中間設定と経験則について | ミズーノの戯言

ミズーノの戯言

パチ・スロ業界の表と裏を中途半端に行き来する最底辺による
業界観察ブログ&ボヤき

皆様こんにちわ。


戯言のお時間です。



最近、パチンコの「フィーバークイーン」熱が再燃。

やっぱりクイーンは面白いですね、全然飽きない。


この機械の良いところは、全てにおいて優秀な要素を兼ね備えており

甘デジの中では、まさに「完全無欠」という感じ。


兄弟機の「ザ・キング」はどうしてあんな結果になったのか

一時期真面目に考えたことがあったのですが

この部分を「演出」という言葉で一括りにしてしまうのではなく

具体的に掘り下げた結果。


自分は「サウンド」ではないかと。


機械のヒットとBGMには大きな関係があるのは間違いありませんが

だからといって、人気のあるミュージシャンの歌が流れるとか

あの実力派シンガーファイヤリリーの曲が流れるとか

単純なことをいっているわけではありません。


クイーンや海物語、ナナシーにも感じるものがありますが

人気機種は細かい効果音やBGMのパターンがテンポ良いですよね。


牙狼のような旧MAX機に関しては

その出玉性能とジャムプロの楽曲が見事にマッチしており

闘志を掻き立てることが、射幸性向上に繋がっているのではないかと。

まぁ、掻き立てられるのは投資ですがね。


そして、パチスロ。

前回の戯言で蒼天2が再導入され

音速で5スロに移動したことを書きましたが・・・


20円で打つ台が見つからなかったので、ネタ作り用に蒼天2に着席。

機械が「角のチェリーが中段に昇格する瞬間がたまらねぇ」ことを力説する

いつもの愉快すぎる通常時を消化し、天井手前で初当たり当選。


どうせ100枚という感じで消化していたところ


角のチェリーが中段に昇格する瞬間

「たまらねぇ!」と叫ぶオカルトが効果を発揮し、まさかの一撃1500枚を獲得。



途中、超たまらねぇ特化ゾーンこと「超秀峰乱舞」にも突入。



ほぼ毎ゲーム角のチェリーが中段に昇格する瞬間が拝めるという

たまらねぇ中毒者(ハズセのクロノとか)にはたまらねぇ特化ゾーン。


消化中だけで「たまらねぇ」を何度口にしたか覚えていませんが

今回の結果で、蒼天2のイメージが多少上昇。


当たっても100枚しか出ないイメージだった機械ですが

もしかしたら120枚くらいは出る機械なのかも。


いや、マジで。






苦戦続きの新基準パチンコでありますが

あまりの惨状に何かが動いた?らしく

ここ最近、多少の規制緩和のような動きがあった様子。


従来通り確変65%に変化はありませんが

どうやら最低獲得出玉に関する区分を2つに絞り

現行のMAX基準スペックの最低獲得出玉を見直す感じ?

