脳血栓は夏も要注意です! | 腎臓内科医のつぶやき

腎臓内科医のつぶやき

気軽に腎臓病について知っていただく機会を作りたいと思って、2010年から月1回の腎臓病教室を始めました。教室でお話した内容や、腎臓関係のマメ知識をお話できたらいいなと思っています。2018年12月にyahooブログから引っ越ししました。

すっかりご無沙汰になってしまいました。。。
失礼しました。
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脳卒中(脳梗塞・脳出血)
というと、冬に多いという印象をもっている人が多いと思います。
 
そんな中、この夏注意したいお話しを伺ったので、ご報告しますね。
 
 

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2002~2008年度に脳卒中で全国の労災病院に入院した
4万6031人のデータを分析した結果がでました。
 


 
 
脳血栓(血管がつまる)を起こした患者さんは、
春は2541人、夏は2798人、秋2637人、冬2687人で、
 
夏に発症する方が一番多い
 
ということがわかりました(中国労災病院の豊田先生発表)。
 
 



 
月別では7月がもっとも多かったようです。
 
ついで1月、8月と続きます。
 



 
 
脳塞栓、脳出血、くも膜下出血は夏にすくなく、
冬に多くみられました。
 

 
 
節電が叫ばれるこの夏は、熱中症だけでなく、
脳血栓にも注意が必要です!
 
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こまめに水分補給をしてくださいね!


 
目安は・・・
外にいるときは、30分に1回は水分を摂取がおすすめです♡