こんにちは。
今日は少し冷える一日です。
気温が寒い割には花粉の量が多いので本当に割に合わない気候の一日です。
また今秋から来週前半ぐらいまでは天候が崩れるようですが、天候が悪いならばせめて花粉の飛散は無くしてほしいと思う今日この頃でした。
さて、今朝はニュースを見ていて非常に腹立たしい思いをしました。
某高校の野球部の監督である指導者が辞任したという報道でした。
当該高校の野球部では監督の辞任が2人連続して起こり、前任の監督の不祥事で今回の監督が新たに就任し、そしてその監督も不祥事で辞任する・・・。
生徒さんの気持ちを考えれば非常に腹立たしく感じました。
今回辞任した監督の不祥事の内容は公表されませんでしたが、前任の監督の不祥事の内容には本当に怒りがこみ上げてきたものです。
中でも腹立たしかったのは、新型コロナに感染したことのある生徒さんを「〇〇キン(菌)」と名前の後にキン(菌)を付けて呼んでいたということ。
これは呼ばれた生徒さん側からの気持ちとすればどれだけ傷が付いたことだろう、どれだけ悲しい思いをされただろう・・・。
そう考えると非常に怒りがこみ上げてきます。
生徒さんにしても望んでコロナに感染したわけでもなければ、コロナに感染して肉体的に非常に苦しい思いをされ、さらに学校に復帰してからは精神的に苦しい思いをされた。
発言した側の人間は被害を受けた人の気持ちを考えたことがあるのかと非常に怒りを感じました。
少なくとも教育者として、そして指導者としても行う言動ではないことは事実です。
人と接するにおいても、お相手様の傷病歴で偏見を持つことや差別することは絶対にあってはならないことです。
ご本人も望んで病気などで苦しんでいたわけでもないのに名前にキン(菌)を付けられた時の気持ち、指導者は考えたことがありますか?
生徒さんのお気持ちを考えれば当該指導者の辞任だけで済まされる問題ではありません。
被害を受けた生徒さんの中には一生心の傷としてひきずってしまい、今後の人生の影響する可能性だって十分にあります。
指導者の立場にある人はもう一度ご自身の言動をきちんと考えていただきたいものです。
また、最近は部活動の指導者の体罰等の報道を見ていると「教育」と「体罰」の区別がつかない指導者が非常に多いと思わざるを得ません。
指導者として時には心を鬼にしなくてはいけない時もありますし、厳しいことも言わなくてはいけないこともあります。
だからと言って相手の心や人権を傷付けてもいいというわけではありません。
指導者ならば、厳しく指導せざるを得ない時は、叱った後に何がいけないのかをしっかりと伝え、改善のためにどのようにすればいいのかを一緒に考え、そして改善に向かって一緒に行動する。
それが指導であると私は考えております。
私は中学生の頃は卓球部に所属しておりましたが、顧問の先生には部活動に限らず、普段の生活態度においても本当によく𠮟られたものです。
それでも顧問は一度たりとも私に暴言や体罰を加えたことはありませんでした。
顧問は私を叱ったあとは何がいけないのかを一緒に考え、改善に向かってどうすれば良いか一緒に考えて動いて下さり、「さあ!行ってこい!」とばかりに背中を叩いて励まして下さる先生でした。
私は中学の頃は最期の最期まで特に顧問の先生には迷惑をかけましたが、今では本当に感謝しておりますし、私が社会に出て人を指導する立場になってからは先生のお気持ちやお考えが痛いほど分かりました。
一方で私が小学生の頃に通っていた塾でのこと・・・。
私は社会科以外の成績は本当に最悪なもので、塾での小テストの度に講師に私のバツだらけの最悪の点数の答案を教室内で生徒全員の前で晒されたことが何度もあります。
もしかしたら講師からすれば「悔しいという気持ちを持って、もっと勉強に励んでほしい」という気持ちがあったかもしれませんが、当時自分の勉強法が見つからなかった私からすれば本当に恥ずかしかったですし、大人になった今でも一緒に勉強法を考えてほしかったと思っています。
これは部活動に限らず、学業や我々社会人の教育にも言えることだと思います。
教育を受ける側の人間を傷つけたり潰してからでは遅い!改善に向かって一緒に考えて行動するのが指導する側の人間の義務でありと私は考えております。
こういった昔のことも思い出しながらニュースを見ておりました。
皆様はどう思われますか?
悲しいニュースが無くなる時代が来てほしいと本当に思います。
最期までお読みいただき誠にありがとうございました。
気温の高低差が激しいので体調には十分注意して下さい。