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いつまで腹膜透析できますか
先日腹膜透析治療中の方に聞かれました
腹膜透析療法は血液透析療法よりも毒素の除去率が落ちるので、ご自分の腎機能がある程度残っていることが大切です
残っている腎機能のことを残腎機能と呼び、尿量が1日100ml以上ある状態のことを指します
残腎機能が少なくなったら、血液透析との併用や、血液透析・腎移植への変更を行います
検討する目安としては
①適正な透析量が確保できなくなったとき
②被嚢性腹膜硬化症の発症リスクが高くなったとき
に検討されます
具体的には血液検査で毒素の値が高くなってきたときや、浮腫や胸水、治療しても良くならない高血圧が見られるときです
被嚢性腹膜硬化症は腹膜透析期間が長いほど、腹膜機能の劣化が進むほど発症しやすくなります
腹膜透析が5年を超えてくると起こりやすくなるといわれています
現在は腹膜透析液がどんどん改良されているのでもっと長くても大丈夫とも考えられ研究されています
みなさんはPET検査(腹膜平衡検査)を行っていますか
日高病院では半年~1年に1回行っています
これが腹膜の傷み具合をみる検査でもあります
カテゴリーHighが続く場合は腹膜透析の中止を検討したりしますよ
日高病院腎臓病教室youtube
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ありがとうございました
2010年から毎月腎臓病の教室を行っています
遠方の方から
『参加できないけど内容を知りたい』
といわれたのがきっかけでブログをはじめました
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