無能コメンテーター | ごろつき中年ニートの怒りと弱音の日々

ごろつき中年ニートの怒りと弱音の日々

新宿歌舞伎町でホスト、ソープ、ポン引き、ボッタクリ、取立て屋、カジノ等の職につき、

一時はカジノ、麻雀荘、喫茶店等を経営していた男の、落ちぶれニート生活!!

元厚生次官宅襲撃事件の容疑者、小泉毅について

ワイドショーのコメンテーター達は、口を揃え


10年間無職の男がどうして家賃を支払えたのか?

彼を援助していた組織が、あったのでは無いか?


と言い、組織犯罪説を唱えた。


私はコメンテーターに


「小泉が10年間無職だったのでは無く、お前らが10年間無能だったのだ!」


と言いたい。


10年間無職ということは有得ないから、小泉も私のように

裏仕事をしていたのだと思う。


裏仕事をしている者は、仲間以外に職業を訊かれても、無職だと答えるし

税金を支払わないから、役所でも無職扱いになる。


私も、ここ25年中、22年間は無職ということで、税金を払っていないが

当然、その間、仕事をしており、家賃もきちんと支払っている。


マスコミは、闇の組織の存在をちらつかせ、事件を面白くしたいようだが
私からすると、彼が出頭した事によって、組織犯罪の可能性は完全に消えた。


私が裏組織の人間であったら、口封じに彼を殺すことはあっても
出頭させることは絶対に無い。


何故なら、死刑確実の彼が、組織を庇って、その関与を否定するとは思えないし

何より、出頭させるメリットが全く無いからだ。


抗争中のヤクザ組織であれば、幹部に追求の手が伸びるのを
防ぐために、若い衆を出頭させることもあるが、それとは全然違う。


彼が出頭するまで、マスコミも警察も、犯人が右翼なのか、左翼なのか、あるいは暴力団か

クビになった元社保庁職員か、通り魔なのか全く判らなかったはずだ。


彼を出頭させても、接点のある自分達が、やばくなるだけだ。



そして、コメンテーターやアナウンサー、大臣が言った


「犬のために人間を殺す訳が無い」


という台詞が私の気に障った。


動物の命を、かなり軽んじているように聞こえたからだ。


何も、偽善者や宗教家のように、生きとし生けるものの
命の重さは皆、同じだなどと言うつもりは全く無い。


ただ、犬は人間より下だという姿勢が、小泉の父親や、庶民は我々より下だ

という官僚の姿勢とダブった。


そして、実際に犬を飼っている者は、犬の命より人間の命が上だとは思っていない。


私は友人の死より、愛犬の死のほうが辛く悲しいし、ましてや、見ず知らずの

天下り官僚1000人の命より、愛犬ポリンキーの命の方が遥かに重い。


それは、別に私に限ったことでは無く、皆そうだと思う。


官僚の命を救うために、自分の飼い犬の命を差し出す者が居るとは思えない……


小泉も生活が成り立っていれば、こんな事件を起こさなかったはずだ。


仕事を失い、再就職先も見つからなかったのだろう。


希望を失い、死を考えた時に、この世でやり残した事は無いか
と考えたはずだ。


そして、動物の殺処分廃止のアピールと、父親への復讐によって
死に花を咲かすことを思いついた。


そう、考えると彼の目的は出頭であって、殺人は出頭の理由ということだ。

アピールするにはターゲットは保健所職員よりも、元事務次官の方が

遥かにインパクトがあり、理にかなっている。


彼は数年前まで、捨てられたペットの世話をするボランティアをしていたという。


自分の命を賭して、動物の命を救おうとする小泉と、自殺者が出ることを

予期しながら、自分達の贅沢な生活を守ろうとする官僚のどちらが、人として

上かの答えは私の中で出ている……


小泉家の失敗は無駄吠えする犬を保健所に引き渡したことだ。


それさえ無ければ、彼は年間50万頭のペットが、殺処分されていることに気付かず

ボランティアに参加して、怒りを増幅させることも無かっただろう。


そして、父親に対する不信感も無かったから、失業と同時に実家の
アイスクリーム屋を継いでいたのではと思う。


せつなくなってきた……



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