今年三月、私は小沢一郎アレルギー! の中で、自民選対委員長の
古賀誠は小泉チルドレンらに落選してもらって、民主に政権を
取らせたがっていると書いた。
その時私はその理由を「法案を通させないため」と書いたが
最近もっと重要な理由がある事に気がついた。
官僚機構や族議員達は
今回落選したチルドレン達に次回公認を与えず
官僚OB候補者に差し替えたいのだ。
最近の地方選挙を見ていると良く判る。
敗れはしたが、自民が推薦したのはいずれも官僚OBだ。
阿久根市長 国土交通省
名古屋市長 通商産業省
千葉市長 建設省
静岡県知事 労働省
そして民主も似たようなものだ。
独立行政法人廃止を叫んでいるのに、その障害になるであろう
新たな官僚OB議員を生み出そうとしている。
茨城 1区 福島のぶゆき 経産省OB
神奈川 2 区 三村和也 経産省OB
別に調べたわけでは無く、たまたまこの二人が目に
付いただけだから、探せばまだ居るだろう。
茨城1区 などは農水OBの自民赤城徳彦との戦いだから
どっちにしろ官僚OBが当選することになる。
これこそ官僚機構の望む形で、将来的には
全ての選挙区の、全ての候補者が官僚OB
となることを狙っているだろう。
今回、選挙協力や官僚OB公認がなければ
民主は単独2/3を取れてたはずだ。
参議院の過半数割れなんぞ気にする必要が
無かったということだ。
逆に国民新党を加えた衆議院2/3や参議院過半数には意味が無い。
自民以上の保守系である国民新党が、国民の意に沿った
法案にOKを出すとは思えないからだ。
しかし民主を批判しても、仕方が無い。
民主内部では官僚寄りの議員達が実権を握りつつある。
ただそれだけだ。
それでも今回、私は民主に投票するつもりでいた。
だが、止めた。
何故なら、いつのまにか、民主の比例名簿に
通産官僚OBの憎き、小林興起が居たからだ。
自民も民主も選挙に勝つことが、目的では無く
官僚OB議員を増やすことが目的のように見える。
今回の選挙は予想通り、当たりくじの入っていない
福引になってしまった。
明日は地震と雷と台風とテポドンが同時にやって来るかも知れない。
何しろ、この私が三日連ちゃんで、ブログを更新したのだから……