時代の流れなのでしょうか
最近、 こういうテーマの本が増えてきましたね。
「好きなことだけやって生きていく」といく提案
角田陽一郎 著
私はかつて
大学卒業後、新卒で一般企業に就職したものの
上司の理不尽に耐えることが出来ずに心を壊し
たった1年で逃げ出したという苦い経験があるんですが
おかげで、その時に決心した
「これからは好きなことして生きる」を
今日まで20年近く続けてこられています。
企業で働くことによって得られる
安定や保障とは一切無縁になったので
不安が全くなかったと言えば嘘になりますが、
代わりに
自由な時間とストレスのない生活を手に入れることが出来ました。
どっちがいいとか悪いとかはなく、
ただこちらを選んだだけ。
毎日心から「楽しい!」と思って仕事は出来ていますが、
「ボーナス欲しいな〜厚生年金って最高だな~」と羨ましく思うことも多々ありますw
この本の著者は、TBSで数々の人気番組を作ってきた敏腕プロデューサーさん。
昨年末に退社されて、現在はフリーで更なる活躍をされていらっしゃいます。
タイトルから
「みんな会社なんて辞めちゃって、自由に好きなことして生きようぜ~YEAH!」
…なんてイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、決してそういう内容ではなく
「どんな仕事も視点を変えればいくらでも楽しめるし、好きなことに出来る」
という感じでしょうか。
好きなことをして生きてる私は、もちろんこの本の内容には概ね共感出来るのですが
なぜこの本を買ったかというと
昨日、心斎橋でこの著者の方のトークイベントがあったから
お相手は、こちらも昨年末に電通を退職された
自称 “青年失業家” の 田中泰延さん。
以前、『不機嫌は未来を壊す』というタイトルで
このブログでも紹介したことがあるんですが、
私 この方の感性が大好きで♡
ぜひお話を間近で聞いてみたかったんです。
マスコミを代表する日本の大手企業
元TBSの角田さん(右)と
元電通の田中さん(左)。
このお二人で面白くないわけがない!!
いろいろ印象に残る話はありましたが
ひとつだけここに挙げると
(本にも書いてある内容ですが)
“マンネリも、
極めれば唯一無二の武器になる”
得意分野は自分で飽きてはいけない、
人に飽きられるぐらいまでやって初めて価値が生まれる、という話。
「サザンやaikoの曲が全部同じように聞こえるのは、それがそのアーティストの根幹であり、求められている魅力だから。」
これは私の師匠も何度も何度も言われることなので、きっと真理なのでしょう。
変化に合わせて対応できる力も必要だけど、
得意なことを何度も繰り返し続けることが
その道のプロになるということ。
「自分らしさ」という柱を貫く心構えを。
お二人のゆる~いトークの中にも
時代の先見力と
分析・マーケティング力の高さを感じて
さすがだな~とひたすら感心していた2時間。
テレビ業界の怖いウラ話も聞いて
働き方を真剣に考えるよい機会にもなりました。笑
行ってよかったな\( ˆoˆ )/