「ドジョウ総理」のリーダーシップに期待したい | 『人を大切にする人財育成・教育研修』 - 福岡ジンザイブログ

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野田首相、野田内閣が誕生した。


リーダーシップの欠如した菅元首相の居座りにより、日本の地盤沈下が激しくなったように感じる。

思えば、民主党に期待を抱いて2年。鳩山首相・菅首相、いづれも期待はずれ。「自民党の方がましだった」と民主党に投票したことを後悔させられ方々も多いに違いありません。


過去の二人に共通することは、いづれもリーダーシップが発揮されなかったということ。その結果、以前よりも日本の状況が悪くなったということ。


今回、野田新首相は、前の二人を反面教師として、「全員野球、一致結束、党内融和、ノーサイド」など、まずは、民主党内が一枚岩になることを目標としているようである。

至極、当たり前の話である。組織やチームを一つにまとめないと力が分散してしまい、また、組織内が混沌(カオス)とした状態になり収拾がつかない。まずは、民主党内が結束できる体制作りは当然の話である。

具体的な形としては、党役員人事や閣僚人事で「言行一致」かどうかを確認することができる。

党内人事については、まずは、合格のようだ。

さて、閣僚人事はどうだろう?



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ところで、野田氏は地味な印象が強かったが、今回の立候補で演説を聞く機会が増えた。結果、分かりやすい話をする人だという印象を持った。

自らを泥臭い「ドジョウ」になぞらえ、金魚と対比している。

また、党役員人事では、党役員に求めることを旬の話題のサッカーになぞらえ、「MF(ミッドフィルダー)」の役割を期待したいなど。

相手のレベルに合わせて話をするのはコミュニケーションの基本である。野田首相は口頭コミュニケーション力は高いのではないでしょうか?


次に、野田氏を良く知る人たちは皆一様に、「実直」(誠実で陰日なたのないこと)だという。つまり、ドラッカー氏の言う-リーダーに必要な唯一の資質=「真摯さ」(integrity)があるということではないでしょうか?


また、閣僚になる前まで20年以上、定期的に朝の街頭演説を継続してきたという「粘り強さ」、「継続力」がある。

その他、政治家になっても偉ぶらず、「謙虚」な人柄。代表に選出された後、民主党大会で挨拶する際のお辞儀でも方が見えなくなるくらい深々とお辞儀をしていた。


表面的には、強力なリーダーシップがあるようには感じられないが、本当のところは未知数ではないでしょうか?

日本の将来ビジョンは明確に打ち出すことは必要だが、その他、具体的なことは、それぞれ得意な方に任せて自身はフォローに回るなど、野田氏流のリーダーシップを期待したい。

そして、日本丸をより良い方向に導いていってほしいものです。