味覚障害と透析治療 | 腎臓内科医のつぶやき

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気軽に腎臓病について知っていただく機会を作りたいと思って、2010年から月1回の腎臓病教室を始めました。教室でお話した内容や、腎臓関係のマメ知識をお話できたらいいなと思っています。2018年12月にyahooブログから引っ越ししました。

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今日は日高会栄養課通信No.135から、味覚障害についてご紹介します音譜
 
 
 
 
 
 
透析治療を受けている方の約7割の方、『味がわかりにくい』『味がしない』という味覚障害を感じていることが報告されています
 
 
 
 
原因として、亜鉛の不足、薬の副作用、糖尿病などに伴う自律神経障害、喫煙、口の渇きなどが挙げられています
 
 
 
 
対策としては、十分な透析治療を行うことや、亜鉛の補充、加工食品を控える、歯科口腔外科にて口の中の状態を確認してもらう、内服の内容を見直すなどを行うことが多いです
 
 
 
 
 
 
 
 
ここでは
『まずは食事で亜鉛を補充してみましょうか』といわれた場合に、お勧めの食材をご紹介しますラブラブ
ビタミンCと一緒に摂取すると体内への吸収率が上がるのでいいですよニコニコ
 
 
牛肉にレモンをかけてみたり、カニ缶にレモン汁を混ぜるなどはいかがしょうはてなマーク
 
 
 
 
 
今の時期だと、カキフライにレモンをかけたりするのも、美味しくて効率よく吸収できるのでお勧めですドキドキ
インスタント食品や米ぬか、豆類、ナッツ類、玄米やトウモロコシには、フィチン酸という亜鉛の吸収を妨げるものが含まれているので、注意してくださいませあせる
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
亜鉛を多く含む食品は、牛肉や魚介類と覚えておくといいですよ!!
 
 
ここで注意していただきたいのが、亜鉛を多く含む食品には、リンもカリウムも多く含まれているということです
 
 
検査値を見ながら、もしくは栄養士さんと相談しながら少しずつ食べる量を増やすのが安全かと思いますウインク

 


 

 
 
 

 

星日高病院腎臓病教室YouTube星

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2010年から毎月腎臓病の教室を行っています

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『参加できないけど内容を知りたい!!

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