先日、友人家族が大阪に遊びに来たとき、

途中で兄弟姉妹の話題になってね。

 

 

友人が

「マキちゃんはそういえば長子だったもんね」

 

…って。うん?うーん

 

「長子」長女でなくて?

 

 

「長子」なんて言い方、

日常会話で使ってる人初めて見たよー爆笑

と笑っていると、ちゃんと理由がありました。

 

 

彼女は、自分の2人の娘が通う小学校でPTAの副会長をしているそうでね、

学校で子どもたちに持たせるプリントを準備することもあるんだって。

 

そこで、一家に一枚でいいプリントの場合は

兄弟姉妹の長子だけに配ることから、

その名を『長子プリント』というんだそう。笑

 

※6年生だけは全員に配られ、

 長子が中学生以上の場合は小学生のいちばん上の子のみ。

 

 

僻地の小さな小学校ならまだしも、

聞けば各学年に3.4クラスあるそうなのね。

数百人!?の全児童の兄弟関係を把握した上で、長子だけにプリント配るの大変じゃない?

 

ほんの少しのプリントコストを考えても

全員に配る方が時間の短縮にはなるんじゃないの?!

 

…私のそんな疑問に彼女も頷きながら、

兄弟の多い家庭からは、

『1枚でいい、ゴミが増えるイラッ』という苦情も少なからずあって、仕方ないんだって。

 

 

まぁそんな訳で

彼女は「長子」に対する意識が人一倍強い訳ですが、この話の本題はここからなんですひらめき電球


 

私は実際に4人きょうだいの「長子」なので

とてもよく分かるんですが、

 

「長子」だけに配られるなんてものは、

長子にとっては正直 “面倒くさい” だけなんですよね。

荷物になるし!

うっかり親に渡すの忘れると怒られるし!

(だいたいにおいて長子はボーッとしてるしw)

 

出来れば

妹や弟に代わりにやってもらいたいもの。

 

 

と  こ  ろ  が  目

 

 

そんな「長子プリント」

第二子・第三子にとっては 憧れ だというじゃない!

 

ビックリびっくり

 

 

この友人の2人の娘ちゃんも

長女の方はただ「面倒くさい」と思っているのに対し、

次女は自分だけ貰えないことをあまり良くは思ってないみたいなのね。


 

「お姉ちゃん、今日長子プリント貰ってたでしょ。私見てたんだから。ママに渡した?」

 

なんてことを毎回言うんだって。

「長子プリント」が出る日の次女は神経質なんだって。

 

どうやら次女ちゃんにとっては

 

(長子プリントの有無で)

「ママに気にかけてもらえるお姉ちゃん」

「どうでもいいと思われてる私」という関係に見えてるらしい…

 

えぇぇぇーーーポーン

 

そうだったのかーー!!



これ、次女あるある?

長女の私には思いもつかなかったけど、

そういえば妹の気持ちになって考えてみたことは一度もなかったなぁ…。


「お姉ちゃんだけズルい」という感情って

こういうところにも表れるんだと改めて知って驚きました。

 

そして

やっぱり子どもって親からの愛情を常に求めているんだということも。

 


親の愛情を

こどもは自分で勝手に解釈する

 

こういう感情のひとつひとつが人間形成に大きく関わると聞いたことはあるけど、

まさかこんな些細なエピソードでも?と衝撃だったので

「えっ、そんなことで!?」という誤解は

実際にはもっともっとたくさんあるんだろうな。

 


子どもが不安を持たなくてもいいように

「愛してる」の言葉は

たくさんかけてあげるのがいいんでしょうね照れ

 

 

そして出来れば


長子プリントは全員に配ってあげて下さい。笑