5.5号機と危機感について | ミズーノの戯言

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パチ・スロ業界の表と裏を中途半端に行き来する最底辺による
業界観察ブログ&ボヤき

皆様こんにちわ。

戯言のお時間です。



溺愛メーカー西陣から「モモキュン3甘」が登場。

実は近所にモモキュン3のライト&ミドルが未導入。



今まで腰を据えて打つ機会が無かったので

かなり楽しみにしていたのですが・・・


最初からビックリするくらいガチガチに締められており

全力で技術介入を行っているのにも関わらず

250玉15回転前後で連日据え置きという状態。



無理!いくら何でも無理!!



右ゲージがフロック+スルーという設計なので

ホールのサジ加減でメチャクチャ玉が減るのも困りモノ。

9カウントの15玉賞球というのは魅力的なのですが・・・

今の状態じゃ当分打てそうにないですね、マジで。



何というか、最近はパチスロ熱が急激に低下中。

設定依存の高いボーナス+ART機が増えたことにより

平常営業で高設定が絶望的な環境で立ち回るのはほぼ不可能。

中間設定であれば少なからず存在している可能性はありますが

圧倒的にリスクの方が大きいのが困りモノ。

新基準機でも天井狙いは一応可能でありますが

誰かが天井前でヤメるのを待つなど今の自分には無理。

そもそも、今時そんな遊技者いないですからね。



一時期は頻繁に見かけたエナ専の連中も全く姿を見なくなり

ハイエナ事情も厳しいことを伺わせております。


そんな感じで最近はジャグラーばかり打っていた自分でありますが

少しづつライバルが増えてきたことにより

狙い台を取るには朝一から足を運ぶ必要が出てきてしまい、頓挫。

まぁ、確実に6ではないことを知っている自分でありますが

どうもライバル達は設定6を期待して打っているらしく

明らかに6ではないジャグラーを終日粘り倒している感じ。

結果、8500G前後回して+500枚前後の結果に落ち着くという

まさに中間設定を象徴とするような挙動が目立ちます。



こういった遊技者は、短期間集中的に稼働した結果

現実を知って何処かに消えていくというのがいつものパターン。

余程の優良店でない限り、専業というのは厳しいでしょうね。

今後は更に厳しくなるんでしょうけど。


自分は中間設定の終日遊技が時間の無駄に感じてしまうというか

同じ程度の期待値であれば甘デジでも賄えてしまうため

わざわざ台取り競争に参加することもなく

マイペースにパチンコばかり打っている感じ。



パチンコはホール遊技者のレベルにもよりますが

余程のことがない限り据え置きがメイン。

ある程度回せる台をそれなりにキープしておくことが出来れば

安心して期待値を取れるのが大きな特徴ですね。



相変わらず「織田信奈甘」と「ベルばら甘」ばかり打っているものの

それ以外の機械はとても打てないレベルの酷い状態。

旧MAX撤去に伴う大型入替を控えていることもあり

年内は厳しい状況が続くでしょうね、恐らく。


ずっと温めていた「ずきんちゃん」にヒキの神様が着席したらしく

2日連続で2万発レベルの大事故を起こしてからというもの

ガッツリ締められたのが大きな誤算というか

このまま250玉17回転前後を撤去されるまで貫きそうな予感。

何しろ遊技者のレベルがそこまで高くないホールということで

その状態でも普通に稼働してしまうのが問題。

ここから状況が改善されるケースって滅多に無いんですよね。


パチンコというのは経験上

ホールが遊技者に「サービス台」を用意する感じではなく

それなりに稼働して利益が出るラインで据え置かれる傾向にあり

稼動が落ちるまで放置されるというのが一般的。



稼動が無くなれば撤去されるか、再調整が入るかはホール次第。

近所のホールは前者なので、状況改善は絶望的であります。



