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透析を始めたら腎臓はもう動かないと思っている人が多いようでしたので、今日は血液透析と腎機能の話から入りたいと思います
血液透析治療を受けている期間、徐々に残っている腎機能が低下してくるので、だんだん1日の尿量が減ってきます
糖尿病の持病がある人では尿がでなくなるまでが早いことが知られていて、透析を始めて半年で尿がでなくなる人も少なくありません
残腎機能を保つためのやり方はここでは触れませんが、透析療法を開始する前にやってきたことが大切ですよとだけ書いておきますね
尿量が減るということは、水分や塩分などの電解質が体の外に出る量が減るという意味です
たまっていきます
透析をしない時間溜まり続けるイメージです
出るのが減るなら入るのを減らさないと体にどんどん溜まっていってしまいますね
余分な水分や電解質やゴミなどが溜まると苦しくなってしまうので
溜まりすぎず、血液透析でしっかり抜けるくらいの増え幅に調節する必要があります
それがどれくらいかというと
1日おいて透析を受ける時は
(月水金透析なら、火曜、木曜のこと)
(火木土透析なら、水曜、金曜のこと)
ドライウエイトの3%以内
例えば
ドライウエイト:Dwが50kgの人なら
1.5kgの増え=51.5kg以下の体重を目標にするってことです
ドライウエイト:Dwが60kgの人だと
1.8kgの増え=61.8kg以下の体重を目標にするってことです
2日おいて透析を受ける時は
(月水金透析なら、月曜のこと)
(火木土透析なら、火曜のこと)
ドライウエイトの5%以内
を目安にしてください
例えば
ドライウエイト:Dwが50kgの人なら
2.5kgの増え=52.5kg以下の体重を目標にするってことです
ドライウエイト:Dwが60kgの人では
3kgの増え=63.0kg以下の体重を目標にするってことです
体重増加に注意するには、飲み物だけでなく食事に含まれる水分や塩分にも気をつけるといいですよ
食べる量を減らして栄養状態が悪くなるのは本末転倒なので、ここで助っ人を頼るのをお勧めします
この場合の頼もしい助っ人は栄養士です
透析間の体重が増えにくい食事のコツは栄養士と相談することをオススメします
栄養士は食事をみたり聞いたりするだけで、そこに含まれるカロリーやたんぱく質、脂質から塩分まで瞬時に計算できてしまうすごい人達なんです
私が血液透析の回診するときはその班を担当する栄養士さんも一緒についてくれて、毎回その方の栄養状態や食事療法のとり入れ方を打合せしながら行っているんですよ
プロに意見を求めたほうが早いし楽だし美味しく効果的に日々の食事を楽しめますので、ぜひ相談してみてくださいね