『人を大切にする人財育成・教育研修』 - 福岡ジンザイブログ -16ページ目

『人を大切にする人財育成・教育研修』 - 福岡ジンザイブログ

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昨年から横浜は尾花監督に代わり、何となく強くなるような予感がありました。


本日の日経新聞に、野球評論家の豊田泰光氏の寸評が掲載されていました。



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「3年連続で90敗以上の最下位となっっていた横浜が粘り腰を備えてきたようだ。クールに構えていた尾花高夫監督が、感情を表し始めたことと無縁ではないかもしれない。・・・・・以下略」


以前の監督との違いについて、豊田氏は「監督の<熱>のようなものの力を無視できない」と述べている。また、ご自分の選手時代、西鉄ライオンズの監督だった三原脩氏について、次のように述べている。

「失策王なのに1年目から起用された私は監督に恩返ししたい一心だった。『何故豊田を出す』とお客様に瓶や缶を投げつけられながらも使ってくれる監督に報いたい・・・。」


また、「監督と選手の間に通い合うものがあると・・・監督に恥をかかせられないという気持ちでプレーに必死さや粘りがでる」と。


このコメントのように、リーダーにはまず、「熱いもの」=「情熱」が必要。そして、メンバーへの愛情や思いやりなど。また、言動を通じた「信頼感」も重要。



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また、昨日(5/11)の対巨人戦の結果の様に、チームリーダー(村田キャプテン)が率先垂範し、結果を出す。

<村田選手のコメント>

2死から三遊間へのゴロで、懸命に走って内野安打で出塁した。『2死からでも点は入ると思ってやっている。勝っても負けても、全力疾走は継続していこうとみんなで話している」と。結果、3安打(内、1本塁打)。


監督と選手、キャプテンと監督、キャプテンと選手、監督とフロント間などに「信頼関係」が構築されているのではないでしょうか?

チームが一丸となると強い。そのためには影響力の強いリーダーのリーダーシップ行動が重要になってくる。

2011.5「日経トップリーダー」より

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長崎県佐世保市にあるハウステンボス。創業以来赤字続きで、2003年2289億円という巨額の負債を抱えて経営破綻した後、野村グループ系のファンド会社が再建に取組んだが、リーマンショックの影響で09年秋に撤退を表明し、支援先が見つからない中、名乗りを上げたのがエイチ・アイ・エスグループだった。


見事、短期間で黒字化した澤田流経営を実現する7つの方法を参考にされたい。

正に、澤田流のリーダーシップである。文中では、《突破力》とある。


1.同じ方向を向いた社員を育成する


2.そのためには、客観的なデータ(数字)に基づいて、説得力を持って語る


3.誰にでも分かる言葉を使う

相手が理解し易い言葉を使うのはコミュニケーションの基本である。

*コミュニケーションとは、

『ある目標を達成するために情報を送ったり受けたりしながら相互に共有すること』


4.一度に伝えるメッセージを絞り込み且つシンプルに!

(ハウステンボスの最初のメッセージ)

①掃除をしよう

②明るく元気に仕事をしよう

③経費を2割下げ、お客さんを2割増やそう=経営目標


5.自ら現場に出て行く=現場主義の徹底

・電動アシスト付き自転車で園内を駆け巡っている

・本当にコストを2割削減できるのか?また、顧客が何を求め、何を不満に思っているのか?を直に感じ取る


6.考えが浸透するまで何度でも繰り返す

人は、1回伝えただけでは3割程度しか理解しないものである。粘り強く何度でも繰り返す。


7.明るく元気に先頭に立つ

どんなときでも明るく元気に先頭に立つ

特に、国難である今こそ、経営者にとって何よりも大切なのは、事業に対して明るく元気に取組むことである。



リーダーシップ研修の福岡ジンザイブログ 澤田氏は、HISの会長でもあるのだが、新しい事業を手がけしかも創業以来赤字続きの企業で社員にも負け癖が付いている状況下、ハウステンボス事業に集中するために、施設内のホテルに宿泊しほとんどをハウステンボスの事業に集中した。また、連結売上高約3500億円のトップと言う意識を捨てて、率先垂範を徹底した。

(例:着ぐるみ、コスプレ、売店の売り子、ハロウィーンでの仮面姿、釣り人などに扮装)

同時に、構造改革にも着手したのである。



この1年間を振り返り、澤田氏は、「『自らがやってみせた1年間』であり、『見せて、教えて、任せる』事を継続してきた1年間だった」と語っている。


最後に、澤田氏は、「決断の早さ、慎重さ、顧客主義の徹底、シンプル、一貫性、率先垂範、コミュニケーション力」など、経営リーダーとしてあるべき行動を実践している経営者である。

当社と長いお付き合いをさせていただいている北九州No.1の「不動産投資売買業」㈱ダイワライフ
同企業の社長「大城幸治様」。


親しくさせていただいた当初は、営業会社特有の「売上数値」がいの一番の目標として前面に出ていました。
そのため、社員と共に早朝から深夜まで身を粉にして働いていました。
その間、私も「もっと社員の働き易い環境をつくる」様、何度かアドバイスをしたこともありました。また、人に関する細かなご相談も何度かお受けしました。


ある時、京セラの稲盛名誉会長が塾長をされている「盛和塾」 にお誘いをした所入会され、塾長の哲学などを学び、また、部下から紹介された伊那食品工業㈱塚越会長 の著書『年輪経営』などにも影響を受け、創業10周年を機に経営理念を見直す過程で従来の考え方を修正し、下記のような経営理念に辿りつかれました。


【㈱ダイワライフ-新経営理念】
『全従業員とその家族が、経済的にも精神的にもより豊かになることで幸せを追求し、不動産とANGを通じて地域社会に貢献します』
注)「ANG」とは、大城社長の夢である《北九州から世界を変える!》をテーマに、夢と情熱を持った起業家をひとりでも多く発掘し、夢を実現するお手伝いをしていくための一般社団法人


本当に上記の理念が腹に落ちていて、しかも着実に実践されています。
その証として、SP(同社でのパートさんの呼び名)さんのモチベーションも高く、チームワークも抜群です。


〔エピソード〕
SPさんの昼食時の雑談の中から、「お客様を気持ちよくお迎えするために、また、少しでもご来社されたお客様に少しでも和んでいただくために、自分達で手作りの貼り絵を作ろう」ということになり、2年ほど前から、シーズンごとにSPさん達が中心になって季節性のある貼り絵を制作しています。
しかも、数週間かけて自分達で期限を決め、昼食休憩の時間中に作っているそうです。

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正に、同社のコンセプトの一つ、「『All for One 、One for All』の精神をベースとして、全員が常に全体最適を考えながら行動すると共に、大家族主義的企業を目指す」に基づいたものです。

一例ですが、前述したようなSPさんの行動は自主的なものです。この様な行動をするということは、社長が社員を大切に思う気持ちが伝わり、社員が社長に対して全幅の信頼を寄せ、また、社員同士の信頼関係も構築されており、会社がチームとして一丸となっていることを物語っているのではないでしょうか?


このお話をお聞きした時、感動で鳥肌が立ちました。
㈱ダイワライフは、大城社長の経営のリーダーシップの下、全社一丸となって理念経営&「感動経営」を実践している素晴らしい企業です。