入院中にはいろんなことがありました。
例えば石川さん。
私の横のベッドで手術のため入院していた
80歳くらいのおばあちゃん。
糖尿病も患っていたみたいで
甘いものはとめられていました。
がしかし、
消灯時間の9時を回ったある夜のこと。
まっくらな病室から、なにやらごそごそ棚をあさる音
そして
パリパリもぐもぐの音が・・・。
おっと、隣の石川さんがなんか食べてる
あま~い香
いったい何を・・・
ちょうど看護婦さんが巡回に。。。
耳の聞こえが悪い石川さん。
一向に気付かず、、、食べている、、、。
栃木弁の看護婦さんに
「もぅ石川さん、なにたべてんの~~~
だめっていったでしょう~~」
「はい、すんません
ごめんなさい、ごめんなさい・・・」
まっくらな病室で、みんな二人のやり取りを聞いていたでしょう。
懐中電灯に照らされて
石川さん、心拍数あがっただろうなぁ。。。
お菓子、唯一の楽しみだったんだろうなぁ
巡回の時間を外せば良かったのに。。。(→o←)ゞ