旧基準の「最大獲得出玉の1/4」に戻すみたいですね。


自分はパチンコに関する内規関係には詳しくありませんが

勝手な推測でこの経緯を説明するのであれば・・・


全く予期しなかった「ベース問題」発生により

激震が起きたパチンコ業界でありますが

ベース問題勃発時、MAX規制というのは既に決定事項であり

それに向けた機械開発が行われていたわけです。 多分



が・・・



このベース問題により、パチンコ業界に大きな異変が起きました。


試験用に釘を触ってはいけない


当たり前の約束事ではあるのですが、暗黙の了解だったわけです。

これにより、日工組の考えていたパチンコ開発は全て白紙になり

足かせだけを増やした状態で、再度絵を書く必要が出てきてしまった。



ただし、会社を運営していくためには機械を売る必要があるため

現時点でのレギュレーションで機械を制作してみたところ

スペック劣化だけでなく、適合率も激減したわけです。



恐らく、あまりの惨状に焦ったパチンコ業界が

自主規制で自ら背負った負荷を軽減したというところでしょう。


これにより、パチンコ遊技機にどのような変化が出るかというと

恐らく新基準MAXのゲーム性の幅が広がり

現在よりも多少は荒い機械が作れるのではないかと。



まぁ、かなり焦っているということでしょうね。



機歴や抱き合わせ販売を続けてきたパチンコメーカーですが

現段階での新基準機評価はお世辞にも褒められたモノではなく

旧基準機の撤去期限が刻々と迫っているにも関わらず

新基準MAXの確率帯に関しては全く結果を残せていない状態。



もちろんホールにも責任があるとは思いますけど。

パチスロにも氷河期が迫りつつある今だからこそ

メーカー側にも早い段階での仕様変更を頑張って欲しいですね。


現在旧基準MAX機を中心とした、撤去リスト対象機種の設置期限。

沖海3を中心とした撤去対象は8月中の順次撤去が約束されていますが

ニコナナにて配信されているポッカ吉田氏の番組を見た感じでは

期限を過ぎても撤去に応じないホールに関しては

かなり厳しいペナルティが課せられるらしく

メーカー(組合)の関わる入替等の書類提出停止であったり

それに伴う部品交換やもろもろの対応を停止するんだとか。



が・・・



世の中にホールが存在している場所は、繁華街だけではありません。

場合によっては離島のような離れた地域であったりと

足並みを揃えるには結構な無理があるんだとか。

何か揉めそうな気がしちゃいますよね、今回ばかりは。



以前の戯言でも書きましたが

パチスロを始めて15年以上経過した結果

遂にジャグラーアレルギーを克服した自分。


高設定でも興味が無い機械の代表

それが自分にとってのジャグラーシリーズ。

何が面白いのかサッパリ理解できなかったあのジャグラーを

出玉性能という意味でも視界に入らなかったあのジャグラーを

どうやら本格的に体が受け入れ始めている様子。


ここ最近のノーマル機の連続リリースにより

わりと真面目にジャグラーの良さが分かったというのが大きな理由。


シンプルっていいなと。



北斗将や偽物語のように、液晶が騒がしい機械よりも

ロス無く揃えられて無駄がない出玉設計こそ

何だかんだ言いつつも遊技者の需要を満たしているんだなと

偽物語のスイカをこぼしまくって実感しました。


1000Gで7回くらいこぼしましたね、はい。


無理でしょこんなん、ヘタにも程がある。

そう、オレだよ俺。



ジャグラーの憎たらしいところは

1度慣れてしまうと、他の機械でスイカをこぼした際に

結構な損をした気分になり、集中力まで切れてしまう。

だったら「ジャグラーでいいや」的な思考に落ち着き

他のノーマル機にそこまで興味が無くなってきてしまいました。

一応島の様子は見るけど、最終的に「ジャグラーでいいや」みたいな。

まぁ、長時間打つのは今でも苦手ですけど。



しかしこの自分自身の進歩というか

まさかジャグラーを克服するとは想像もしなかったです。

逆に、クレアや偽物のような液晶ノーマルが苦手になり

面白みを感じにくくなるとは思いもしなかったですが。



今後は高設定域の機械割が低くなることが予想され

ジャグラーを再評価する機会が増えるのではないかと。

とりあえず、現在の自分の立ち回りを見る限り

5.9号機時代になってもパチスロは嫌いにならなそうな予感。



最近は高純増AT機を打つ機械も減っており

積極的に新基準ARTに慣れようと立ち回っていますが

以前よりは楽しく打てているような気がします、多分。



しかし、打てば打つほど悩まされるのが

ジャグラーの出玉を演出する「出玉の波」であります。




ということで今回のテーマ


テーマは「中間設定と経験則」について。




近所のホールのジャグラーシリーズには

連日何らかのアクセント的な設定が1台は投入されているらしく

平均1台は差枚数で500枚弱のプラスになるような台が存在しています。



昨年の等価規制以降、ホールの調整内容が変化したことで

その影響を一番大きく感じるのは、やはりノーマル島。

他の高純増AT等は全く変わっていない気がしますが

ノーマル島に関しては間違いなく状況が改善された気がします。

といっても、基本はベースUP調整でありますが。


こういう時は、親しい店員にカマをかける自分


「あのさ、ジャグの島で怪しい挙動見せてる台は設定いくつなの?」


「あー何かありますよね! 僕は設定知らないですけどw」


普通のスタッフは機械の設定なんて知らされていないわけですが

自分が気になっているのは最初から当日の設定ではなく

平常営業で投入されたことのある高設定の情報。



「6じゃないことは分かってるんですけどね・・・平日だし」


「まぁ・・・平日なんで6は流石にww」


6ではないことをアッサリ認めてくれました。

こういう情報は立ち回りに活用できるので、非常に有用であります。

コツとしては聞きにくいことほどストレートに聞くのが効果的。


実際は頑張っているホールではありませんが