そんなこともあり、ジグマスタイルの自分にとっては

引き強の遊技者が連日予想外の大赤字を叩き出すのが一番困る。

連日赤字続きの場合は容赦なく締めてきますからね、マジで。

だからこそ、回せる台があっても終日粘らないわけで

ある程度の出玉を獲得したら、その時点で遊技を終了し

後任の遊技者に現金投資させてホールの赤字を調整する感じ。

ホールコンピュータに違和感が出ないギリギリのラインを攻め

細く長い付き合いを続けている感じですね、はい。



が・・・


最近は快晴と呼べるような天気が全くなく

まるで台風が天国ループしているような悪天候続き。

朝から外に出るのを躊躇してしまいますね。

玄関を開けると当たり前のように大雨という日々が続き

あまりにもモチベーションが上がらないので

近頃はホールに足を運ぶのを諦め

インターネットのフールーTVばかり視聴しております。



そんな感じで海外の色々なTV番組を視聴しているわけですが

今更ながら海外ドラマにハマっている感じ。



色々な人が海外ドラマにハマったという話は聞きますが

日本のドラマと大きく違うのは、その膨大なシナリオ量。

1話50分前後のシナリオが50話以上あったりするため

全て視聴するためには膨大な時間が必要となりますが

見ごたえ&満足度は日本のドラマとは比較にならず

最初はどうしようもないクズ人間だったキャラクターが

様々な経験を通して人間的に成長していく描写が多く

登場キャラへの感情移入はケタ違い。



ドラマのスタートから5年以上続くケースも多く

子役だった男の子が作品と共に成長していく姿も伝わるため

熱狂的なファンが存在する理由が非常に良くわかります。

自分はホラー&バイオレンス&グロ系が好きなこともあり

そういったジャンルの作品をメインに視聴しておりますが

ゾンビ系作品「ウォーキングデッド」が面白すぎてヤバイです、マジで。

あと個人的に「スーパーナチュラル」も面白いですね。


まぁそんなことはともかく、皆様に1つ報告があります。


ジパネット配信という形でニコ生をスタートさせて約4年半が経過。

当時、ちょうど正規社員として雇用された「坂田」を巻き込み

現在はパチンコ配信をメインで行っているわけですが・・・

一時期は落城寸前と言われた本丸にも少しづつ活気が宿り

現在では「普通のホール」レベルの稼働まで上昇。


もちろん普通のホールレベルでは満足出来るわけがありませんが

本丸が今年の3月より坂田主導になってからというもの

無駄な新台を買わずに既存の機械でやりくりするという

スロットジパングの精神を受け継ぐ営業方針にシフトチェンジ。


新台で客を呼ぶという経営とは対極の方針でありながら

稼働を上昇させたというのは快挙だと思うわけです。


ホームページでのジパにゃんのつぶやき も良い例ですが

坂田体制になってからは連日スロットジパング並の文章量となり

彼らのモチベーションの高さを象徴していると思いますね。

そういう意味では坂田もパチンコライターの1人なのかも。

実際この戯言も同様ですが、文章を書く作業というのは楽ではなく

ネタを探して打ちたくもない糞台に金を突っ込んでみたり

裏側では数多くの惨劇が起きていたりするわけですよ。



本丸で配信を始めた当初は羽根物以外のパチンコには

全く興味が無かった自分でありますが

現在ではパチンコで勝つ技術&知識を身に付け、大きく進歩。



坂田は坂田で家庭を築き、念願のマイホームまで購入。

30半ばで小遣い月1万円という過酷な環境でありながら

埼玉から中野に通いつめるという驚くべき根性。



金銭的な都合でパチ&スロを打つ機会は無くなってしまったものの

彼なりの努力で存在感を示し、自分担当のシマを獲得。

最初は5台でスタートしたジパネット島も現在は31台に増え

本丸にとっても重要なポジションを与えられる立場に変化。

ホント、色々なことがあったわけです。



そんな坂田でありますが、この度昇進が決定!



