高校野球の地区予選が始まりました。

 

野球が好きで高校野球が大好きで

 

毎日全国各地の試合結果を一試合残らず確認しています。

 

「オーッ、懐かしいなあ、あの学校、勝ってるやん」

 

なんて自分の昔を思い出しながら、、

 

さて本題ですが、もちろんプロ野球も観ます、テレビでですが。

 

そこで気になる選手がいます。

 

守備がどうもうまいと云えなくて、案の定よくエラーをします。

 

「ちゃらんぽらんな捕り方するからや!」

 

監督のみならず、ファンからも罵声を浴びています。

 

然し私はちょっと違った見方をしています。

 

「アマチュア時代に基本をしっかり身に着けてこなかったから」

 

と思っています。

 

「そんなバカな」と思われるでしょうが、プロで通用する技術を

 

身に着けるには生半可な基礎では、追いつきません。

 

私は体験しています。

 

プロではないですが、社会人野球の名門チームの練習に

 

参加したことが有ります。その時、実感しました。

 

「ウワーッ、速ッ!」

 

内野ゴロが私が体で覚えている時間(秒)で「来る」と

 

思っている何倍ものスピードでグラブに到達するのです。

 

これがプロなら・・・

 

さて、件の選手ですが「捕り損ね」もありますが

 

圧倒的に多いのが「一塁への送球ミス」です。

 

このシーンを見るたびに私は思わずつぶやきます。

 

「キャッチボールをしっかりやって来なかった報いや」

 

 

キャッチボールを誤解している選手がいます。

 

「肩慣らし」が主たる目的ではありません。

 

受け手の真正面(厳密には受け手の利き手前)に

 

何回投げても正確に投げられるようにする練習です。

 

言うまでもなく、野球は一人でやるスポーツではありません。

 

当たり前のように思うが故に「忘れがち」なんですね。

 

翻って我ら仕事人は如何でしょう?

 

これも言うまでもなく、みな「プロ」です。

 

月謝を払って学んでいるのではありません。

 

仕事をして報酬を得ているのです。

 

厳しい練習、否、厳しい試合の連続です。

 

それを乗り越えるには、たとえ面白くなくても

 

地道な基本の反復が欠かせません。

 

「さあ、キャッチボール!」