人生と”創造”の会オリノです。

 

それでは答え合わせです。(笑)

 

【神】は全知全能で完全な存在である。

それはどういうことを意味しているのか?

 

文字通り、全てを知っており、意図したことをその通りに実現するあらゆる能力をもち、自身の外に何らかの関係・依存を必要とせず、それ自身だけで成立し、自己完結する完全な存在である。

宇宙は【神】の意思の現れなのだから、その中に存在するもの・起きる出来事も、【神】の意思・意図・予定・予測に反するもの・想定外のものは存在できないし、起こり得ない。

 

そのようなことが起こり得るということは、【神】の全知全能と完全性を否定することである。

それが可能ならば、【神】の定めた秩序は不完全であり、【神】は不完全な存在となる。

 

【神】に創られたものの中でも、人間は特別なものである。

他の生物は自然の秩序の中でしか生きられないが、人間は高度な知性と自由意志を持つため、自然の秩序を超えた、または逸脱した生き方が可能なのである。

人間は自己の在り方を自らの思考で変化・向上させる存在なのだ。

それは【神】が人間に与えた能力・特性である。

欲望を満たすだけの野蛮な人間が、人間性を身に着け、謙虚に、誠実に、良き隣人となるためには、過ちを犯すことは不可避である。

人間は間違い・失敗・過ちから学ぶことでしか向上・進歩できないのだ。

運よく長生きして改心・回心できれば良いが、そこに至る前に死んだ者は罪人として裁かれる。

【神】は全知であるならば、どの人間が、どのような環境に生まれ、どのような影響を受け、どのような性格となり、どのような人生をおくり、どのように死ぬか、知っていなければならない。

【神】の目には、特定の個人が生涯で向上できる上限も、可能性も見えているのだ。

そうならば、【神】は意図して、良好な環境と影響を受けて楽に天国に行く人間と、劣悪な環境と影響を受けて地獄行きがほぼ決まっている人間を創っていることになる。

 

【神】によって創られたために、【神】に罰せられる。

人間はそのようなものとして創られたが、そのようなものであるゆえに罰せられる。

運悪く、【神】のありがたい計らいにより、短く悪しき生涯しか与えられなかった者は、やり直す機会もない。

そして最後の審判の時には、地獄行きを宣告され苦しむために生き返させられるのだ。

まさに理不尽である。

 

 

【神】の意志に逆らったからなのか?

なら、なぜ初めからロボットのように創らなかったのか。

人間は【神】を構成する一部である。

【神】が【神】の一部分を罰するとはどういうことだ。

【神】が【神】の一部分を意に反するとはおかしな話である。

【神】が【神】の一部分を救うというのも奇妙である。

【神】の怒り、悲しみは【神】が不完全であり、全知全能ではない証である。

【神】自らをかたどった創造物が、きちんと仕様通りに出来上がっているのに、それが嫌だと言っているのだ。

 

つまり、救済と罰を与える人格神は人間の妄想である。

人間を支配するためにでっち上げられたものである。

【巨大な意識】とは自分のことだと偽って、人間を支配した者が広めた邪説である。

 

 

次回更新 ・・・・(タイトル考え中)・・・・