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ネフローゼ症候群3回目の今回は
ネフローゼ症候群の種類と日常生活の注意点などについてご紹介します
前回ご紹介したネフローゼ症候群の種類は、腎生検を行った結果からでてくるものです
18歳以上の人が発症したネフローゼ症候群は、治療の経過によって分類されますのでこちらもご紹介します
ステロイド抵抗性ネフローゼ症候群
十分なステロイドのみで治療を行って1か月後の判定で
完全寛解(尿蛋白0.3g/日未満)
または
不完全寛解Ⅰ型(尿蛋白が0.3g/日以上1.0g/日未満)
にならないものをいいます
ステロイド依存性ネフローゼ症候群
ステロイドを原料または中止したあと
再発を2回以上繰り返すため
ステロイドを中止できないものを指します
頻回再発型ネフローゼ症候群
6か月間に2回以上再発するものをいいます
難治性ネフローゼ症候群
ステロイドと免疫抑制剤を含む
さまざまな治療を6か月行っても
完全寛解または不完全寛解Ⅰ型にならないものをいいます
長期治療依存型ネフローゼ症候群
2年以上継続してステロイドや免疫抑制剤などの治療を行っているものをさします
そして
日常生活で気を付けていただきたいこと
規則正しい生活を心がけましょう
激しい運動などは腎臓の負担が大きくなってしまいます
食事は1日6g以下の塩分制限をしましょう
水と電解質のバランスを維持することが大切です
病気の原因によっては
たんぱく質制限を行います
むくみの対策としては塩分を減らし安静にすることが大切です
ステロイドや免疫抑制剤を服用しているときは感染症にかかりやすく治りにくくなっています
人込みが多いところはなるべく避けてくださいませ
外出時はマスクを着用し、手洗い・うがいをしっかりしましょうね
寛解後の注意事項
ネフローゼ症候群の症状が治まった後は、その状態をできるだけ長く保つことが大切です
規則正しい生活を送るように心がけ、自分の判断で薬を減らしたり中止したりしないようにしましょう
一部のネフローゼ症候群の患者さんは
難病医療費助成制度を利用することができます
主治医からお話しがあると思いますが、心配でしたら難病にあたるのか確認するのがいいですよ
中外製薬さんが発行している資料からご紹介しました。
監修は大好きな武井卓先生です
日高病院腎臓病教室youtube