば15ラウンドであっても
即パンクするというスリリングな設計。
リメイク後はこういった要素が削がれ
今回も自力継続要素はないらしいですが
個人的にその辺りも再現して欲しいなと。


本機のPVを見た感想ではありますが
従来のノーマルルートだけでなく
33%でV入賞となるSPルートが追加。
役物の構成も微妙に変化しており
バットのような役物が玉を弾く形で
磁石付きドラム回転体に玉が向かう設計。
イメージ的にはファミスタ要素が加わり
野球感が増した感じなのかなと。


どうやらチャッカー保留があるらしく
大当たり後は1G連チャンスが発生?


場合によっては終了タイミングを
ドラムのチャンス周期に合わせることで
連荘率のUPを見込める気がしますが
万が一、近隣に導入されるのであれば
積極的に狙ってみたいところ。


ユニバのファミスタのヒットによって
少しだけ注目が集まっているハネモノ。
トキオシリーズの人気も同様ですが
結局、ヤクモノ設計が面白ければ
運用はホール次第でどうにでもなり
ハネモノと視覚的な相乗効果を再認識。


まぁ、マルホンということもあって
大ヒットするのは難しい気もしますが
ハネモノが新たに市場へ出てくるだけで
嬉しさを感じてしまう今日この頃。
遊技機の射幸性も重要かもしれませんが
やはり、パチンコ本来の楽しみでもある
玉の動きを軸にした遊技機というのは
パチスロには無いパチンコ独自の要素。


ここ数年はパチンコのゲーム性が見直され
遊タイムや設定搭載、ラッキートリガー等
パチスロに近付いている感じでありますが
ボーダー理論の浸透を踏まえてみても
結局、回らなければ稼働しないのが現実。


薄利のため、扱いが難しいハネモノですが
稼動しない機械よりも動く機械を重視し
プレイヤーを増やしていく行動というのも
ホールに求められているのではないかと。
今後のアナログ遊技機に期待ですね!


ということで今回のテーマ
テーマは「冷遇&ミミズ問題」について



先日、パチ屋の裏研修にて
遊技機の「試験対策モード」に関する
取り決めが行われたという報告が登場。


正確な数字は表に公表されていないため
数値で解説することは出来ないわけですが
どうやら動画内で語られていた内容によると
試験対策モードが禁止されたのではなく
滞在ゲーム比率を30%未満?にするという
暗黙のルールが決定されたとのこと。


大半のプレイヤーが既に気付いていましたが
やはり冷遇やミミズを代表とするような
試験対策が行われていたということですね。
というか、規制されて30%未満ということは

以前はそれ以上の滞在割合であったことが濃厚?

そりゃ解析なんて出せないですよね、マジで。

 


メーカーは未だそれらに言及していないのに
ルールだけが水面下で決定されるというのは
正直、いかがなモノかと思うわけですが
1日の平均稼働を8000Gで計算すると
試験対策モードが許されるのは約2700G
何をもって冷遇やミミズと判断するのか
非常に分かりにくいのも大きな問題。


例えば1000Gのゲーム数天井に到達し
上乗せなく駆け抜けるのは昔からの様式美。


通常時、確定役はもちろん強レア役等
ロクに何も引けずということであれば
天井に到達するのは至って普通であり
リプとベルだけでATを駆け抜けたなら
出玉が伸びないというのは至極当然。

それが冷遇区間だったのかと問われたら
まぁ、いつもの天井駆け抜けでしかなく
冷遇状態だったかどうかも判別不可能。
 

 

結局、試験対策モードが規制されても

天井&駆け抜けは普通に発生するわけで

打感に変化は無いような気がしますね。

 


まぁ、こういったものは昔から存在し
例えば4号機時代、初代ミリゴに存在した
モードAこと地獄モードがそれに該当。
通常時に抽選されるモード移行抽選に
当選しない限りモードが変動することなく
確定役以外は基本無抽選という極悪設計。


ただし、これらは天国モード移行への
助走区間的な役割を担っていたというか
出玉トリガーとの帳尻を合わせるための
出玉設計の一環でもあったわけです。


規定ゲーム数やテーブル管理タイプも同様で
メーカーが通常Aや通常Bというように
都合よく設計していたのが内部モードであり
やっていたことは遊技機全体の出玉設計。
試験対策を兼ねている側面もありながら
全体が調和していた感じなのかなと。


が…


6号機移行により「有利区間」という
新しい概念が誕生しただけでなく
6号機初期の有利区間は最大1500G
1500Gだけでは全体の出玉設計を
制御することが困難になったため
有利区間ごとに出玉の強弱を設計。


例えば初期6号機は有利区間抽選時に


75%で弱AT

25%で強AT



このような振り分けを設定することで
出玉を制御してきたのではないかと。
有名機種であれば初代リゼロであったり
星矢SP辺りが露骨な挙動でしたが
メーカーはそれらに一切触れないどころか
まともな解析すら出さなかったわけです。


星矢SPは特に露骨だったというか
天馬覚醒では7揃いフラグを押し順で隠し
乗せ確となるチャンス目や強チェまでも
押し順でベルに変換するという酷い設計。


プレイヤー的には高設定が分かりやすく
一概に悪い部分とは言えないわけですが
低設定と高設定では出玉設計が全く異なり
設定6に至ってはノーマル機のような
ギザギザグラフを刻む機械が増えたことで
6号機には「デキレ」という言葉が定着


が…


スマスロ移行後は有利区間が無制限に変化。
残り有利区間を気にする必要が無くなり
試験対策方法もこれによって変化した結果
誕生したのがミミズや冷遇挙動であります。


恐らく、仕組みが異なる試験対策モードが
色々な機械に実装されているのでしょうが
今後はそれらに制限が課されるというのが
今回の試験対策モードの制限なのかなと。


これによって、滞っていた高純増ATが
いくつか型式適合してくるのでしょうが
間違いなくミミズや冷遇のような設計が
遊技機のどこかに組み込まれているはず。


結果的に対策モードが「通常Aモード」的な
ありふれた名称で搭載されることによって

違和感なく取り込まれてしまうケースも

多いのではないかと思う訳ですが

メーカーもそれを敢えて利用する設計で
試験対策モードを準備モード的な名前に変え
準備モード抜け後は50%で○○抽選

2連続準備モードなら100%○○突入的な
人参要素をぶら下げてくる可能性も!?


まぁ、現状の遊技機にもそれらが搭載され
一部の機械はしっかり結果を残している以上
今後の遊技機に大きな変化は無さそうですが
言及もしない、詳細な解析も出さないという
メーカーの姿勢には思うところがあるというか
冷遇やミミズが表面化したことを契機に

今後は詳細な解析を出し始めて欲しいところ。



ということで今回の戯言は終了。
次回の戯言でお会いしましょう。