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ありがとうございます
あなたの今日が
素敵な一日になりますように
血液透析では毎回2か所血管に針を刺してその血管から血液の洗浄を行っています
この針を刺すことを穿刺(せんし)といいます
刺したときの痛みが減るように、皮膚の麻酔のテープやクリームなどを穿刺前に貼っている(もしくは塗っている)方が多いのではないでしょうか
たまに痛みを感じる神経が乏しい場所があって、そこだと痛みがないから『いつもここを刺してほしい』と言われることがあります
でもそれって良くないことなんです
穿刺すると血管の壁に穴をあけることになるので血管の壁が傷つきます
わたしたちの体は毎日修復しているので少しの期間まては傷は治りますが、週に何回も同じ場所を穿刺すると修復される前にまた穴をあけることになります
その結果その部位の壁が弱くなってしまったりコブになったり、血管が細くなってしまったりしやすくなってしまいます
長く付き合う大切な血管なので万全な状態で保ってあげたいですよね
なので毎回穿刺する場所は変える必要があるんです
もし穿刺する人が前回と同じ場所を選びそうになったら、あなたが教えてあげてください
『そこはこの前刺したから少し休ませてあげるために他のところにして』
次回穿刺する場所がわからなければ、帰り際に医師や看護師、技師に聞いてください
次回はその場所に麻酔テープを貼ってくるといいですよ
最後までお読みいただいて
ありがとうございました
2010年から毎月腎臓病の教室を行っています
遠方の方から
『参加できないけど内容を知りたい』
といわれたのがきっかけでブログをはじめました
一つでもお役に立てたらうれしいぞっと思って書いています
読んでいただけたら嬉しいです