日本心理教育院 www.jip.ac



日本心理教育院は、全世界の人を対象に傷治療と心理治療の中核となる「こころ理論」と「性こころ理論」を開発し、心理障害の治療技法を完成させ、全世界へと進出を続けています。皆さんの幸福のために一層の努力を尽くして参ります。




 

一般的に男性たちは外部で仕事をしながら、社会の中で自分の価値を高めることに情熱を感じて没頭をしながら生きていきます。価値とは、経済力や自分の地位や権力、認知度を上げることを意味します。

これはとても正常な男性の心の作用でありますが、

女性は価値よりは人間関係における感情を重視するために、「仕事が重要?私が重要?」という質問をするようになるのです。

 

一生懸命価値追求をしていた男性が突然の過剰性欲によって仕事も手につかず、以前のように集中できなくなる現象が発生するケースがあります。

心身ともに健康な男性であれば、

自分の仕事を頑張って価値を発展させることに情熱的に没頭し、このように没頭すること自体から楽しさを感じます。

男性がこのような価値追求に打ち込むエネルギーは非常に強力なものです。

そのため、情熱が大きい男性であればあるほど、価値を追求していく中で、

それなり成果をあげたり成し遂げるものも多く、多忙な日常を送っています。

 

ところが、何かを成し遂げたあと、多少暇ができると、男性の強力な情熱エネルギーは目標を失って彷徨うことになります。

これが燃え尽き症候群や無気力、憂鬱感として現れることがあり、

突然自分の人生を振り返りながら空しいと感じることもあります。

男性たちはこの時、過剰な性欲が発生します。

つまり、情熱のエネルギーが向かう方向を失い、根本的欲求であるセックス欲求に転換されるようになるのです。

その理由は、価値追求に対する男性の強力な情熱エネルギーもセックス性欲のエネルギーも、

根底は同じ性エネルギーから出発するためです。

それでセックス欲求が強い男性は、

この性エネルギーを価値追求の情熱に使うこともでき、

価値追求のための情熱的だった男性が、

そのエネルギーをセックス欲求のエネルギーとして使うこともあるのです。

「性欲が強い男は仕事ができる」というのは本当なのです。


性エネルギーを価値追求だけに没頭して使っている男性は、セックスをする時間もありません。 

セックスよりも自分の価値を発展させて成功に向かうほうがよっぽど楽しいからです。

このような男性は、自分は性欲がまったくないと話すこともありますが、エネルギーがセックスに使われていないだけです。

 

もしこの強力な性エネルギーがセックス欲求に転換されると、

セックス欲求によってセックス快楽を追求するようになり、

性機能障害や心理習慣問題が発生して、今まで成し遂げた価値が一瞬にして崩れるケースもあります。

 

有名人の中で女性問題、セックススキャンダル、性的問題などによってすべてを失い奈落に陥るケースもしばしば目にしますが、有名になるまでは性エネルギーを価値追求のために情熱エネルギーとして使って、

その地位にまで上り詰めたのですが、そのエネルギーがセックスに欲求に転換されて起こる問題なのです。

したがって、現在自分がやっていたことがそれなりに成果を上げ、暇ができて過剰な性欲が動くようになったとすれば、

方向を失ったエネルギーがセックス欲求に転換されたことを知らなければなりません。

そして、このような時は、自分の価値追求目標を再設定して、再び情熱的に没頭していく必要があります。

男性はエネルギーが方向を失うと、無条件に欲求に転換されるからです。

すでに価値において何かを成し遂げた人は、新たな価値を作り成し遂げることが可能です。

基本的にエネルギーがとても大きい人だからです。

しかし、このエネルギーを使う方法をしなないと、

いつでも成し遂げたものを破壊できるエネルギーもあるということを認知して、

エネルギーを正しく使う方法を身につけなければなりません。

すると、これからも価値追求をしながら多くのものを成し遂げて尊敬される人になれます。

 

その第一歩は、情熱的に仕事に打ち込んでいた人が急に過剰な性欲が発生したときに、このようなメカニズムに気付いてセックス欲求に使われないようにしなければなりません。ご参考ください。