「地方大学でも国公立医学部に行くには東大レベルの学力が必要である」と、まことしやかに謳われています。

 

正直言って、その評価にはなんとも違和感があります。

同級生で東大(理3以外)に合格した連中は次元の異なる知性を感じましたが、地方医学部に合格した連中は、ごくごく人間味のある学力であったと思います。

 

「医学部に行くには東大レベルの学力が必要」というフレーズはどこから来るのでしょうか?

おそらくは予備校算出の偏差値と、医学部人気から醸し出された、いろんな方面に都合のよい文面なのだと思います。

 

「医学部行けば東大以上」

という評価ならば、地方国立大学医学部に合格した学生も、家族も、教師もハッピーです。不合格の学生・家族の自尊心も保たれます。そして受験産業にとっては生徒を呼び込む格好のキャッチコピーです。

 

「東大レベルの学力」という表現は、「ノーベル賞級の発明」・「金メダル級の活躍」のように権威を持ち出して箔付けをした実態のないものだと思います。

 

そもそも学部と大学間の難易度を比較することにどれだけの意味があるのかという疑問があります。

 

学部間で比較をするならば、東大の工学部(理系最大学部)の定員が約1000人ですので、国公立大学医学部の上位1000人くらいは工学部なら東大に行っていてもおかしくなかった、というのが謙虚で現実的な評価だと思います。国公立大学医学部の定員は5000〜6000人ですので、上位20%くらいは東大レベルという表現をしてもよいのかも知れません。この基準で、医学部の定員で国立大学工学部を上位から埋めていくと、最低ラインは旧帝国大学レベルということになります。

医学部特有の様々な事情を無視した概算ですが、これは私の感覚とも一致します。

 

「医学部行けば、旧帝国大学工学部以上」

ちょっとインパクトが小さいでしょうか。いえいえ十分難関だと思います。

そして、努力と工夫次第でなんとか手に届く範囲の目標だとも感じるのです。

 

もちろん、私が無事に医学部に合格した暁には「地方医学部といえども、東大レベルの学力が必要と言われています(キリッ)」と、言うと思いますが。。。

 

 

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