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腎機能が低下している方、透析治療を受けている方は、足をより大切にしたほうがいいという話を聞いたことがありますか
腎機能が低下しているときは、血管に関係する病気を引き起こす可能性が高くなるのでより注意したほうがいいんですよ
なんてったって腎臓は血管のかたまりですから
腎臓が弱っているということは全身に張り巡らされている血管も弱っていると考え、定期的に検査を受けたほうが安心です
特に透析治療中の方ではなんらかの原因で足を切断しなければならない事態が起こりやすくなりますので、より計画的な検査や治療が必要になります
多くは足の血管が細くなり(動脈硬化)、足の先にまで十分血液がまわらず酸欠になって弱っていることが原因です
弱っているのでちょっとした傷でも悪化しやすく、糖尿病の持病があると痛みを感じにくくなってることがあるので傷自体に気が付かなかったり、ばい菌がついても薬が感染部位まで到達せず治療効果が得られなかったり・・・・・・
色々なことが起こります
一度進み始めると早いです
看護師さんがやってくれる足チェックは必ず受けてくださいね
手足の血圧を測り足の血流をみるABIやSPPの検査なども定期的に受けることをお勧めします
結果によってはより踏み込んだ検査(造影CTAやMRAなど)を受けましょう
この辺は主治医が色々言ってくれるので大丈夫だと思いますが、心配なら担当の方に聞いてみてくださいね
透析治療中の方が、足を切断しなければいけなくなった場合、元気でいられる期間ががくんと短くなります
初めて足を切断した時からの予後をみると
1か月生存率が83%、1年生存率が57%、3年生存率が30%となっています
どういうことかというと、足を切断するとその後に心臓や脳血管に関係する病気を発症し死亡する危険性が極めて高いということです
足が短くなると体内に蓄えられる水分も減るので、透析中の血圧も不安定になります
特に糖尿病の持病がある方は、感覚がにぶくなっている可能性があるので
毎日足の指から裏からくるぶしからもうすべて、足をなめるようにしっかり観察することをお勧めします
合ってない靴や、靴の中に紛れ込む小石、湯たんぽなどにも十分お気をつけくださいませ
日高病院腎臓病教室YouTube
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2010年から毎月腎臓病の教室を行っています
遠方の方から
『参加できないけど内容を知りたい』
といわれたのがきっかけでブログをはじめました
一つでもお役に立てたらうれしいぞっと思って書いています
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