医学部受験生たちの得意科目は何でしょうか?
数学、理科、英語、おそらくそのいずれかを上げる人がほとんどでしょう。
二次試験の武器として、これらをどれだけ研ぎ澄ませているかが、難関大学医学部の合否の分水嶺となるでしょう。
社会科目のなかで歴史(日本史・世界史)を上げる人も一部いるかも知れません。
これら歴史系が好きな人は、趣味の延長であることが多い気がします。
医学部受験(理系全般)への影響は比較的小さく、社会が原因で合否が分かれたという話はあまり聞きません。
国語が得意(あるいは好き)ですと、自信を持って手を上げることができる理系の受験生はいるでしょうか?
私のこれまでの狭い人間関係の中では、該当したのは東大進学者(理科1類)だけです。
文系、特に理系から文転した人は数学を苦手としていることが多くコンプレックスを抱きがちです。
他方、理系では国語に対して苦手意識どころか必要性を感じないまま、センター試験さえ乗り切れば良いと考えている人が多い気がします。
しかし、そのセンター試験国語こそが実は多くの医学部受験生の進路を左右している重要教科であると思います。
センターの得点でほぼ合否が決まってしまうような大学の場合、国語の配点の比率は大変大きなものとなるからです。
国語は大きく分けて、現代文・古文・漢文から成ります。古文・漢文に関しては苦手意識を持つ受験生は多いものの、外国語の勉強に似通っているところがあるので、基本的に量をこなす勉強法で徐々に実力がついてくることが実感できる分野です。極端な話ですが、センター試験の過去問や模擬試験、予想問題を目に付く限り全てやれば点数がついてくるようになります。
一方で現代文はどうでしょう。
語彙力はともかくとして、読解力の伸びを実感することは難しく、マークシート形式でなんとなく正解していると、勉強する意味がないと誤解しがちです。国語(現代文)に関しては文系のほうが安定した点数をとれていることを考慮すると、二次試験対策である表現力(記述問題)の鍛錬が、結局は読解力の上昇にも関与しているのだろうと思います。もちろん、読解力の素養のある人が文系に進んでいるという点もありますが。
一つの問題を理解することで着実に知識が増えていく他の教科と異なり、現代文は一朝一夕では実力が伸びません。
早急な対策を求めている時点で、本質を見失った勉強をしているのかも知れません。
私は現代文に関しては、当面の間は文系を基準とした勉強をしていこうと思います。