こんにちは
イノッチのドラマが発表されて
ちょい下がってたテンションが上がって
明日を迎える前に
もうちょいテンション上げていこうかな
という事で
落し物っつーか、忘れてました
バレンタインの書きかけ…
まだ出来てないけど←遅すぎ
ええ
私の事は嘘つきBBAとでも呼んでください
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「ただいまー」
バン
ダダダダダッ
「けぇーーーんっ」
いつも通り、いや…今日はいつも以上だな
俺が帰ってくる時間、いつも剛はご機嫌
きっと、まぁくんが食事の支度しながら
上手に剛の相手してくれてるからだよな
ホント、感謝だよ
剛の笑顔は最高の栄養ドリンク
お陰で俺は、仕事の疲れも、帰り道の寒さも
一気に吹き飛んじゃうもん
玄関まで走ってお迎えに来て
ピョンと勢いよく飛びついてくる剛を
受け止めて、抱っこして…はい、おかえりのチュ…
ん?
なんだか甘い匂い…
剛の顔を見たら、泥棒メイクみたいに口の周りにチョコレートがベットリ…
「剛?ご飯前なのにチョコレート食べただろ」
「うん。えんちょー食っていいって言った」
まぁくんてば…ダメじゃん
まぁくんの料理、俺はどんなにお腹いっぱいでも食べられちゃうけどさ
意外と剛に甘いんだから
「剛、まぁくんは?」
ひと言、釘刺しとこ
「あ?えんちょ-?飯作ってるけど、来たらダメだって」
「…なんで?」
「いいから、いいから」
剛に手を引かれて、洗面所に連れてかれる
「早く。手洗いと、うがいして」
あ、廊下に何か落ちてる
そういえば、剛が走って来た時に何か落ちたような気がしたんだよな…
綺麗な封筒…なんだろ?
拾い上げて、取り敢えずポケットへ入れて
手を洗い終えると、今度は階段に連れてかれて、お尻を押された
「後で呼び行くから、上で待ってて」
俺が階段を登り始めると
「俺が呼びに行くまで、絶対来ちゃダメだぞ」
なんて、念を押されて
何だ?
あ…もしかして…
何も言ってなかったけど
バレンタインだから?
サプライズで何か準備してくれてる?
ふふ…
なんだか、剛まですごく張り切ってる
ま、俺も一応準備はしてあるけどね
お酒とビターチョコのセットはまぁくんに、剛にはチロルチョコとビッグサンダーの詰め合わせ
どっちも綺麗にラッピングして、剛に見つからないよう仕舞ってある
…俺は買ってきただけなんだけど…
いいよね…気持ち、気持ち
あ、そーだ。さっきの封筒…
拾ってそのまま持って来ちゃった
宛先も何も書いてなかったけど、多分まぁくん宛だよね。後で返そ
テーブルの上に置いて、部屋着に着替える
でも、何で剛が持ってたんだろ…
「けーんー」
剛が呼びに来て、テーブルの封筒を見た
ん?
今…「あっ」て顔したよね?
慌ててズボンのポケット確かめてる
「これ、剛の?」
…な訳ないよね。こんな大人っぽい封筒
「えっと…そう、俺の。返して」
…嘘ついてる?
目が泳ぎまくってるよ
やっぱりまぁくんのだよね?
嘘つくこと無いじゃん
「誰からのお手紙?見ていい?」
「ダメっ」
俺から封筒を取り返して、ズボンのポケットに仕舞い込んだ
「な、腹減っただろ?早く行こ!」
んー…封筒の中も気になるけど、お腹も空いたし…ま、後で聞けばいいか
剛が先に立ってリビングのドアを開ける
テーブルの上に綺麗に並べられた食器
ハート型のハンバーグに真っ赤なソース
付け合せのニンジンとポテトもハートって
まぁくん…女子みたいだよ
すごく嬉しいけど
「これ、俺もお手伝いした!」
剛がドヤ顔でハンバーグを指差す
「ハートの形、一番上手く出来たやつが健のだもんな」
まぁくんが剛の頭をクシャッと撫でた
そっかそっか
それはさぞかし美味しいだろうな
「えんちょー、焼く時失敗して、ハート壊しちゃってんの。ほら」
剛がまぁくんのお皿を指差して、うひゃひゃって笑う
アハ……ホントだ。ハート真っ二つ…
でも、それだってすごく美味しそうだよ
二人で作ってくれたんだもん
美味しいに決まってる
「「「いただきまーす」」」
「おいひぃ〜!さすが、まぁくん」
まぁくんと目を合わせて笑い合う
ん?
(隣見てみろ)って目で合図してる?
あ……
ふふっ…ゴメンゴメン
「剛がお手伝いしてくれたからかな。いつもより、すっごく美味しい。頬っぺた落ちそう」
「だろ?でも、ほっぺは落とすなよ」
ドヤ顔で俺の頬っぺた両手で包んで、ペチペチって軽く叩いた