数年前の夏、原因不明のアナフィラキシーショックになりました。


アナフィラキシーとは、短時間に全身にあらわれる激しい急性のアレルギー反応です。

主な原因は、食べ物や蜂毒、薬剤などです。




あと少しでも搬送が遅れていたら命を落としていたと言われ、救命に関わってくださった皆様に感謝しています。



私の場合、血液検査ではアレルギーの原因が特定できず、原因不明のアナフィラキシーと言われました。



もし、原因不明のアナフィラキシーショックになった方がいたら、もしかしたら私の事例が参考になるかもしれないと思い、ブログに書くことにしました。





発症前日
昼〜夕方まで海釣り。
虫除けスプレーなど対策をしていたが、10箇所ぐらい蚊に刺された。
刺された所にムヒを塗って、就寝。


発症当日
足が痒く、火照った感じがして早朝に目が覚める。
足や腕に蕁麻疹がでていた。
朝一番で近くの皮膚科に受診。
パッチテストをすると、ハウスダストとダニに少し反応あり。
蚊に刺されたことは関係ないと言われる。
塗り薬と飲み薬をもらい帰宅。



昼ごろ帰宅して着替えていると、蕁麻疹がお腹や背中にも広がっていた。
鏡で見てみると、気持ち悪いぐらいにボコボコの蕁麻疹が世界地図のように広がっていた。
とりあえず薬を塗って、飲んで、仮眠。



夕方、家族が帰宅。
あまりの蕁麻疹の酷さに、もう一度病院に行くよう勧められ、今朝受診した病院に電話することに。
現状を伝えると、塗り薬と飲み薬で様子を見てとのことで、そのようにして就寝。



深夜23:30ごろ、気持ち悪さで目が覚める。猛烈に吐きそう。
顔が腫れている感じもして、洗面所で鏡を見たら、顔が腫れ唇も紫色になっていた。
吐きそうでトイレに行ったが、この後数分間、意識を失ったようで、意識が戻ったらトイレのドアを背にして床に座っていた。
フラフラしながらトイレを出たが、また意識を失って倒れた。
この時、倒れた時に大きな音がしたそうで、家族が起きて気づいてくれた。
声を掛けても反応せず、やっと意識が戻ったと思ったらまた意識を失う。何度か頬をペチペチ叩いてやっと意識が戻り、救急車を呼んでもらう。
救急車を待っている間、寒くないのに全身の震えが止まらない。少し息苦しい。気持ち悪さは少し落ち着いた。

午前0時すぎ、救急車到着。自宅から消防署が近かったのですぐに来てくれた。
救急救命士の方に声を掛けられるが、うまく喋れない。
瞼が重くなってきた。声は聞こえる。
血圧を何度も測られるが、低すぎて計測できない。
機械?を変えてやっと計測でき、近くの大きい病院に搬送される。


0:30ごろ、病院に到着。すぐに処置室へ。
まだ瞼が重い。お医者さんや看護師さんの声が沢山聞こえる。意識が朦朧としてきた。
太ももに注射。足首にも注射。
腕にも注射、これは点滴だったみたい。
看護師さんの問いかけに答えたいがうまく喋れず、酸素吸入器をつけられた。
その後、目が覚めたらベッドの上で点滴を受けていた。
息苦しさはなくなっていた。
看護師さんに声を掛けると、車いすに乗せられ、待合室で待っていた家族の元へ。
2時間ぐらい待っていたらしい。
HCU(高度治療室)に入院することになり、その説明を受ける。
家族と別れ、病室へ。



入院1日目
起床時間まで眠れた。
蕁麻疹はだいぶ引いていたが、まだ全身に出ている。
蕁麻疹とかゆみ以外は正常。
点滴は継続。
トイレの移動は看護師さん付き添い。

昼食から食事が出たが、食べると蕁麻疹が広がってくる。
食べたいけど、かゆみも出てきたので少しだけ食べて残す。

就寝後、かゆみに耐えられずナースコール。
痒み止めはこれ以上使えないと言われ、氷枕をもらう。
かゆみで眠れなかった。



入院2日目
点滴は継続。
朝・昼食を食べはじめると、また蕁麻疹が広がる。
体温が上がるから?
皮膚科外来で診察を受ける。
血液検査をし、もう一泊することに。
薬剤師さんが病室に来てくれ、エピペンの説明を受ける。
夕方、HCUから一般病棟に移る。
夕食は、やっぱり蕁麻疹が広がるのでほとんど食べられず…。
点滴を外し、飲み薬になる。
ステロイドのせい?胸の圧迫感がある。



入院3日目
かゆみで目が覚めることもなく、朝まで眠れた。
目が覚めると、蕁麻疹が引いていた。
飲み薬が効いたみたい。
朝食も完食できた。食べ終わっても蕁麻疹は出ない。
皮膚科で診察を受けて、薬をもらって退院。



その後
血液検査では、原因がわからず。
ハウスダストとダニに少し反応はあるが、直接の原因ではなさそう。
蚊に刺されたことも、原因ではないと思うとのこと。
蕁麻疹はほとんどが原因不明らしい。
今後の生活での対策を聞いたところ、
対策は、無理をしないこと。




未だに、蕁麻疹はポツポツ出ます。
疲れたり、体温が上がると出やすいことに気付きました。
入浴後、蕁麻疹がブワッと出たり、足の裏が腫れて痒みがなかなかおさまらないこともあります。
今も定期的に受診して、飲み薬と塗り薬、エピペンを処方してもらっています。
飲み薬はアレロックで、蕁麻疹や痒みが出てきた時に1日2錠まで、頓服で飲んでいます。
塗り薬は、蕁麻疹や痒みがひどい時に塗っています。
エピペンはまだ使ったことはないです。今後使うことは無いかもしれませんが、お守りとして持っています。





深夜、家族が気づいてくれなかったら…
搬送が遅れていたら…
改めて命を大切に、感謝の気持ちを忘れずに日々過ごそうと思いました。



たかが蕁麻疹と思わず、少しでも違和感があったら、すぐに病院に行ってください。


私のように、診察後も症状が酷くなるようなら、大きい病院で診てもらってください。




退院後しばらくは、不安でいっぱいでしたが、今はあまり気にしすぎないように、無理しすぎないように生活しています。
一応、虫除け対策も今まで以上にするようになりました。
体温が上がるので、お酒もほとんど飲まなくなりました。調子がいい時だけ、少量飲むようにしています。
原因不明だと言われると不安になりますが、今では趣味の釣りも再開し、薬のおかげで蕁麻疹ができてもアナフィラキシーショックの時ほど酷くなることもなく生活できています。
これからも上手に付き合っていきたいと思います。