人生と創造の会オリノです。

 

自分とは肉体であり、この肉体こそ自分なのだ。

体の表面を覆う皮膚が、自分と自分でないものとの境目となる。

そのように考えることは、当然の成り行きである。

 

境界があるという考えは、まるで自分が周囲の環境から独立して

存在しているかのような幻想をもたらす。

だが少し考えればそうではないことが理解できるだろう。

毎日の食事として、体の維持・成長に必要な物質を取り込み、水分も補給する。

呼吸することで、酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出する。

体内の老廃物を排泄する。

皮膚からは外気の湿度・風量に応じて水分が蒸発・吸収する。

角質化した皮膚片が常に剥がれ落ちている。

抜け毛。

 

肉体はひと時も休まずに外部と物質のやりとりをしており、

そうすることでしか維持・成長・変化できないのだ。

現代の都市住民は、加工食品の増加と上下水道が整備された環境で

生活しているため、自分が自然の循環の一部であることより、

人間社会の小さな歯車であるほうが重要に感じるだろう。

 

 

だが実際には自然・環境と肉体であるあなたは、

切っても切れない関係にある。

あなたの生命、全ての人間、動植物は、自然の循環・働きが

現在見られる形で機能しているから維持されている。

肉体であるあなたは自然の一部である。

自然は肉体の延長でもある。

あなたは自然と一体であり、そのなかに存在している全ての生命と

お互いに影響を及ぼす関係にある。

自然と一体であるなら、地球の一部である。

肉体であるあなたは、地球の表面付近の物質によって構成されている。

地球の一部であるなら、太陽系の一部である。

太陽の光と熱、諸惑星との関係により定まった公転軌道により、

地球は豊かな自然を育んだ。

太陽系と一体であるなら、天の川銀河の一部である。

非常に希薄で微々たるものだが、一体性は無くならない。

そして、あなたの起源としてビッグバンに行き着く。

人間の知っているもの、これから知るもの、知ることのできないもの、

全てが一点に在り、ひとつだったのだから。

 

次の更新 

 

肉体だけの存在と死