平社員だった坂田にも役職が与えられることになり

今月から「マネージャー」という扱いになったらしいです。

マネージャーという役職がどういうものなのか知りませんが

野球部やサッカー部のマネージャーみたいなモンでしょ、多分。



まぁこれにより、念願の昇給を実現したわけですが

どうやら小遣いは1万円のまま据え置きなんだとか。

家庭を持つというのは想像以上に過酷みたいですね、怖い怖い。


そんなことはともかく今回のテーマ。

テーマは「5.5号機と危機感」について。


ホールにユニバの注目機種「まどかマギカ2」が登場。

メイン管理である5.5号機に移行してからというもの

大ヒット機種と呼べる機械は登場していないわけですが

まどか2に対する世間の注目度や話題性は自分の予想を超えており

登場初日から凄まじい競争率&稼働を持続中どころか

普段あまり姿を見ない遊技客がホールに足を運んでいる印象。

適正台数のホールであれば、長期稼動も見込めるのではないかと。


自分は全く面白い展開を経験していないこともあり

現時点では特別面白い機械という感じではありませんが

パチスロを積極的に打たない層をホールに取り込んでいる以上

それなりに成功と呼べるのではないかと思います。



そして意外にも、まどか2に関しては初日から設定を使うホールが目立ち

世間ではボッタ店と呼ばれるようなホールであっても

グラフから高設定を伺わせる挙動を数多く確認。



お世辞にも受け入れられているとは言えない新基準機でありますが

世間の期待感にホールが重い腰を上げたというか

ここで搾取することが得策ではないと判断したということでしょう。

まぁ、個人的にはこれでも遅すぎると思いますが。


それにしても、純粋な5.5号機に移行してからというもの

夢中になれる台が驚くほど少ないどころか

今年最高のパチスロ台を挙げてくれと言われても

しばらく考え込んだ挙句、該当無しになるというか・・・



ノーマル機はともかくとして、名機として語られるような機械は

マジで1台も出ていないのではと思うわけです。



そして、何よりも驚かされるのは

全く後先を考えず、未だ新台を購入し続けているホールが多いこと。

年内に旧基準機の設置比率50%以下という約束事があるのに

既に旧基準機が30%を下回っているホールが多いわけです。



もちろんこれが悪い事だとは思いませんし

業界の動きとしては、健全といえば健全とも言えるのですが・・・



今後のパチスロ業界の方向性を考えた場合、明らかに無計画というか

結果的に自分達の首を絞めているだけとしか思えない。

ホールが台選びに失敗すれば、当然その反動は遊技者に伝わるわけで

機械を買うための資金は何時だって遊技者から徴収されるわけです。



そもそも、パチスロの規制や機械作りのルールというのは

ネット等で一般的に公表されており、誰であっても閲覧が可能。

傾斜値問題や下限試験の解釈変更、自主規制案に目を通せば

こういった状況になることは昨年の時点で容易に予測できたわけです。


しかし、現在のホール関係者というのは驚くほど無知な人間が多く

1年後に登場する機械の中身さえもイメージ出来ていない印象。

全ての遊技者がパチスロの細かい規則変更を知っているとは思えませんが

ホール関係者であれば、自分達が扱っている機械のレギュレーション等は

立場的にも把握しておくのが普通だと思うわけですよ。


現在のパチスロ業界がどのような状況に置かれ

今後、どういった傾向になるかを考えてみれば

ホールの取るべき行動は自ずと見えてくると思うんですよ。



とはいっても、心を入れ替えどれだけホールが頑張ったとしても

信頼というのは短期間で築かれるモノではなく

リスクを背負いつつも、継続することでしか勝ち取ることは出来ません。

数台の中間設定を増やしたところで誰も気が付かないわけで

明らかに説得力のある出玉状況を見せなければ

一般的な遊技者は設定の存在を意識しないと思うんですよね。



が・・・



これからの機械というのは高設定でも110%前後が定番となり

店側が6を使っても、遊技者には伝わりにくくなるわけです。

だったら今は新基準機をポンポン導入するのではなく

出玉の出る旧基準機に設定を使う方が何倍も有意義であり

遊技者に設定を意識させるほうが今後のためなのではないかと。


業界の決めたルールに従うというのは当然ですが

業界が許している枠は最大限活用する方が、どう考えても得策。

これだけ後出しジャンケンが可能な状況であっても

最新機種に群がるホール関係者は何を考えてるんでしょうね、マジで。

メーカーのカモにされていることに気が付かないんでしょうか?


ここ数年、ゾーン狙いや天井狙いが浸透したことにより

自分が何よりも実感したのはホールの据え置き率の高さ。

いわゆる「ベタピン放置」ってやつですね。



結果的に宵越しを狙う際には好都合となることもありますが

そういったホールで設定狙いをするなんて金を捨てるようなモノ。

そんな状況でありながら、何故かデータ表示機だけは最新のモノを用意

自分達のホールが設定を使っていないということだけを露呈させ

ホール自ら期待感を消していることに全く気が付いていない。

麻雀で例えるなら、ホールは半分手の内を見せているのと一緒

そんな見え見えの手に振り込む人間なんてそうそういないわけです。


4号機時代、自分が通っていたホールの店長は

パチスロは客との駆け引きなんだよと笑顔で話していましたが

現在のホールは駆け引きなど無く、情弱遊技者から搾り取っている状態。

そんなことをしていたら、新規遊技者なんて増えるはずないんですよね。

こういう状況であれば、普段から負けている遊技者では無く

勝っている遊技者から取りに行かないとダメでしょ、マジで。


既にホールが考えている以上に遊技者は状況を察しているというか

ホールの人間よりも遊技者の方がパチスロに詳しいですよね。

当たり前の話ですが、誰だって負けたくはないわけで

結果を出している人は少なからず勝つための努力をしていると思うんですよ。

何事も無く3万円失って、穏やかに帰れる人などいないわけで

どうやればパチスロで勝てるのかを色々と考えるわけです。

遊技者はそういった勝つためor負けないための努力をしているのに

ホールは全くそれらに気が付いていないというか

相変わらず遊技客を呼ぶための手段を「新台入替」に依存しており

結果、導入した新台が即通路になっているわけです。


何故自分がこんなことを書くかというと

最近、色々なホールの裏話を聞いている限り

本格的に経営状態がヤバいホールが出てきているらしく

年内で店を閉めるところもそれなりにありそうな雰囲気。



パチンコの撤去問題等による影響も大きいのでしょうが

どう考えても自業自得、努力不足にしか見えないんですよね。

メーカーの販売方法にも言えることですが

機歴を付けるくらいならオークション方式のが健全に思えてしまう。

本当に欲しいホールが大金を出して買った方が

責任感を持たせるという意味でも今後に繋がるのではないかと。

余計なゴミも出ないし、地球にも優しいわけです。



久し振りに辛口な内容で好き勝手書きましたが

危機感を感じていないホール関係者があまりにも多く

その結果が今年の中古相場に繋がっているのではないかと。

まぁ、ボッタ店が淘汰されることに関しては大賛成ですが

大手だけが残るというのはどうかとも思うわけです。



結局、機械を活かすのはホール自身であり

導入した機械の結果が出なかったとしても

次に繋がる反省点というのは少なからず見えてくるはず。

本丸でさえも多少は頑張っているのだから

まだまだホールにはやれることがきっとあるはず。



パチスロ業界最大のターニングポイント「5.9号機時代」

楽観視しているホールは地獄を見ることになると思うので

どうか危機意識を持って欲しいところであります。



ということで今回の戯言は終了。

次回の戯言でお会いしましょう。