朝に間引いた人参達。葉っぱのもふもふや、小さい人参のフォルムに癒されました。
畑をしたり、へとへとパンを作ったり、毎日の食事作りをしていて思うことがありました。
特にパンは、自分では作れない、買うものだと思い込んでいました。
もともと、料理は苦手意識が強いし、仕事メインの生活だから、そこには時間もエネルギーもかけられないもの、と。
乳がんの再発治療をする中で、食事に向き合う時間が増え、経済的にも手作りせざるを得ない環境に至りました。
食事作りをしていると、うまくいかなくて、次はこうしよう、あれを試してみよう、と考える時間が増えて。
必然的に他の事は気にかけられなくなります。
考えても変わらない事を考える時間が少なくなっているのが、精神衛生に良いようです。
ごはんが、上手く作れると、また作りたくなったり、さらに美味しくできるようにしたくなったり。
子ども達が美味しいと、喜ぶ顔を見るのが、一番好きなんだなと気づいたり。
食べるからには、できるだけ安心、安全なものを使って、子ども達の心身が健康でいられるような、基盤づくりの一助でありたい。
たまにはジャンクフードやレトルトだって食べても跳ね除けられるぐらい。
ゆるく続けられる食事を目指しているところです。
安心できる食事は、探せば手軽なものもあって。自分には到底できないと思い込んでいたことができて、自己感も上がりぎみで、一石二鳥。
そんな事をしていて、振り返ってみると、これで良いと思っていた仕事中心の食生活は、確かに便利、美味しくて、紛れもなく今までの私を助けていてくれる面はあった。
でも手放してみれば、そのせいかつやしょくじは、音もなく自分の心身に負荷を与えていた面もあるかもしれない。
農薬や添加物かもしれない、グルテンや何かの成分が影響したかもしれない。はたまた、買って消費するばかりの作業が、知らず知らずに自己感が消耗するものだったかもしれません。特定できる原因はないです。
今生きているこの時代は、なんでも買えるありがたい世の中です。しかしそれに伴う色んな歪みを、私の心身は敏感に反応して、病となって警告を発しているのでは。
食生活を変えてみて、効果はあるかもしれないし、ないかもしれない。
でも、確実に言えるのは、私にとっては、今までとは違う楽しみが増え、ささやかな幸せを感じられる時間ができている。
それがこれからの私を支えていくものになるかもしれないと思います。
後は、考えなければいけないのは、仕事でも、食事でも、おもしろい、楽しいと思ったら熱中しすぎること、固執してしまうこと。
テキトーに流して、ふわふわする事も時には、長く生きるには必要なスキルではないかと思います。
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