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まずは「ゴジラ-1.0」

 

とっても退屈でツライ。

山崎貴監督という時点でわかってはいたのだけど、脚本と演出がいわゆる普通の邦画レベル。加えて俳優(特に主演以外)の演技が素人、というか子供の学芸会みたいで、ふざけてるのかマジなのかわからなくなる。これはたぶん演出と芝居のつけ方が悪いせいで、職業俳優がここまでひどい演技をさせられてるのはきっと本意ではないのだと思いたい。ALWAYSとかが好きな人には刺さるシーンが盛りだくさんだからビジネスとしてはむしろ正攻法の王道ですらあるけどくそくらえ。海戦のシーンとか見るべき場面はなくはないので、15分くらいの短編映画としてだったら楽しく観れたはず。ただちょっと、シンゴジの亡霊に囚われた生煮え料理の段階で世に発表せざるを得なかった点には少し同情する。『ゴジラVSガイガンレクス』とか『ゴジラVSメガロ』とかの流れで観ていれば、そんなに腹も立たないはず。

『ゴジラVSガイガンレクス』 (Godzilla vs. Gigan Rex)

『ゴジラVSメガロ』(Godzilla vs. Megalon)2023

 

 

その流れで観た「怪獣王ゴジラ」1956

ゴジラ1954の海外版だけど今回が初見。

あの歴史的傑作の初代ゴジが、編集でここまでひどい作品になってしまうのかと衝撃を受けた。

あまりにショックでまだ最後までは観てないけど、初代ゴジの美点は編集のまともさにもあったんだなあと再発見できました。

雑に再撮影されたシーンも多いのだけど、時系列が間違っていたりで映画として成立してない。リドザウルスや金星竜イーマを観ている気分。

 

 

その流れで観た「怪獣総進撃」1968

 

観始めてから気づいたけど初見でした。

でも思っていたほど悪くない。倍速もせずに最後まで観れた。昔の映画としてはあんなもんだろうという諦観もあって演出のちぐはぐさとかも気にならない。けどゴロザウルスを地底怪獣として出したり、本家地底怪獣のバラゴンが全然出てこなかったり、バランが案山子だったりと、怪獣や怪獣ファンへの配慮が全くないのは昭和感満載でちょっとツライ。ファイナルウォーズはそのへんがまだマシだったんだよなあ(ヘドラを除く)。

 

 

さらにその流れで観たのが「シン・ゴジラ:オルソ」

 

特に観たいとも思ってなかったんだけど、観たらやっぱり傑作だった。

モノクロだからどうとかではなく、単純にシンゴジは傑作なんだと再確認しただけだけど。

シンゴジ公開時には初代ゴジに5億点、シンゴジに6億点くらいの点数をつけた憶えがあるのだけど、あれから評価は少し変わって初代ゴジ4億点、シンゴジ7億点が現在の自分の評価です。マイナスワンと総進撃はどちらも70点くらいかなあ。

 

 

さらにまとめて観たのが「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」2019と「ゴジラvsコング」2021

 

まあ予想通りの内容。ガンプラに塗装とかしながら観た。

海外版ゴジラの自分的評価はエメゴジやギャレゴジに怪獣王も含めてすべて50点くらい。

パシフィックリムや髑髏島の巨神のほうがよっぽどおもしろい。

とはいえ海外は、べつにあれでもいいとは思う。

 

むしろ問題は日本のほうで、いつまでもシンゴジの影を追うべきではないし、ファンもそれを期待すべきではない。

シンゴジを超えるのはおそらく当分の間は不可能なんだから、その間はシンギュラポイントとかでお茶濁したり、エメゴジやグエムルみたいな変わり種をパクったりしながら可能性を追求するほうが建設的ではないかと思うのだ。

 

 

変なプライドぶっ壊してみんな大好きなサメ映画シリーズみたいになればいいと思うよ。

 

 

 

 

 

初代ジョーズへのオマージュを持ってきたゴジラマイナスワンは、ひょっとしたらそうした展望を内に秘めていたのかも知れないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っねえよ!