可愛い母 | ジオンビッグママのブログ

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愛知県でお箏(こと)の先生をやってます♪
前期高齢者のばあちゃんですが元気が取り柄。
老後の毎日をとりとめもなく自分の人生の記録として息子達に残したくてダラダラ書いてますが良かったら覗いて下さいませ(*^^*)

毎日、母と話す事は同じ事の繰り返しなんだけど、、

私はまだ母を認知症だと思ってなくて。
足腰の筋力がないから、もう杖をついて立ち上がる事もできないわけで。

頭が正常なのに寝たきりな状態が本当に悲しくて可哀想で、、、

それが、
今日初めて認識した。

母は認知症だ。

あ~私もヤバいんだけどさ(笑)

5分前の会話を何も覚えてない。
ちょっとテストしてみたりしたけど
確信できた。

ある意味、これでいいんだ!
なんて母の細い手をさすりながら
何やら久しぶりに嬉しい清々しい気分。

明らかにおかしくなってきてから
母は穏やかだ。 
本当に赤ちゃんに還っている。
完璧認知症ならば、私も優しくできる。
孫がいないから孫だと思おう!
なんてね^_^;

まだまだしっかりして!って思ってたから
叱咤もし励まし愚痴もでるわけで。

母にとったら正常で寝たきりより
わけわからなくて寝たきりの方がマシだと。

自分だったら
って考えたら耐えられないから。

日本は安楽死をさせてくれない。
近い将来人口の半分が65歳以上になってからでは手遅れなのに、、

それについて語ると長くなるから書かないけど。
この後少子高齢化とかについていろいろ書いてみたけど

私はそんな偉そうな事を書けるのか、と自問自答して消した。
長かったし(笑

今、私達の年代は自分がどうやって楽しく老後を生きてどうやって死ぬのか、しか考えてないよ。
身内の事と自分の事だけで精一杯。
だって体がしんどいんだもん。
老々介護はどちらもしんどい。
年なんだから仕方ない。

今の子達が生きる事に一生懸命じゃない子多いのは育てた今の私達の責任でもあるわけで。

母は昭和を頑張って生きてきた。
昭和は今と違う意味で大変だったから。

今、母を見てると特別じゃなく普通に平凡に生きてきたんだけど
ちゃんと頑張って生きてきたね、
ってしみじみ思う。

平凡に生きるって難しいし、
私は全然平凡じゃないわけで
かと言って平凡な母には母なりの苦労もあって、、

私はそれを知っているから。

母が穏やかに両手にお菓子を持って嬉しそうな顔を見せてくれるだけで
思わず微笑んでしまった。



最近母のブームはオヤツのお菓子。
私は母が食べれる好きなお菓子を買いに行く。
オヤツを食べると言う楽しみができたみたいで(^ー^)

豆腐も固いと文句を言う母が源氏パイを食べたいとか^_^;
母は糖尿じゃないし、好きな物食べて食べて~

ただ横向いてね。
詰まったら大変だから、って言うと素直に横を向く。

「あ~母ちゃん、首のとこにカステラ乗ってるじゃん、、」 

嬉しそうに頷く(*^^*)

夜中、明け方にお腹がすく、って言ってきたのが始まり。
そりゃそうだよね。
ま、オムツう○ちはなかなか大変で勘弁してほしいけど
赤ちゃん、赤ちゃん(笑)

ヘルパーさんも良い方々に恵まれて
自宅看護一日3回来てもらえると
本当に安心。

最近はよく寝ている。

写真を撮ったら
「それを葬式の写真にしないでね」と^_^;
「大丈夫、大丈夫、もっと綺麗なのにしてあげるからね」と。

まだ普通の会話もできるわけで。

「母ちゃん、頼むから私と卓也と裕介の事だけは忘れないでね」
って言ったら
「そんなアホな事はない!」とさ(笑)

相変わらずお金の事は駄目だけど
お菓子を嬉しそうに食べてる母が可愛くて安堵の夜です(*^^*)

私は木曜日金曜日は裕介と遊びに行って、
念願の有名な鉄板焼で食べる八田のホルモン「スタミナとん」と
これまた行きたかったさっぱりすっきり大須のトンカツの「すず家」に連れてってもらえて






ご機嫌な先週末。
裕介、ありがとー
今度兄ちゃん連れてくよー

土日とハードなレッスンをこなし、
まだまだ母より長生きできる!
と信じて

ついてない令和を乗り切ろう、、
なんてね。

徘徊できない認知症の母に感謝。
頑張るからもう少し私の傍にいてね!
今日の母は可愛かった(⌒‐⌒)