最近は頑張ってますね的な褒め言葉を添え、店員を調子に乗せるのが重要です。



こんな感じで親しい店員のリアクションから推察したところ


恐らく投入されている設定は「3」or「4」


アイムやハッピーに関しては「5」も投入されてそうですが。



ハナビやサンダー、偽物Aや北斗将を代表とする

ジャグラー以外の昨今のノーマル機というのは

設定1がとにかく甘く設計されており、設定2では100%超え。



中には設定1でも100%超えを謳った機械もあり

利益を取りたい場合は設定1を動かす必要があるわけです。


その点、ジャグラーは設定2でも利益が出るだけでなく

機械の認知度を含め。シリーズの固定客が稼働を支えており

動かすホール側にも「調整の幅」という余裕が生まれるわけです。


結果的に、これが扱いの差となり

ジャグラーシリーズだけに「中間設定」が投入されると。


マイジャグの設定3といえば機械割「101%」

8000G稼動での期待収支は+240枚程度

時給換算で500円程度という微妙な数字。



中間設定であることを最初から知っているのであれば

打たないというのも1つの手段かもしれませんが

終日を通した出玉の推移というのは、設定1とはやはり異なっており

怪しそうな台のスランプグラフを連日チェックしていると

波を取り入れた立ち回りも出来きるのではないかと思うほど

特徴的な挙動を描きやすい気がしてしまうわけです。


特に感じるのは朝一の立ち上がりの速さ。

最初の1000Gで一気に1000枚近く吐き出し

高設定を確信させるような「やる気」を見せるのですが

そのやる気はピークを超えた後、落ち着いていくという印象。


経験則という言葉がありますが

言ってしまえばこれは「オカルト」


しかし、パチスロを打ち続けていると不思議な現象は多く

これを本当に「オカルト」という言葉で片付けて良いのか

疑問に感じる瞬間も度々あるわけです。


自分がパチスロを打ち続けて感じる「経験則」もいくつかあり



■初打ちではレアフラグやレア演出を引きやすい


■一撃万枚の手前には大きな壁がある


■普段はベタピンのホールが6を使うと鉄板で出る


■高設定が確定した時ほど設定差の無いボーナスを引く


■天井前確変は絶対ある


■極端なREG先行台は終日REGが先行する


■選べるチャンスゾーンは「一撃」以外全然当たらない


■設定変更後は基本的に当たりが早い


■淡い期待をして追うと飲まれる


■相性が悪い機械は何をしても出ない


■何も考えずに立ち回ると驚くほど負ける


■大量に軍資金を用意した日ほど最初の初当たりは早い


あくまで自分の経験則でありますが

上記のモノに関しては、思い当たるフシが多すぎるんですよね。

もちろん共感出来る人とそうでない人がいると思いますが

人それぞれ、状況に応じた「経験則」があるわけです。


ノーマル機で朝から調子よく出玉を獲得

推測要素は高設定を匂わせる雰囲気なのに

何かこれ違うよな・・・? 的な違和感を感じる瞬間。

違和感を抱えながら遊技を続けたら

結果的に全部ノマれたという人は結構多いはず。


最近の自分は、この違和感を「中間設定に見られる挙動」と断定した上で

中間設定の「ピーク出玉を持ち帰る」立ち回りを実践中。


しかし、ピーク出玉といっても結局は結果論となり

スタートラインを何処に設定するかが重要になるわけです。

自分はこのスタートラインを「朝一状態」と仮定


リセット後は当たりやすいという経験則を組み合わせ

朝から吹き上がる出玉の波を刈り取り、即ヤメ。

その後は終日横ばいor徐々に下がっていくイメージですね。


まぁ、あんまりこういうのはどうかと思うのですが・・・


驚くことに、効果が出まくっています。

良く分かりませんが、8月のジャグラー収支だけで+6000枚

ファンキーとマイジャグがメインでありますが

ここまで結果が伴うと・・・ちょっと怖くなりますね。


誤解しないで欲しいのですが

自分は低設定の波を読んでいるわけではありません。

中間設定の当日ピーク差枚、1番の高波を見極めることで

ベストなタイミングでサッと身を引くという感じ。

実際に打っていた機械が低設定だった可能性もありますが

ホールの癖はそれなりに把握しているだけでなく

その後の挙動を見ても予測通りのラインを描いており

イメージ通りの結果を伴っているような気がしますね。


偶然だとは思うのですが、妙な手応えを感じるのも事実で

今後どうするべきか悩んでいる感じ。

まぁ、結果が伴っているうちは続けるべきなのでしょうが。


パチンコやパチスロというのは

世間では抜群に悪いイメージを獲得しており

ある意味「最低な趣味」の代表であります。


が・・・


ここではそれらを全て抜きにして、1つの趣味として考えてみましょう。

1つの趣味を何十年も続けていたら、見えてくるものはきっとあるはずであり

それがオカルトと言われる要素であったとしても

数十年という経験は「根拠」にも相当するのではないかと。


何しろパチンコやパチスロの抽選関連に関わる部分は

昔から大きな変更も無く、古い技術が現在も採用されているわけです。

特にノーマル機はパチスロの本質を維持しており

内規変更と共に抽選システムの根本を変更するなら別ですが

同じということであれば、信頼度にも磨きがかかる気がします。


誰かから聞いた「オカルト」は所詮オカルトでしかありませんが

経験則による「オカルト」には経験という「根拠」がある!


実際、ジパングの偉い人を含む裏側の人間ほど

機械の波やオカルトを重視しているどころか

波が変わるという理由で、撮影であっても6に変更することを拒否したりと

経験則を重視した営業で結果を残しているわけです。


今後のパチスロ業界において、重要なポイントになる「中間設定」

中間設定を「6ではないから」といって素通りするのではなく

中間設定だからこそ可能な立ち回りを見つけることが

5.9号機では重要になるのではないかと思いますね。



ということで今回の戯言は終了です。

次回の戯言でお会いしましょう。