日本心理教育院 www.jip.ac



日本心理教育院は、全世界の人を対象に傷治療と心理治療の中核となる「こころ理論」と「性こころ理論」を開発し、心理障害の治療技法を完成させ、全世界へと進出を続けています。皆さんの幸福のために一層の努力を尽くして参ります。




 

ほとんどの人たちは、安楽と幸福を区別することができません。安楽とは慣れを意味し、慣れは警戒しなければならないもので、いずれは不幸が待っています。これに対して、幸福は傷の感情を治療することで幸福感情に転換することを意味し、幸福に生きることは、本人に傷治療能力があるという意味です。慣れがいずれは不幸をもたらす理由は、傷治療能力がないため、傷が発生するとそのまま不幸にならざるを得ないからです。
 

夫の不倫による外傷トラウマを抱えていた妻が、こころ治療を通して怒りと傷を治療していくケースを考えてみましょう。


不倫をした夫は過去の過ちを反省して、新しい自分に生まれ変わるために努力を続けていますが、このときの夫の言動に対して妻は不自然で違和感を感じるようになります。夫は過去の過ちを犯した習慣のまま生きてはならないと気付いて、幸福のために新たな習慣をつくるために努力をしているので、妻が今までに慣れていた夫とは違う人になっているために、妻が感じるときは不自然で違和感を感じるのです。


不倫が発生したなら、決して過去の夫婦関係に戻ることは不可能です。いや、戻ってはなりません。過去の夫婦関係の習慣をそのまま維持することは、再び様々な問題や夫婦問題を発生させる習慣をそのまま稼働させているという意味であり、過去と同じように再び不倫が発生する可能性が高いのです。 したがって過去の夫婦関係に戻ってはならないのです。


だからこそ、新しい夫婦関係、夫と妻が共に望む幸せな夫婦になるためには、夫と妻がそれぞれに新しい習慣をつくる努力が必要です。 習慣を変える努力は、非常に難しい過程です。 皆さんが安楽に暮らしているときは、自分の習慣を変える努力を当然しません。現実が安楽なのに努力をするのは嫌だからです。したがって不倫によって生じた怒りや傷は、習慣を変えるエネルギーになってくれます。


こころ治療をはじめ、怒りと傷の治療を行いながら習慣を変える努力を平行することで怒りと傷と治療、様々な個人の問題や夫婦問題の解決を同時に行うことができます。


習慣を変える努力は、今まで慣れていたものを一変させることなので、努力をするときは、多くのストレスが発生してぎこちなく、違和感を感じます。辛くなったり、イライラしたりなどの否定的な感情を抱くものです。 これに負けず前向きに対処していかなければならず、持続的な努力を続け、一定の期間が過ぎると、ネガティブな感情は徐々に楽になり、心が安定されるようになります。


このようにして心が安定されたときに自分が変化したことに気付くことができます。自分でも気付かないうちに習慣が変わっているのです。変化した習慣は幸福の習慣なので、その時に感じる安楽さは、以前の安楽とは異なり、幸せを感じる安楽です。

つまり、私たちが日常で日ごろ感じる安楽は幸福ではありません。 幸福を感じられる習慣に変えてこそ、ようやく幸福を感じることができるのです。


幸福習慣が身についていないときの安楽は、過去の慣れにすぎず、いずれ不幸へ導く安楽です。

 

また、性格は変わらないと言いますが、これは誤った認識です。性格は習慣によって形成される無意識的作用であるため、習慣を変えることでいくらでも性格を変えることができます。ただ多くの人が現在が安楽だから習慣を変える努力の必要性を感じていないために、性格は変わらないと誤解をしているのです。性格を変えるときも習慣を変える必要があります。 ご参考ください。